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2010年6月30日 (水)

[映] ウィンブルドン

 2004年の作品ということなので、ちょっと古いのだが、今ちょうどウィンブルドンの真っ最中ということで放送されたのだろうか。ウィンブルドンを舞台にした、ラブコメである。

 かつては世界ランキング11位であったが、今は119位と低迷しているイギリス人テニス選手ピーター・コルト。ワイルドカードでウィンブルドンに出場することになった彼は、これを引退試合にしようと考えていた。ホテルで、偶然知り合ったアメリカ人選手リジー・ブラッドベリーとデートをするうちに恋に発展。諦めかけていた試合だったが、彼女の応援で俄然元気を取り戻した彼は、観客の予想に反して勝ち進み…

 スポーツ選手にとって、体力の衰えは切実なものがあるだろう。ピーターは、年齢からいって、もうピークは過ぎている。世界ランキング11位というのが、自分にとっての最高位と確信しているし、今回の大会を最後に引退しようと決めている。どうせダメだけど、とりあえずチャレンジという感じである。

 そんな彼が、優勝候補のピチピチ女性選手と知り合う。彼女は若く、まだ元気であり、何事にも前向き。彼女と過ごすことで、ピーターは元気をもらう。そして、彼女のために、やる気を出す。ここ一番の踏ん張りがきかなかった彼なのだが、彼女に見られているから頑張らなきゃと言う気持ちになる。そして勝ち進む。

 いろいろな恋愛の形があると思うが、相手に良い刺激を与える恋愛ほど素晴らしいものはない。誰からも見向きもされなかったピーターが、次第にみんなの注目を浴びるようになる過程はなかなか楽しい。

 ピーター役に、ポール・ベタニー。ダヴィンチコードのシラス役の彼だ。そしてリジー役にキルスティン・ダンスト。彼女の父親役にサム・ニール。ピーターの弟役に、ジェイムズ・マカヴォイ。また、解説者として、マッケンローが本人役で出演している。

 まぁ、ラブコメ定番のストーリー展開だし、話はできすぎではあるが、テニスプレイはなかなか楽しめる。

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2010年6月25日 (金)

[映] ディファイアンス

 ユダヤ人として、同胞を守るため戦った実在の3兄弟を描いた作品。感動作だ。

 1941年ポーランド。小さな田舎町に住むビエルスキ3兄弟は、両親をナチスに殺され、ベラルーシの森に身を隠すことに。復讐を誓う3人だったが、同じように森に逃げ込んできた人々と合流。彼らと共に、極限状態の中、共同生活をすることになるが…

 これもユダヤ人迫害の一つの物語だ。なんとか森に逃げ込んだ3人だったが、武器も食料も乏しく、ナチスへの復讐を誓ったのものの、どうしたらよいのかわからず途方に暮れる。そんなとき、同じように逃げ込んできた同胞たちと出逢う。自分たちののことだけでも大変なのに、他人の面倒を見られる状況ではないのだが、彼らは同胞たちを迎え入れ、調達してきた食料を分ける。さらに、ゲットーの人たちまでも救出するのだから、本当によくやったものだと思う。

 とはいえ、長男トゥヴィアと、次男ズシュは意見の食い違いから、別行動もする。仲間を引き連れての共同生活を続けるトゥヴィアに対し、ロシア軍に加わって戦うズシュ。だが、もうだめだと諦めたとき、くじけそうになったとき、互いの励ましでなんとか立ち直る彼らは素晴らしい。結果的に、1200人のユダヤ人たちが生き延びられたと言う。

 トゥヴィア役にダニエル・クレイグ。ズシュ役にリーヴ・シュライバー。アザエル役にジェイミー・ベル。3兄弟の絆が感動的だ。

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2010年6月23日 (水)

[映] ある公爵夫人の生涯

 ダイアナ妃の祖先にあたる実在の女性のお話ということで、興味深く見た。なんとも悲しい運命というか、ダイアナ妃と通じるものがあるなと妙に納得。

 18世紀後半のイギリス。貴族の娘ジョージアナは、最も裕福な貴族の1人、デヴォンシャー 公爵のもとへ嫁ぐことが決まる。若干17歳。だが、年の離れた夫が彼女に望んだのは、立派な男子の後継者を生むことだけ。美しく知性あふれるジョージアナは、社交界の華として人々の注目を集める一方、妻としては孤独だった。ある日、同じような境遇の女性、エリザベス・フォスターと知り合い、親しくなるのだったが…

