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2010年7月30日 (金)

[映] ピンクパンサー2

 スティーブ・マーティンがクルーゾー警部に扮したシリーズの第2弾。ストーリーとしては大したこと無いのだが、クルーゾーのドジぶりは健在。このシリーズ、もともとあまり好きではないのだが、ピーター・セラーズのシリーズよりはこちらのシリーズの方が、個人的には親しみやすいかな。

 世界各地で名宝が盗まれる事件が発生。跡には怪盗「トルネード」の印が。トルネードを逮捕すべく、各国の精鋭捜査官によるドリームチームが結成されることに。そしてフランスからは、ピンクパンサーを守るため、クルーゾー警部が選ばれるのだが…

 クルーゾー役にスティーブ・マーティン。助手のポントン役にジャン・レノ。秘書役にエミリー・モーティマー。ドレイファス役が、前作ケヴィン・クラインからジョン・クリーズに。さらにアンディ・ガルシア、リリー・トムリン、ジェレミー・アイアンズ。

 はっきり言って、しょうもないストーリーである。にも関わらず、かなりの豪華キャスト。昔ながらのドタバタコメディだ。見所は、スティーブ・マーティンの怪しいダンスだろうか。彼の動きは、どことなくチャップリンを思わせる。試しにちょっと早送りで見てみたら、昔の映画のようだった。

 展開も結末もバレバレのストーリー。ウリは豪華キャストとスティーブ・マーティンの演技のみ。お世辞にも評価が高いとは言えない作品だ。それでもこのシリーズまだまだ続くのだろうか。子供にはウケるのだろうか?

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[映] ジョニー・ハンサム

 「レスラー」のからみか、ミッキー・ローク若かりし頃の作品を放送している。昔見た気はするのだが、気になってまた見てみた。89年の作品なのだが、なんだか大昔のような気がする。実際20年以上経っているので大昔なのか…

 生まれつき醜い容姿のため、ジョニー・ハンサムと呼ばれる男ジョニー。ある日彼は、親友であり、兄のように慕う男マイキーに誘われ、骨董品店での強盗計画に参加。だが、サニーとレイフは二人を裏切り、マイキーを射殺して金を持って逃走。ジョニーも撃たれて重傷を負うが、病院へ運ばれ奇跡的に助かる。
 刑務所で殺されかけたジョニーは、熱心な整形外科医の勧めで整形手術を受け、別人のような容姿に。再出発のため社会復帰するのだが…

 題材としては面白いのだと思う。醜い容姿のため、いつも邪険にされるジョニーだったが、唯一親身に接してくれたマイキーを兄のように慕う。そのマイキーをサニーとレイフの裏切りで殺され、復讐に燃えるのはわかる。だが、なんとも後半がいただけない。「容姿は醜いが頭はいい」という設定のジョニーなのだが、どうもその頭の良さはあまり発揮されていない。容姿を変えても、生き方は変えられないと言うことがいいたいのか?

 だいたい、頭はいいのだったら、もう少しマシな仕事をしていてもいいだろう。恩師マイキーにしても、いい人として描かれてはいるが、いい人だったら強盗はしないし、だいたいかわいがっている男を強盗に巻き込んだりしないだろう。

 また、中途半端な役柄の刑事も、なんだかもったいない。ジョニーを執拗に追いかける辺り、目の敵にしているのかと思いきや、最後は復讐させる思いやり!?を見せたりして、存在理由がイマヒトツよくわからない。さらに、ジョニー再出発のきっかけを作ってくれる外科医も、無料で整形手術を申し出るなんて、なんて気前のいい! 

 ジョニー役にミッキー・ローク。最初の醜い容姿の特殊メイクが、今現在のミッキー・ロークに似ていてなんとも複雑な気分になった。悪女サニー役にエレン・バーキン。レイフ役にランス・ヘンリクセン。刑事役にモーガン・フリーマン。外科医役にフォレスト・ウィテカー。新しい職場で出逢ったガールフレンド役にエリザベス・マクガバン。マイキー役にスコット・ウィルソン。

 ミッキー・ロークの悲しげな目が、誰かに似ているなと思っていて気がついた。ヴェロニカ・マーズのローガンこと、ジェイソン・ドーリング。表情がそっくりだ。彼、ミッキー・ロークをまねているのかなぁ。

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2010年7月28日 (水)

