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2010年1月11日 (月)

[映] コッポラの胡蝶の夢

 幻想文学の鬼才ミルチャ・エリアーデ原作の「Youth without youth(若さなき若さ)」を、コッポラ監督が映像化。主人公ドミニク役にティム・ロス。

 1938年のルーマニア。言語学者ドミニクは、研究に身を捧げるあまり、最愛の恋人ラウラと別れることになってしまったが、年老いた今も尚、研究は未完のまま。孤独な人生に絶望し、自殺を考えていたある日、雷に打たれて瀕死の重傷を負う。だが、奇跡的に助かった彼は、驚異的なスピードで回復したばかりか、次第に若返っていく… 人生を取り戻した彼は、ナチスから追われ身を隠す。そして不思議な女性ヴェロニカとの出会いで、研究は一気に進み、後一歩で完成にまでこぎ着けるが…

 老人が若返っていくと言うところで、ベンジャミン・バトンを思い出すが、こちらの方が先である。絶望の淵にいた人間が、突然の奇跡で人生を取り戻すと言う前半は、なかなか興味深いし、映像もミステリアスで面白い。今までの知識を持ったまま、再び若い体を取り戻すと言うのは、みんな一度は夢見ることかもしれない。

 一度目は、研究を優先させて恋人を失う。そして二度目は、恋人のことを大切に思う余り、研究を完成させることを諦める。年老いて、初めて何が一番大切かがわかったと言うことなのか。ヴェロニカと、ラウラ役は、アレクサンドラ・マリア・ララ。彼女は、スタンチュレスク教授役のブルーノ・ガンツと、「ヒトラー ~最期の12日間~」でも共演している。

 前半はなかなか面白かったのだが、全体的に意味不明な部分も多い。特に最後はよくわからなかった。きっちりと筋の通ったストーリーということではなく、まさに幻想文学。これを見てどう感じるかと言うことなのだろう。意味を理解しようとして何度も巻き戻したりしながら見たので、126分の作品を見るのに何ヶ月もかかってしまった(^o^;。少々難解な作品である。

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