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2010年1月 2日 (土)

[映] AVATAR

 噂のアバターを見てきた。シネプレーゴでは3D上映をしていない。他の映画館へ行くことも考えたが、正月早々面倒なので、とりあえず近場で見ることにした。なるほど映像はすばらしく、3Dで見なかったことを少々後悔。あとで知ったのだが、3Dメガネをかけると映像が少々暗くなり、鮮やかさが減ってしまうとのこと。なら良かったのか。

 元海兵隊員のジェイクは、下半身不随で退役。だが、双子の兄弟が突然亡くなり、彼が関わっていた研究に参加することに。それは、パンドラという星の住人ナヴィと、人間のDNAから造られた体を操作し、ナヴィへ潜入すること。パンドラには貴重な鉱物が大量に眠っており、それを手に入れたい人間にはナヴィの存在が邪魔。彼らとの交渉をうまく進めるために重要な役割だ。さっそく装置を使って、博士らと共にアバターを操作して森へ入ったジェイクは、住人にとけ込む。彼らと共に生活するうちに、彼らに共感し、人間のしていることに疑問を持ち始める…

 ジェイク役はターミネーター4でマーカス・ライトを演じたサム・ワーシントン。ネイティリ役は、最新の映画版スタートレックでウーフラを演じたゾーイ・サルダナ。博士役にシガニー・ウィーバー。そしてパンドラを攻撃する大佐役に、パブリック・エネミーでいぶし銀の演技を見せたスティーブン・ラング。彼の部下ながら、ジェイクに賛同したトゥルーディ役に、LOSTのアナ・ルシアこと、ミシェル・ロドリゲス。この企業の幹部(?)パーカー・セルフリッジ役に、マイ・ネーム・イズ・アールのラルフでお馴染みジョバンニ・リビシ。ネイティリの母役でCCHパウンダー。

 双子の兄弟でDNAが同じだからと言う理由で利用されると言うのは、先日のイーグル・アイと同じ発想。潜入というところはちょっとトータル・リコールを思わせる。人間が自分勝手な理由でパンドラ先住民を追い払おうとするあたり、アメリカ入植者たちがネイティブ・アメリカンにしたことのようであり、そういう意味では西部劇のようでもある。人間とナヴィとの戦いは、ベトナム戦争のようにも見える。

 アバターを使って、相手と同じ容姿になって潜入すると言う発想はかなり奇抜。下半身不随のジェイクが、その体を手に入れ、自由に動き回れるのだから、パンドラの世界を気に入らないワケがない。そして、そこで恋人と結ばれ、住人達にも認められ、一人前のナヴィになったジェイクが、その世界を破壊することに手を貸すはずもない。つまり、この物語が始まった段階で、ストーリーの方向ははっきり見えてしまう。

 それでもとにかくすばらしい。なんと言ってもパンドラの壮大な自然を描いた映像は美しいし、ナヴィたちや、他の動物たちも、妙にリアルだ。どうやって撮影したのかと思う。戦闘シーンは迫力あるし、CGの世界と人間が実にリアルに映像化され、今までのCG映画のような嘘くささがない。3Dでも見てみたかったなと思う。

 とはいえ、ストーリー的にはちょっとした疑問も残る。パンドラで鉱物を手に入れようとしているのは民間の組織らしいのだが、彼らが勝手に他の星の生命体にこんなことをしていいのかと言う点。今まで地球で、たとえば欧米がアフリカや中東から散々搾取して利用してきたことが、現代でこれだけ問題になっている。今より未来だと思われる世界で、こんなことが許されるのか。地球の(アメリカか?)政府はどう思っているのか。黙認しているのか。それほど貴重な鉱物なのか。地球の政府がそれを指示しているのだとすれば、やられて黙っているわけがなく、これはハッピーエンドではなく、パンドラはかなりヤバイ状況である。

 だが、まぁいいのか、ここは素晴らしい映像を堪能しよう。是非映画館で見ることをおすすめする。わかっているけど、疑問もあるけど、感動してしまう。

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