[映] トランスポーター3 アンリミテッド

 え、もう3作目? と下の子。トランスポーターである。どうもタイトルが似ていて、トランスフォーマーと間違えたらしい。中身は全く違うのだが。

 敏腕運び屋=トランスポーターのフランク・マーティン。ある仕事の依頼を断ったフランクだったが、代わりに引き受けた知人が仕事を失敗。そのため、“依頼人”に誘拐されたフランクが代わりに仕事をするハメに。だが、車から20m離れると爆発する特殊なブレスレットを装着されてしまう。やむなく引き受けるフランクだったが、車には同様にブレスレットをはめられた赤毛の女ヴァレンティーナが乗っていた…。

 今度の荷は、ヴァレンティーナである。
彼女は環境大臣の娘であり、大臣に無茶な要求を突きつけたい人物が、ヴァレンティーナを誘拐させ、自分に有利な書類に強引にサインさせると言う計画に、巻き込まれてしまったと言う次第。

 シリーズ物にありがちだが、やはりこれも1作目が一番面白い。なんと言っても、フランクの一匹狼な感じが良かった。確かに本作でも、彼は格好いいアクションを見せてくれるのだが、ストーリー的には月並み。

 1作目からずっと出演しているタルコーニ警部が、彼の力強い味方として登場しているのは楽しい。悪役で、ロバート・ネッパー(プリズン・ブレイクのTバッグ、ヒーローズのサミュエル)。ものすごく気になったのは、ヴァレンティーナ役のナタリア・ルダコーワ。あのそばかすはすごすぎ。もうちょっとメイクでなんとかならなかったんだろうか。顔がアップになるたびに、そばかすばかりが気になってしまった。

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[映] ダイアナの選択

 乱射事件に巻き込まれ、親友と自分と、どちらか一人が殺されるとなったとき、どうするか。その選択を迫られたダイアナの、その後の苦悩を描いた道徳的作品だと思って見ていたら、最後にどんでん返しが。

 コネチカット州郊外の高校で銃乱射事件が発生。ダイアナが親友のモーリーンと女子トイレにいるところへ、銃を持ったクラスメートのマイケルが現れる。どちらか一人を殺すと言われ…
 15年後、教師をしながら閑静な住宅街に家族と暮らすダイアナ。夢に描いた生活のはずが、ダイアナは事件の悪夢に苦しめられていた…


 って言う、ダイアナ苦悩の人生の物語だと思っていた。現在のダイアナのシーンに、高校生当時のモーリーンとの思い出のシーンが挿入されており、必ず銃乱射事件のシーンになる。敬虔なクリスチャンであるモーリーンは、殺すなら私をと言う。それに対して、殺さないでと懇願するダイアナ。
正直な気持ちだろう。

 それが、後半、徐々におかしな感じになってくる。高校時代、一度中絶をしているダイアナ。娘が生まれたらエマと名付けたいと考えていたこと、生徒を守ろうとして撃たれてしまった教師の登場、そして水子墓地で見つける、エマの墓。そして衝撃のラスト。ダイアナがその時、どういう選択をしたのか、最後になってやっとわかるのだ。

 見終わってしばらく、意味がわからず、呆然としてしまった。高校生で、こんな選択ってできるだろうか。

 大人になったダイアナ役にユマ・サーマン。ダイアナの母役で、モリー・プライス(サードウォッチのヨーカス)。高校生のダイアナ役、エヴァン・レイチェル・ウッドがなかなかの熱演である。

 いくら、銃を持った相手とは言え、相手はライフル(至近距離だと不利だよね)だし、一人。こちらは女性とは言え二人。至近距離だし、もう少し何か抵抗できなかっただろうかとか、違うことまでいろいろ考えてしまった。なにより、怖い銃社会である。

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[映] アロマズ・プロジェクト

 ドキュメンタリータッチのSFサスペンスホラー。かなりリアルだし、なかなか面白い題材だとは思うのだが、さっぱり面白くなかった。

 1998年11月、ロシアの宇宙ステーションが墜落。ウクライナの反体制過激派グループが、ロシア政府より先にブラックボックス(フライトレコーダー)を回収。そこに映っていたのは…
 墜落4 日前、老朽化した宇宙ステーションの購入を検討するため、欧州宇宙局からソユーズに乗って二人の乗員がステーションにやってくる。しかし謎の通信を受信した後、ソユーズが突然離脱。ステーションは制御不能に陥り…


