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2010年4月 4日 (日)

[映] 電話で抱きしめて

 メグ・ライアン、ダイアン・キートン、リサ・クドロー、ウォルター・マッソー、それにアダム・アーキンまで出演という、そうそうたるメンバーにもかかわらず、ちょっと残念な作品である。

 キャリア・ウーマンの長女ジョージア、仕事と家庭を両立させている次女イヴ、自由奔放に生きている自称女優のマディの三姉妹。ある日、年老いた父が検査入院することになったのだが、いつも面倒をみる役回りを押しつけられてしまうイヴ。父も含めて、電話で頻繁に連絡し合う4人だったが、文句を言うだけで全く手を貸そうとしない姉と妹、気まぐれに電話で呼びつける父に悩まされ、ついに我慢の限界が…

 うーーん、題材は今の時代、とても問題になっている老人介護のことであり、いいと思うのだが、どうもイマヒトツ面白みに欠ける。それぞれのキャラクターはしっかり描けているし前半はなかなか良いのだが、なんだかドタバタしている間に終わってしまう。盛り上がりもなければ、感動的な結末もない。何かを期待して見ていたのだが、何もないまま終わってしまった。

 ジョージア役がダイアン・キートン。監督もこなしている。仕事一筋であり、父親のことは妹に任せっきりだ。イヴ役にメグ・ライアン。彼女がこの物語の主人公だろう。姉妹や父からの電話攻撃、さらに家庭と仕事に振り回され、心休まる時がなく、情緒不安定になっている。でも、彼女の電話の内容を聞いていると、なんで今その話をしなくちゃならないのかわからないものも多い。滅多に電話しない私から見れば、電話依存症に思える。そしてマディ役がリサ・クドロー。好き勝手に生きている末っ子。気が向けば手伝うが、他にやりたいことがあるときは、ちゃっかり任せて知らんぷりできる人物である。父役にウォールター・マッソー。昔ながらの頑固オヤジだ。イヴの旦那役にアダム・アーキン。唯一好感の持てる人物だろうか。

 つまりは、いろいろ気にかけてしまうイヴは、人に任せきりにすることができないと言う性格であるが故に、面倒を全て背負い込んでいるようにも見える。運転しながらあれこれ同時進行でやろうとして、結局どれも中途半端。しかも注意散漫で事故多発。

 身近に起こりうる問題である。もうちょっと前向きに、問題を克服して、最後は3人で協力して父を看取ったくらいの展開にしてほしかった。

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