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2010年1月12日 (火)

[ド] ジェリコ2 ~閉ざされた街~ 最終話

 毎週2話ずつ放送していたので、全30話を一気に見終わってしまった。第1話でアメリカの主要各都市に核爆弾が落とされてから、平和だった街ジェリコはパニック。どうなってしまうんだろうと思っていたが、一応の明るい展望で終わった。

 突然のキノコ雲、その後、テレビやラジオの放送が止まり、外部との連絡がいっさい途絶えて孤立してしまったジェリコ。シーズン1では、たまたま帰省していたジェイクや兄のエリック、父である市長ジョンストンらを中心に、街の外へ偵察へ出たり、食料や燃料調達をしたりと、なんとか頑張ってきたジェリコの住人たち。他の街から脱出して流れ着いた人々との衝突や、隣町との戦争、物資を狙う強盗団に対抗したり、横暴な傭兵部隊レイブンウッドから街を守ったりと、様々な苦難を乗り越えてきた。
 シーズン2では、隣町との戦争は一件落着したものの、ジョンストン市長が亡くなり、新政府による軍隊が街を統治することに。だがこの新政府、実はJ&Rと言う企業が牛耳っている怪しげな政府であり、このJ&Rこそが、アメリカを核攻撃した黒幕だとわかる。この新政府に、アメリカ全土が乗っ取られてしまうと大変なことになると気づいたジェイクたちは、歴史を変えるために戦う。

 核攻撃後の世界と言うことで、無法地帯から始まると言う点では、CGアニメのアフターワールドと非常に似ているものがある。ただアフターワールドが、主人公が自宅へ戻る旅をしながら見た世界であったのに対し、こちらはジェリコという一つの街から見ていると言う点で、自分の土地は自分で守ると言う、アメリカ人的発想、アメリカ人が好む内容と言えよう。ジェリコという小さな街が一丸となって街を守る。それは、食料の足りない隣町から見れば、自分たちだけいい思いをしていてずるいと言う妬みにもつながってしまう。

 アメリカを核攻撃したのが、アメリカの1企業であると言うのも、ありそうな話だ。強大な力を持った1企業が国家転覆を企み、実行。非常時のどさくさに紛れて自分たちの政府を立ち上げ、国を乗っ取る。それでも、どんな困難があっても、必ず立ち向かう人がいて、自らの犠牲をもいとわずに戦う。そして歴史を変える。まさに、アメリカ人の好きなストーリー展開。ジェリコに熱狂的ファンがいる理由だろう。確かに、混沌とした状態のまま打ち切りにされては、納得がいかない。

 ジェイクや、ホーキンズの働きで、J&Rのしたことを暴くことができた。南部では一件落着したが、これから第2の南北戦争だと言っていたので、北部にはまだ他の新政府が存在するのだろう。アメリカ統一にはまだまだ時間がかかりそうだし、アメリカ全土の平和はまだ先になりそうだ。ジェリコにも、シーズン3を作る余地はある。再開もあり得るのかもしれない。

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