 宇宙ステーションの様子は、かなりリアルである。
人口重力で… と言う辺り、やはり映画なんだという感じは否めないが、それでも狭い閉鎖空間で過ごす人々の様子は、先日見た宇宙ステーションの様子にそっくりだ。そこで、最初は和やかだった人々が、異常事態が発生してから険悪となる。

 だが、結局何が起こったのかまるでわからないし、謎が多すぎて、何が怖いのかよくわからない。ま、確かに帰るすべが無くなってしまったとか、制御不能で地球に墜落というだけで、充分怖いのだろうが。

 せっかくの面白い題材なのだから、もうちょっと考えて欲しかったと思う。何かが起こったらしいと言うだけでは、なんだか消化不良である。見終わった後、ぞくっとくるような、考えさせる「何か」が起こって欲しかった。

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2010年7月24日 (土)

[ド] 救命医ハンク セレブ診療ファイル

 また医療ものかと思ったのだが、ちょっと変わった設定で、なかなか面白そうである。セレブ御用達のドクターということで、マイケル・ジャクソンの主治医を思いだしたが、そういう感じなのだろうか。

 ニューヨークのERに勤務するやり手の外科医ハンク・ローソン。美女との結婚を控え、順風満帆のハズだった。ところが、治療を担当した病院理事長が急死。その責任を問われ解雇され、ニューヨーク中の医療機関から閉め出されてしまう。結婚は破談となり、すっかりやる気を失ったハンクをなんとか励まそうと、弟エヴァンは彼をハンプトンズへ連れ出す。富豪ボリスの主催するパーティーへ潜り込み楽しむはずが、そこで急患を助けたことからコンシェルジュ・ドクター(専属医)の依頼を受ける。

 捨てる神あれば拾う神あり。エリート人生まっしぐらのはずの男が、ひょんなことから転落。結婚も破談という展開は、「弁護士イーライの~」と似たオープニングだ。今まで挫折したことの無い人が、突然こういう不運に見舞われると、やる気を失ってしまうと言うのはわかる気がする。だが、才能あるドクターであることにかわりはなく、たとえ周りの圧力があっても、実力を発揮できる場はあると言うのは、嬉しい展開である。

 金持ち相手のコンシェルジュ・ドクターなるものが存在すると言うのは、いかにもアメリカ的。しょうもない依頼を受けて、あちこち飛び回らなくてはならない辺りは、ダーティ・セクシー・マネーのニックのようでもある。

 ハンク役に、マーク・フォイアスタイン。ドラマを中心に活躍している人で、ちょいちょい見る顔(SATCにもゲスト出演していたね)ではあるが、これと言った作品は思いつかない。"The Hustler"と言うドラマ(?)の主演らしいのだが、どんな作品か不明。弟エヴァン役に、パウロ・コンスタンツォ。どこかで見たことあると思って考えていて思い出した。「ジョーイ」の甥っ子マイケル・トリビアーニである。

 さて、これからハンクはコンシェルジュ・ドクターとして、セレブのわがままなお悩みに振り回されるのだろうか。ちょっとnip/tuckの香りもする。楽しみだ。

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[ド] 名探偵モンク 最終回

 モンクが終わってしまった。シーズン7(実際にはシーズン8)ということなので、ずいぶん長く続いたと思う。永遠に続けられそうなのだが、こういうラストならいいだろう。

 トゥルーディ亡き後、精神を病んで警察をクビになってしまったモンク。それ以来、様々な恐怖症に悩まされてきたモンクは、それをなんとか克服し警察に復帰すること、そしてトゥルーディの死の真相を突き止めることを目的にしてきた。つまり、それをどう達成するかが、このストーリーの最終回には必要不可欠であり、どちらも納得のいく解決なので満点の最終回と言えよう。

 まず、警察への復帰は、少し前のエピソードで果たす。結局、自分には向いていないと言うことが良くわかり、自ら辞職。もっと早く気づくべきだったとは思うのだが、かつては腕利き刑事だったと言うことなので、復職してみてやっと現実がわかったということなのだろう。

 そしてトゥルーディ事件。思いがけない展開であっけない感じはあったが、こちらも解決。なんと、ヒントは常に目の前にあった。いつでも見られたのに、あえて見なかった。これも、気づいていればもっと早くわかったのにと言う辺り、いかにもモンクらしい。