 彼女のような聡明な女性にとって、このような扱いは屈辱でしかないと思う。夫は彼女を小作りの道具としか考えておらず、一人の人間としては扱ってはもらえない。権力があるので、離婚もできない。本当の愛を知るには若すぎる結婚だったのだ。結婚を知ったときの嬉しそうな表情と、現実を知ったときの表情の差は、かつてのダイアナ妃の変貌を見るようである。

 それでも彼女はそんな境遇での生活に、耐える。それも、本当に愛する人を守るため。

 ジョージアナ役にキーラ・ナイトレイ。夫デヴォンシャー公爵役にレイフ・ファインズ。なんだか老けてさえないおっさんの風貌だったが、これは役作りか? また、ジョージアナにとって重要な存在であるベス役に、ヘイリー・アトウェル(プリズナーNo.6のルーシー)。ジョージアナの母役にシャーロット・ランプリング。

 貴族の奥様も大変なのねと言うのが正直な感想。特にこの時代、女性は何事も制限されていたのだろう。そんな中で、自分の気持ちを押し殺して、妻としてのつとめを果たしたジョージアナ。庶民で良かったとつくづく思った。

 

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2010年6月21日 (月)

[映] マックス・ペイン

 人気ゲームの映画版とのこと。アクションは見応えある。雰囲気もなかなかいい。だが、ストーリーは少々物足りないかな。

 NY市警の刑事、マックス・ペイン。彼は、自宅に押し入った強盗に妻子を惨殺されて以来、一人逃げた犯人を追い続けていた。ある日、パーティで誘惑してきた美女が、翌日バラバラしたいで発見される。さらに、その事件と、マックスの妻の事件の関連性に気づいた元相棒も、惨殺されてしまう。自ら疑いをかけられながらも、捜査を続けるマックスだったが…

 ストーリーはかなり薄い。真犯人も、最初からミエミエである。でも、アクションはすごい。PG12である。人はバンバン殺されるし、元相棒は惨殺されるし、迫力は充分だ。

 マックス役にマーク・ウォールバーグ。殺された美女の姉役に、70’sショーのジャッキーこと、モナ・クニス。元々綺麗だとは思っていたが、目を見張るような美女になっていてビックリ。マックスの父の元相棒BB役にボー・ブリッジス。製薬会社の社員役でクリス・オドネル。マックスの元相棒役で、「life」のティドウェルこと、ドナル・ローグ。ルピーノ役に、プリズン・ブレイクのスクレこと、アマウリー・ノラスコ。製薬会社のCEO?役にケイト・バートン。

 エンドロールの後に、まだ重要な(?)シーンがあるので、最後まで見てね。

 

 

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[映] アウトランダー

 先日民放で放送していた「デジャヴ」の犯人役、そしてリメイク版「プリズナーNo.6」の6でお馴染み、ジェイムズ・カヴィーゼル主演。DVD発売前の放送とのこと。アクションはなかなか見応えがある。

 8世紀初頭、宇宙から地球のノルウェーに不時着した宇宙人ケイナン。地球の言語をインプットし、辺りをさまよっていると、何者かに襲われた村を発見。だがすぐに、バイキングの村の戦士に捕らえられてしまう。彼は、自分が連れてきてしまった怪物が人々を襲うことを説明し、王を説得して怪物退治に同行することになるが…

 バイキングの時代、宇宙からやってきた男が、バイキングたちと共に怪物と戦うと言う、なんとも壮大な物語である。光る怪物もかなり手強い。最初は捕虜として捕らえられていたケイナンが、村人達の信頼を得て、一緒に戦うシーンは見応え十分だ。

 ケイナンがやってきた背景も興味深い。彼らも、バイキング同様、他の星を侵略していたらしい。彼らのしていた行動が原因で、妻子を亡くしてしまう。人類がしている環境破壊に対する警告のようにも思える。

 Bムービーなのだろうが、王の役でジョン・ハートが出演。ストーリーもアクションも、なかなか楽しめる作品だ。

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2010年6月18日 (金)

