[映] シャーロック・ホームズ
ハート・ロッカー惨敗で、どうにもこうにも悔しかったので、急遽シャーロック・ホームズを見に行くことにした。シネ・プレーゴである。子どもの頃原作を全部読んだ者としては、84年のイギリスのドラマ版ホームズが、一番原作に近いと思っている。ジェレミー・ブレット氏のホームズこそがホームズであり、ファンのイメージ通りだ。なので、ロバート・ダウニー・Jrのホームズも、ジュード・ロウのワトソンも(2人とも大好きな俳優だが)、あり得ないと思っていたし、見るつもりは全く無かった。が、意外と評判が良いようだし、ハート・ロッカーの件もあり、半ばヤケっぱちである。
19世紀末のロンドン。若い女性が次々と殺される事件が起こり、私立探偵シャーロック・ホームズと助手のワトソンが、犯人を突き止める。相手は黒魔術を操るとされるブラックウッド郷。女性が殺される直前に踏み込んだ2人は、見事ブラックウッド卿を取り押さえる。
ブラックウッド卿は死刑が確定。刑が執行され、ワトソンは死亡を確認。だが、埋葬されたはずのブラックウッド卿が、墓から蘇ったとわかり…
結果から言うと、非常に楽しめた。観察と推理力で謎を解き、犯人を突き止めると言う点、ホームズが拳闘やバイオリンをたしなむと言う辺りは原作に忠実。だが、映画版ホームズはアクション満載でスピード感があり、なんと言ってもロバート・ダウニー・Jrが魅力的である。拳で戦うシーンが何度も出てくるのだが、交える直前、どこをどう攻めれば一番効果的かを科学的に分析し、頭の中でシミュレーションするシーンが面白い。その通りに攻撃するのだが、計算通り、バッチリ決まるのだ。
ホームズの汚い部屋も、上の子の部屋を見ているようで、笑えた。人間、何かしら欠点があるものだ。彼にはまさにワトソンが必要。ホームズのお守りもしつつ、相棒として絶妙のコンビネーションを見せる。
今のような科学技術の無かった時代。謎の殺人事件が次々と起こり、黒魔術だと恐れられるが、ホームズは冷静に観察し、推理する。謎解きもしてくれる。そしてブラックウッド卿の手口を暴くのだが、背後にもっと大きな敵がいることがわかる。宿敵モリアーティ教授である。もうこの展開から行って、続編決定という感じだ。
2人の他に、ホームズを悩ませる美女役でレイチェル・マクアダムス。
イメージと全く違う部分と、イメージ通りの部分。どちらも楽しめるのだが、このホームズもいいなと思わせてくれる。なんと言っても、スピーディな展開は飽きさせない。
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