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2010年3月27日 (土)

[映] レボリューショナリー・ロード/燃えつきるまで

 レオとケイトの再共演だし、タイトルもタイトルだし、熱烈な恋愛物かと興味津々だったのだが、想像していた作品とは全く違った。

 1950年代のアメリカ。レボリューショナリー・ロードと呼ばれる新興住宅地に住むフランクとエイプリルは、かわいい子供達にも恵まれ、何不自由ない生活のように見えた。だが、かつて女優を志していたエイプリルは、地元の劇団に出演するが、出来映えは良くなく、落ち込む。フランクも、仕事に生き甲斐を見いだせない毎日。そんなある日、家族でフランスで暮らすことを思いつくエイプリル。はじめは乗り気だったフランクだったが…

 若い頃は、なんでもできそうな気がして大きな夢を持っていた彼ら。だが、家庭を持って落ち着いてしまい、退屈な毎日を過ごすようになる。次第に絶えられなくなる。そうだ、新天地で暮らそうと、新たな夢を見ると言うお話だ。気持ちはわかる。

 だが、エイプリルの夢は、あまりにも夢物語。フランスへ行けば、全てがうまくいくような夢を見ているが、だいたい彼女がフランスで高級の仕事にありつける保障はない。彼女の考えに一度は乗ったフランクも、自分の昇進話が出て、仕事に面白みが出てきたことで、気持ちがブレる。当然の反応である。

 レオとケイトの演技は素晴らしい。だが、どうもこのエイプリルという女性の考えが甘い気がして、感情移入できなかった。家庭に入ってしまって、自分の存在意義を見失っているのはわかる。気持ちもよくわかる。新天地行きを目前にして、妊娠がわかったときの気持ちも想像できる。だが、彼女の行動はどうしても理解できない。現状を受け入れ、最善を尽くす方法が、なぜとれなかったのか。「燃えつきて」というタイトルに、ちょっと違和感があるのは、彼女がまだ何も成し遂げていないから。何もかも中途半端で、新しい物に飛びつこうとしているとしか思えない。もっと地に足を着けて、せめて本当に燃え上がってから燃えつきて欲しかった。

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