[ド] メンタリスト

 スーパードラマTVで始まった犯罪ドラマ。メンタリストとは、犯罪者の心理を見抜くスペシャリストらしい。

 舞台はカリフォルニア。カリフォルニア州捜査局(CBI)で、捜査コンサルタントとして働くパトリック・ジェーン。彼は、相手の行動を注意深く観察することで、相手の思考を読みとり、相手を巧みに操ることに長けている。だが、彼にはあるつらい過去があった…

 なかなか斬新なストーリーである。捜査コンサルタントというのは、モンクに似ている点もあるが、こちらはまっとうな人間であり、シリアスな物語。彼には悲惨な過去がある。かつて、その技を使ってサイキックを演じて仕事をしていたパトリック。TV番組で、当時話題の”レッド・ジョン”と呼ばれるシリアルキラーについて発言するが、そのことが犯人の怒りを買い、妻と子供を惨殺されてしまったのだ。

 そんな過去がありながらも、パトリックはいつも明るく振る舞う。どこまでもマイペースで、周りをイラつかせることもあるが、いつもその鋭い観察力で相手の手の内を読み、事件を解決する。いつの日か、レッド・ジョンを逮捕することを願って続けているのだろう。

 パトリック・ジェーン役には、ニック・フォーリンでお馴染み、サイモン・ベイカー。捜査チームの上級捜査官テレサ・リズボン役に、ロビン・タニー(プリズン・ブレイクのヴェロニカ・ドノヴァン)。新人捜査官のグレイス役に、アマンダ・リゲッティ(OCのヘイリー・ニコール)。

 基本的には一話完結型だが、レッド・ジョンがらみの話題が大きく一本通った筋となるのだろう。今後が楽しみだ。

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[映] 35世紀少年

 上の子のクラス(35HR)制作による作品である。28分のショートフィルムで、先日行われた文化祭で上映された。20世紀少年シリーズのパロディで、自分たち理数科のメンバーが、次々に文系に転じてしまうと言う物語だ。そこで配られていたチラシに載っているあらすじを引用させていただこう。

 あのチャイムから、全てが変わった…
謎のチャイムが鳴って以来、突然全国に文転者が増え始めた。
最強の理系集団、SH高等学校理数科の中にも波は広がっていく。
次々と増える文転者、洗脳される人々。原因は、”ともだち”と呼ばれる謎の人物。
そこで、未だ理系を貫く5人の理数科生が立ち上がる。
理系の未来を勝ち取るため、”ともだち”を倒すために。
   ”ともだち”の正体は誰だ!?

 細かいつっこみを入れればキリがないのだが(^o^;、撮影が数日だった割にはよくできていると思う。脚本もなかなかの出来だったし、出演者みんななかなかの演技派。特に重要な役のMくんは、セリフの間もバッチリだし、才能あるかも!? 担任のI先生や、校長先生まで出演。I先生の熱演はすばらしく、いつもの先生とは違って、とっても怖かった… また、先生の授業風景もチラリと見られて良かった。

 とはいえ、やはり残念なのが、技術面。約束していたスタジオから、機材を借りることができなかったそうで(何があったのか知らないが、約束していたのに貸さないってどういうスタジオ?)、手持ちのビデオカメラとマイクを使っての撮影とのこと。映像の乱れや、風による騒音などでセリフが聞き取りにくかったりしたのが、もったいないと思う。

 ストーリーも、もうちょっと練って欲しかった気がする。元作品もよくわからない部分があるので、なんとも言えないのだが(^o^;、「なぜ」の部分が少々説明不足。あと、「文転」と言う言葉がいきなり出てくるが、知らない人が見たら何のことなのかさっぱりわからないだろう。その辺、もう少し丁寧に作ったら、もっと素晴らしいものになったと思う。

 で、気になる”ともだち”の正体なのだが、エンディングを注意深く見ていればわかったらしい。あっけなく、しかも何も解決しないまま終わってしまったため、え? これで終わり? なに、どういうこと? と大きな疑問符が頭の周りを回っている間に、その写真は出ていたらしいのだが、どうもあまりに記憶に残っていない。と言うか、その映像が、あの鍵となる写真だとは、全く気づかなかった。この見せ方を、もう少しだけ工夫すると、見終わった後の爽快感が増した気がする。