 さらに、意外な事実も判明。なんと、トゥルーディの娘がいたのだ。モンクとは血縁関係にないが、トゥルーディの血を引いた女性がこの世に存在するのだ、彼としてはこの上ない幸せだろう。この先の彼の幸せを確信できる、素敵なエンディングだ。

 頭脳明晰にして異様なまでの潔癖性の彼が、もう見られないのかと思うと残念だ。

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[映] マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

 劇場公開は去年だったかな。ジェニファー・アニストンとオーウェン・ウィルソンなので、興味を持ったが、内容的にあまりパッとしないので行かなかった。WOWOWで放送されたので見てみたのだが、なるほど、行かなくて正解である。主人公であるジョン・グローガン氏が、自分の体験を元にしたエッセイを書き、映画化されたと言うことらしい。

 ジャーナリストのジョンは、コラムニストの妻ジェニーと結婚し、フロリダで生活を始める。仕事も見つけ、子供を持つ前に、練習として犬を飼ってみようと言うことに。ラブラドール・レトリーバーの子犬を買った2人は、犬をマーリーと名付け飼い始めるが、とんでもなくやんちゃな犬だった…

 まず副題が長すぎる。そして、世界一おバカな犬というが、これは明らかに飼い主の怠慢によるものだろうと思う。さらに、「犬が教えてくれたこと」という副題だが、そういう教訓めいたストーリーではなく、とりあえずマーリーと家族で楽しいひとときを過ごせました的内容である。原題は“Marley & Me”なので、教訓めいた長ったらしい副題をつけずに、そのままで良かったのではないかと思う。

 ジョン役にオーウェン・ウィルソン。ジェニー役にジェニファー・アニストン。ジョンの友人役でエリック・デイン(グレイズ・アナトミーのマーク・スロー ン)。編集長役でアラン・アーキン。犬のトレーナー役でキャサリン・ターナーが出ているが、かなり怖いおばちゃんになっている。

 「マーリー」というタイトルの割には、ジョンから見た仕事や、新婚生活のお話である。そこに犬や子供達がいて大変だーと言うストーリーだ。ここでのマーリーの役割が、本来主役でありながら、添え物でしかないところが、この作品の人気がイマヒトツであった理由ではないかと思う。やんちゃだけど、こんなにいいところがあると言う見せ方ではなく、ただの手の着けようのない、やんちゃでしょうもない犬なのだ。それでも飼っていればかわいいと言うことなのか。

 とはいえ、おバカ犬を演じたマーリー役の犬は、相当のお利口さんなのだと思う。犬好きには楽しめるのかもしれない。が、私はしつけのできていない犬(と子供)には寛大になれないので、マーリーの良さが良くわからなかった。

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[映] セブンティーン・アゲイン

 ザック・エフロン主演、SF青春コメディ。37歳の男が、容姿だけ17歳に戻り… と言うお話である。

 1989年、高校バスケのスター選手だったマイクは、大学からのスカウトを控え、前途洋々のハズだった。だが、恋人が妊娠したことを知り、進学を諦め、彼女との結婚を選んだ。だが20年後のマイクは、妻とは離婚調停中。子供達からは相手にされず、出世の道も閉ざされてしまった彼は、20年前の選択を悔やむ。そんなある日、突然20年前の容姿に戻っていることに気づき…

 30代後半で、この先の人生に希望を持てなくなり、10代の頃に戻れたらなぁという気持ちはわかる。この手の映画も多い。私が好きなのはジェームズ・ベルーシ主演の「Mr.デスティニー」。昔失敗したあの時に戻れたら、もう一度やり直して、今度こそ良い人生を送れるハズと思っている主人公が、実際に戻ってみると思ったようにはいかず… と言うパターンである。

 これも、失敗した選択を悔やみ、あのときに戻れたらと思っている点では同じだが、こちらは現在のままで、自分の容姿だけ17歳に戻ると言う設定だ。つまり、もう一度人生をやり直せるのだ。

 だが、実際、17歳に戻った彼は、自分の人生をやり直すことよりも、同級生として接することになる自分の子供達のことが気になり始める。今まで見えていなかった子供達の私生活が、見えるようになったのだ。これはちょっと新しい視点かもしれない。自分にも若い頃があったし、その時の気持ちも覚えているが、自分の子供達と同級生として接することは普通はあり得ない。家での彼らとは明らかに違う面を持っており、それを知ることで問題点が見え、自分が若返った理由を見つけたと感じるマイク。

