« [映] 扉をたたく人 | トップページ | [ド] アンフォーギブン 記憶の扉 »

2010年4月 6日 (火)

[映] 戦場からの脱出

 クリスチャン・ベール主演で、実話を元にした物語らしい。クリスチャン・ベールがずいぶんと若く見えたので、古い作品なのかと思ったら、2006年で意外と新しかった。

 1965年ベトナム。空軍パイロットのディーターは、極秘の空爆指令を受けて飛び立つが、撃墜されてしまう。捕虜となった彼は、ベトナム奥地の捕虜収容所へ連行される。そこでの劣悪な環境に耐えつつ、脱出の機会を狙うが…

 ディーター・デングラーという実在の人物の手記を元に制作された作品らしい。それだけに、ベトナムでの悲惨な体験はリアルである。仲間ができたことで、なんとか絶えることができたであろう収容所暮らし。収容所と言っても、手作りの小屋に、夜は手錠と足かせを付けられての就寝。劣悪な環境である。そんな中で、なんとかみんな助け合い、工夫し合って生き延びていたが、ディーターは脱出を計画する。

 だが、脱出してもジャングル。どこへ行けばよいのかもわからず、救出されるまでの日々は収容所よりさらに過酷だ。食料もなく、場所もわからない。こんな酷い状況で、よく生き延びられたと思う。

 ジャングルからの脱出劇は確かに見応えあったのだが、最後の彼の反応がちょっと疑問だ。運良く、米軍のヘリに救出されたディーターは、一躍ヒーローとなる。だがよく考えてみよう、彼は英雄的行為は何もしていない。空爆に参加したがすぐに撃墜されてしまった。確かによく生き延びた。よく頑張った。奇跡の生還を果たした。だが、それはヒーローとはちょっと違うと思う。しかも、一緒に脱出した他の仲間(民間人とは言え、アメリカ人である)のことを気にしている様子もない。数ヶ月苦楽を共にした彼らのことを考えると、無邪気に喜んでいる場合ではないと思うのだが。

 収容所仲間のジーン役で、ジェレミー・デイヴィース(LOSTのファラデー博士)。激やせボディが痛々しかった。同じくドウェイン役でスティーヴ・ザーン。

 脱出劇という意味では、リアルで見応え充分だ。だがストーリー的には少々不満も残る。

|

« [映] 扉をたたく人 | トップページ | [ド] アンフォーギブン 記憶の扉 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/145451/48011865

この記事へのトラックバック一覧です: [映] 戦場からの脱出:

« [映] 扉をたたく人 | トップページ | [ド] アンフォーギブン 記憶の扉 »