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2010年4月 6日 (火)

[ド] アンフォーギブン 記憶の扉

 イギリスのドラマ。若い頃に重罪を犯してしまった女性の物語だ。3話で構成されており、なかなか見応えのあるドラマ。

 17歳の時に、警官2人を射殺した罪で終身刑となったルース・スレイター。模範囚であったため、15年後に仮釈放となる。仕事を始め、普通の暮らしを始める彼女は、事件当時6歳で、その後連絡がとれない妹の行方を探す。
 新居に住んで数ヶ月のイングラム一家。だが、家の中で奇妙な出来事が続き、ポルターガイストではないかと考え始める妻イジー。家の過去を調べ始める。
 大学生の長女ルーシーが事故にあったと聞かされるベルコム一家。どうやら自殺未遂とわかり…
 幼い子供を持つウィーラン夫妻。だが、夫が出勤したあと、夫の兄と浮気をする妻…

 釈放されたルースを軸に、3つの家族が同時進行で描かれる。一見何の関連もない彼らは、ある一つの事件でつながっていた。15年前ルースが警官を射殺した事件。姉ルースが終身刑となったため、幼い妹はベルコム一家の養女に。また、殺された警官の息子であるスティーヴ・ウィーランは、父を殺した犯人をずっと憎み続け、いつか復讐をと考えている。そして、惨劇のあった家を購入し、何も知らずに住んでいたイングラム一家。

 ルースはすっかり更正している。マジメに仕事をして、新しい人生を歩もうとしている。だが、遺族の恨みは消えない。どんなに更正したと言われても、亡くなった父親は戻ってこないのだ。そしてスティーヴの復讐計画が進行する。

 ベルコム一家の心境も複雑に違いない。いくら実の姉であっても、凶悪犯である。何も覚えていない上に、我が子として幸せに暮らしているのに、今更会わせたくない気持ちはよくわかる。そして、唯一の家族である愛する妹に、一目会いたいと言うルースの気持ちも痛いほどよくわかる。

 それぞれの立場、それぞれの気持ちが実に良く描かれていて、素晴らしいのだが、事件についての真相がわかる#3が特にいい。ルースの苦悩と愛情。そして彼女の人柄を知って手を貸すイングラム夫妻。

 マイケル・ベルコム役で、キャピタル・シティのデクランこと、ダグラス・ホッジ。娘を思う良き父役である。

 1話だいたい50分、全部で2時間半ほど。長いと思って、録画したまま見るのを後回しにしていたが、見始めたら一気に最後まで見てしまった。見応え十分、骨太の作品だ。

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