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2009年9月24日 (木)

[ド] MAD MEN

 "MAD MEN"と言うのは、1950年代後半、マディソン通りの広告マンが自分たちををさす言葉として使った造語らしい。去年のエミー賞でも話題になっていて、気になっていたドラマだ。なかなか放送してくれないなと思っていたら、なんとフジテレビの深夜枠で放送していた。慌てて調べてみたら、こちらテレビ静岡でも、先日から始まっていたらしい。こんな人気ドラマを、ロクに宣伝もせずに、こっそり始めるから地上波民放は困る。#1を見ない訳にはいかないので、慌ててレンタルDVDを借りて#3まで見た。ソプラノズのクリエーターということで、なかなか渋いデキだ。 

’60年代のNY。広告会社のクリエイティブ・ディレクターのドン・ドレイパーは、誰からも一目置かれる敏腕広告マン。愛する妻と、二人の子供に恵まれ、公私ともに順風満帆… だが、彼には愛人がいた…

 ドンを中心に、彼の座を狙う若手広告マン、ピートや、彼の秘書ペギー、妻ベティと愛人ミッジ、上司や部下、クライアントなどの人間関係が交錯する。

 ドンはかなり謎めいた男だ。自分の過去はほとんど語らない。ただ話すのが嫌いなのかと思ったが、彼をリチャードと呼ぶ男あり。過去に何か秘密がありそうだ。妻を気遣い、深く愛しているようではあるが、一方で愛人ミッジにプロポーズ(おそらく冗談なのだろうが)してみたり。繊細で頼りなげな妻ベティは、おそらく守ってやらなくてはならない存在なのに対して、自立したタフな女性であるミッジは、甘えられる相手なのだろう。とにかく女性に節操のない男のようだが、秘書からのアタックはさりげなく拒む。ドン役は、ジョン・ハム。今まであまり馴染みがなかったが、ドラマなどを中心に活躍。ミステリアスでクールなドンを好演している。

 ベティは、どうやら精神を病んでいるようだ。一見幸せな家庭のようだが、不在がちなドンに、不安を持っている様子。浮気にも感づいているのか。セラピストのお世話になるあたり、ソプラノズを思わせる。

 秘書のペギーは、野暮ったい純真無垢な女性に見えるが、実はなかなかしたたかだ。仕事が決まると、ちゃっかり避妊ピルを処方してもらったりする。準備万端ってか。仕事は順調にこなすが、ドンにちょっと迫ってみたりして失敗。なぜか結婚直前のピートと関係を持ってしまう。ペギー役は、ホワイトハウスのバートレット大統領の娘ゾーイでお馴染み、エリザベス・モス。ちょっと太ったね。

 その他、ドンの上司役でジョン・スラッテリー(デス妻のヴィクター・ラング)。

 60年代ということで、携帯もないし、テレビもまだそれほど普及していない。人々はあちこちでタバコを吸いまくり、仕事中でも酒を飲む。職場でも男達は下品な話に花を咲かせ、女性を物のように扱い、やりたい放題に見える。それに対して立場の弱い秘書の女性たちは、団結することで対抗しているのか。

 一話一話、少しずつ張られていく伏線。これからどんな物語に発展するのか、興味津々だ。けれど、なぜフジテレビ? しかもなぜ深夜枠? 日によって時間が変わるし、野球などによって時間がズレるのも困りもの。早くもっとちゃんとした局で放送してほしい。

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