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2010年5月 9日 (日)

[映] ウォッチメン

 映画館で見そびれたので、とっても楽しみにしていた作品なのだが、どうも話が難解すぎて理解できず。あちこちで解説を読んで、やっと納得した。

 1930年代、アメリカではスーパーヒーローたちがミニッツメンという集団を編成、犯罪者達と戦っていた。その後、引退した彼らに代わり、ウォッチメンと呼ばれる新集団が悪と戦っていたが、77年、キーン条例が可決され、彼らは活動を禁止されてしまった。そして85年。ニクソン政権は、ソ連との冷戦状態が続き、核戦争に突入しかねない状況の中、引退していたウォッチメンのメンバーの一人、コメディアンが暗殺された。彼の暗殺を調べ始める、元仲間のロールシャッハだったが…

 まず、冒頭に状況設定らしき映像がサラッと流れるのだが、それだけではまるで状況がわからない。どうやらベトナム戦争に勝利してしまったらしいこと、その陰には謎の青い人物が関係しているらしいことはわかるのだが、ミニッツメンとウォッチメンの違いもよくわからず、とにかく状況が飲み込めないままストーリーが展開。黒幕とその目的は最後にわかるのだが、どうもモヤモヤ感が残った。

 ネットでいろいろ調べた結果、元のアメコミ原作では、もっとしっかり詳しく説明があるようだ。その辺、読んでしっかり理解してから見た方が楽しめそうだ。

 とりあえずわかったのは、ありがちなヒーロー物とは全く違うと言うこと。活動ができない元ヒーローという意味では、アニメの「Mr.インクレディブル」と似ている。マスクをはがせば普通の人ということなのだが、こちらはもっと人間くさい。確かに悪者退治をしているのだが、図に乗って悪いこともしている輩もいる。彼らの活躍のおかげで、歴史が変わり、アメリカとソ連は依然として冷戦状態。核による脅威が去らず、危機的状況である。ヒーローが何人もいても、さすがにそこまでは阻止できない。そこで考えた秘策とは… と言う結末が見所。

 2代目シルク・スペクター役にマリン・アッカーマン。Dr.マンハッタン役にビリー・クラダップ。ロールシャッハ役にジャッキー・アール・ヘイリー。35歳の白人男性と言われていたが、そりゃちょっとサバ読み過ぎ。コメディアン役にジェフリー・ディーン・モーガン(スーパーナチュラルでもお馴染み、グレイズ・アナトミーのデニー)。二代目ナイト・アウル役に、パトリック・ウィルソン(エンジェルス・イン・アメリカのジョー)。初代シルク・スペクター役にカーラ・グギーノ(スピンシティのアシュレー)。

 R15指定である。かなり残酷なシーンが出てくるし、大人のシーンもあるので、お子さまには向かない。それに、世界史を多少は知っていないと、実際の歴史とどこが違うのかわからず、ますます混乱してしまうだろう。とにかく、状況設定を少しは頭に入れてから見ることをおすすめする。なかなか深い作品なのだが、理解不足でイマヒトツ楽しめなかった。

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