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2010年4月21日 (水)

[映] マンデラの名もなき看守

 これを見てから、インビクタスを見に行こうと思っていたのだが、結局なかなか見る時間がとれず、そのうちインビクタスも上映が終わってしまい… だいぶ遅くなってしまったが、とりあえずこちらだけでもと、見てみた。南アフリカで初の黒人大統領となったネルソン・マンデラが、政治犯として投獄されていた27年間を描いた作品である。

 1968年、南アフリカのロベン島刑務所。看守として赴任してきたジェームズ・グレゴリーは、黒人達の言葉、コーサ語ができることから、マンデラの担当に抜擢される。彼をテロリストと信じていたジェームズは、マンデラをスパイし、家族との面会の際に知った情報を上層部に伝えていた。だが、マンデラの話を聞くうちに、彼の主張していることに共感するようになり…

 実話を元にしたストーリーということで、地味ではあるが感動的な物語になっている。南アの白人として、特権階級であったグレゴリー一家。夫の昇進をなによりも喜ぶ妻。それが、マンデラに共感することで、次第に立場が悪くなってしまう。そのことで、最初は夫を責めていた妻だったが、彼女もマンデラの人柄に好感を持つようになる。

 ジェームズとマンデラの交流が素晴らしい。そしてジェームズの心の底には、子どもの頃一緒に遊び、いつも支えとなっていた黒人の友バファナの存在がある。原題は"Goodbye Bafana"である。

 ジェームズ役にジョゼフ・ファインズ。マンデラ役にデニス・ヘイスバート。ジェームズの妻役にダイアン・クルーガー。

 自分の密告のせいでマンデラの息子が死んだことを、ずっと気に病んでいたジェームズが、自分の息子の事故死を機にマンデラにうち明けるシーンが印象的だ。理不尽な扱いを長年受け、もっと怒りをぶつけても良いはずなのに、彼の言葉を受け止め、ジェームズを慰めるマンデラには感動。やっぱりこれを見てから、インビクタスを見に行きたかった。

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