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2010年5月12日 (水)

[映] 幻影師アイゼンハイム

 怪しげなタイトルに、全然期待していなかったのだが、これはなかなか良かった。エドワード・ノートン出演の映画は、思いがけず楽しめる物が多い。

 19世紀末、ハプスブルグ帝国末期のウィーン。アイゼンハイムという名の、不思議な幻影を見せる魔術が人気を集めていた。皇太子レオポルドが、婚約者の公爵令嬢ソフィを伴って観覧にやってきた。だが実は、ソフィはアイゼンハイムの幼なじみ。互いに愛し合いながらも、身分の違いから引き裂かれた相手だった…

 これ、雰囲気は、「奇術師フーディーニ」と似ている。魔術師と美女の組み合わせ。だが、こちらの方が断然面白い。

 まずアイゼンハイムの生い立ちが描かれる。貧しい平民であった彼は、ある日、奇術を見たことで、その世界に目覚める。そして、公爵令嬢のソフィと出逢うのだが、当然の事ながら身分違いで会うことを禁じられる。失意の彼は、家を出て世界を旅した15年後、アイゼンハイムと名を変えて戻ってくるのだ。これだけでなんだか格好いい。

 そしてソフィとの再会。それは、偶然だったのだと思う。もしかしたら、ソフィの方は気づいて近づいたのかもしれない。だが、すっかり大人になった2人は再会することで、恋が燃え上がる。ありがちな話である。だが身分違いは変わっていない上に、皇太子の婚約者である。恋が実るハズはない。さてどうするか。そんな矢先、ソフィが死体で発見される。

 実はかなり早い段階で、オチがすっかり読めてしまい、最後はやっぱりねーと言う感じだったのだが、それでも楽しめた。アイゼンハイム役にエドワード・ノートン。ソフィ役にジェシカ・ビール。彼女の死を捜査する警部役にポール・ジアマッティ。皇太子役にルーファス・シーウェル。

 どちらかというと控え目な感じなのに、いつも毅然としているアイゼンハイムが格好いい。恋愛と、ミステリーが楽しめる作品だ。

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