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2010年6月16日 (水)

[映] レイチェルの結婚

 アン・ハサウェイがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことで話題になっていた作品。地味な作品ながら、見応えある演技だ。

 更正施設から退院し、数ヶ月ぶりに自宅に戻るキム。そこでは、姉のレイチェルが、結婚式の準備に追われていた。ドラッグ中毒治療のために施設に入っていたキムは、今もグループセラピーに通う身。彼女を気遣う家族だったが、身勝手な妹に怒りを爆発させるレイチェル。そして家族が封印していた悲しい過去が蘇る…

 ホームビデオ風に撮影されている。まさに、アメリカのある家族のホームビデオである。順風満帆の人生を送っている姉レイチェルに対し、ドラッグ中毒で、何度も更正施設に送られるが、なかなかドラッグを断ち切れない妹キム。姉の結婚式のため、キムが施設から退院してきたところから物語は始まっている。この家族には、ある悲しい過去があった。それが少しずつわかってくるのだが、幸せな家族の中に、いつもくすぶる暗い影が、切ない。

 キムがなぜドラッグ中毒になってしまったのかはわからない。完璧な姉に劣等感を持って育ったのか。悲しい事故が、彼女をより深い闇に落としてしまったのか。

 キム役にアン・ハサウェイ。彼女の実の母役にデブラ・ウィンガー。

 すったもんだの騒動はあるが、手作りの結婚式は成功。言い争って、今までの不満をぶちまけてしまったりするのだが、結局許し合う。家族ってそういうものだろう。これからもいろいろ問題が起こるのかも知れない。でも、なんとか乗り越えるしかないのだ。

 

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2010年6月 8日 (火)

[ド] ジェネレーション・キル

 イラク戦争でのアメリカ海兵隊を描いたドラマ。あまり見たいとは思わなかったのだが、HBOだし、ものすごく評価が高かったので、気になって見てみた。全7話。

 クウェート北部の砂漠地帯。アメリカ海兵隊の第1偵察大隊は、出撃命令がなかなか下りず、隊員たちは退屈。そんな中、 ローリング・ストーン誌の記者、エヴァン・ライトが取材で隊に加わり、行動を共にすることになるが…

 かなりリアルではある。イラク戦争での海兵隊員の姿を描いた作品としては、「ジャーヘッド」が記憶に新しい。リアルであると同時になかなか面白かったと思うのだが、こちらはどうも、だらだらと続く感じ… 上官との関係、隊員同士の関係、理不尽な事もあるし、やるせない事も起きる。その辺は確かにリアルな上に問題意識を持たせてくれる作品なのかもしれないが、やはり私にはただダラダラと続いた感じが。

 普天間の件もあり、日本人としては気になる海兵隊と言う存在。こうやって海兵隊のモラルの低さを見せつけられてしまうと、やっぱり沖縄から出ていって欲しいと思ってしまうのは私だけか?

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[映] バビロンAD

 まぁ、Bムービーだろうとは思っていたが、ヴィン・ディーゼル好きだし、なかなか楽しめた。ただ、結末がなぁ、少々もったいない気がする。

 荒廃した近未来。傭兵トーロップは、マフィアのボス、ゴルスキーから「モンゴル奥地の修道院 から1人の少女をアメリカまで運ぶ仕事」を依頼される。多額の報酬と、祖国アメリカへのパスポートのため、渋々引き受けたトーロップ。少女オーロラと保護者シスター・レベッカを連れて出発するが…

 ストーリーはなかなか面白い。一匹狼の傭兵トーロップが、少女を運ぶうちに、「荷物」から愛する対象へ変わる過程も楽しい。この辺り、「トランスポーター」にちょっと似ている感じもある。謎の少女という点では、「フィフス・エレメント」にも似ている。少女の保護者であるシスターの存在もまたいい。何か知っていそうな彼女、知的で美人なだけでなく、戦闘能力もあり、なかなかいいキャラクターだ。

 ミステリアスな前半、アクションの後半は、ぐっと引き込まれるのだが、結末がいただけない。すごく期待を持たせておいて、何もわからないまま終わってしまうのだ。ここまで引っ張ったら、もうちょっと結末を考えて欲しい。ものすごく惜しい。まぁ、ヴィン・ディーゼルは堪能できたけどね。

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