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2010年5月27日 (木)

[映] オーストラリア

 ニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマン主演、オーストラリアを舞台に、壮大な物語が繰り広げられる。そして長い。最初に言ってしまうと、ストーリーとしては、とても面白い。だが、ご都合主義というかなんというか、アボリジニの人たちにしてきたことをさらりと描いてしまう辺り、ちょっと納得がいかない面もある。

 第二次世界大戦直前のイギリス。貴族のサラ・アシュレイは、オーストラリアへ行ったまま戻らない夫を連れ戻すため、ダーウィンの街へ。出迎えたのは、無骨な牛追いの男ドローヴァー。だが、彼女が農場に到着すると、夫は何者かに殺されていた。一人残され、途方に暮れるサラだったが、1500頭の牛を売って牧場を立て直す決心をした彼女は、ドローヴァーたちと共に牛を追って港へ向かうが…

 前半のちょっとコミカルな感じ、壮大なオーストラリアの大地で、牛追いをする辺りは、シティ・スリッカーズにちょっと感じが似ている。だが、ストーリーはもっとシリアスなはずで、後半、「風と共に去りぬ」チックにもなるし、お決まりの男女の仲もあり。ハッピーエンド丸見えの展開は、昔の西部劇のようでもある。笑えるシーン、泣けるシーン、感動的なシーン、壮大なシーン、2時間45分の大作だけあって、盛りだくさんだし、そういう意味ではなかなか面白い。

 なんと言っても、アボリジニと白人の混血で、みんなからクリームと呼ばれて蔑まれている少年、ナラが愛らしい。彼の勇気に励まされるし、無邪気に語るナレーションもいい。

 ナラのナレーションではあるが、どう考えても白人の脚本家だろうと言う感じだ。白人への同化政策って何なのいったい。今の過剰な動物愛護は、その反動なのか? そんな過去を、悪びれる様子もなくサラリと娯楽大作に入れてしまう辺り、調子良いなと言う気もする。責めてきた日本兵がアボリジニの男を撃ち殺すシーンまで盛り込んでくれて、嫌味か? 整然と、寒々としたイギリスの風景とは対称的に、雄大で、野性味のある、イキイキとしたオーストラリア。オーストラリアの観光広報としてはバッチリかもしれない。

 去年、映画館に見に行こうかどうしようか悩んでいるうちに終わってしまっていて、見そびれた。まぁ、一年待てばテレビで見られるのだから、行かなくて良かったのかもしれない。なにより、劇場で2時間45分はつらかったかもね。

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