 17歳のマイク役に、ザック・エフロン。37歳のマイク役にマシュー・ペリー。んんん、年取ってもこうはならない気はするが、まぁいい。娘マギー役に、ミシェル・トラクテンバーグ(ゴシップガールのジョージーナ)。高校の校長役に、、メロラ・ハーディン(モンクのトゥルーディ)。マイクの親友ネッド(大人)役にトーマス・レノン。2人並んだ姿がそっくりで、兄弟のようだ。サブストーリーのネッドと校長の恋愛模様も、オタクネタ炸裂でなかなか楽しい。

 Bムービーではあるが、なかなか楽しめる内容だ。

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2010年7月19日 (月)

[映] インセプション

 23日から上映の作品だが、連休に先行上映されていたので、混雑承知で見に行ってみた。こんなに混んでいるシネプレーゴは久しぶり。混雑している映画を見るのはもっと久しぶりだ。

 日本の実業家サイトーのパーティに潜り込み、近づく男コブ。彼と相棒は、サイトーからある情報を盗み出そうとしていたのだが、そこは現実の世界ではなく、夢の中。彼は、人の夢の中に侵入し、潜在意識の中の情報を盗み出すプロ。だが、すんでの所で邪魔が入り、失敗。依頼主から不満が出ることを恐れて逃亡しようとしたコブだったが、サイトーに捕らえられてしまう。サイトーは、コブにある仕事を依頼。それは、人の情報を盗み出すのではなく、潜在意識に考えを植え付ける「インセプション」と言われる、不可能に近い仕事だった。いったんは断るコブだったが…

 冒頭からかなりとばしてくれる。夢を共有するとか、相手の夢に侵入するとか、まるでドラえもんの世界である。実際の自分たちは眠っていて、意識の中で何かをすると言う発想は、マトリックスに近い。当然のように違法な行為なのだが、産業スパイとしてその技を使って稼いでいる。

 だが、コブには弱みがあった。家族である。最愛の妻を失ったことに罪悪感をもち、それが仕事にも影響している。追われる身となってしまって、子供達に会えないことが、彼の最大の悩みである。この辺り、前回のシャッター・アイランドにもちょっと通じる部分である。現実の世界では5分でも、夢の中では1時間に相当するので、夢の中で長らく生活して年を取ったと思っても、戻ってきたら若いままと言うのは、ナルニア的だ。

 単に夢の中に入って情報を引き出すだけなら、ここまで楽しめなかっただろうと思う。映像もすごいのだが、何よりすごいのは、脚本。複雑きわまりない。まず夢の中に入って(1段階目)ターゲットを捕らえ、そこからまた夢の中に入る(2段階目)。そこでは、ターゲットにあえて夢の中にいることを教え、自分が見方であるように思わせる。そして、相手の同意を得て、さらにもう一度夢の中に入る(3段階目)。これが計画。だが、実際は予期せぬ自体に陥り、もう1段下のレベル(4段階目)まで下がる。よく見ていないと訳がわからなくなる。

 夢の中ではなんでも出来るとか、夢の中で死ぬと現実世界に戻れるとか、まるでゲームの世界のようでもある。そんな生活をしていて、現実と夢の区別が付かな くなり、モルが精神を病んでしまったと言うのもわかる気がする。

 コブ役にレオナルド・ディカプリオ。妻モル役にマリオン・コティヤール。新人アリアドネ役にジュノで一躍有名になったエレン・ペイジ(リ・ジェネシスのリリス)。サイトー役に渡辺謙。ターゲットの相談役の役にトム・ベレンジャー。コブの義父(?)役にマイケル・ケイン。

 彼らが目覚めるために重要な役割を果たす音楽が、エディット・ピアフ(2007年、マリオン・コティヤールは「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」でエディット・ピアフを演じている)の歌と言うのも興味深い。結末も意味深だ。少々長かったが、アッという間だった。

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2010年7月16日 (金)

沖縄マンゴー

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 いやはや、美味しかった。とにかく美味しかった。今まで食べたマンゴーって、スーパーで売ってる小さなペリカンマンゴーとか、冷凍カットマンゴー(これもなかなかうまいのだが)、缶詰のマンゴーとかマンゴーペーストになったものくらいで、こんな大きな生マンゴー食べたこと無かった。

 沖縄出身のボスから、「マンゴー作っている知り合いがいるので、みんなで共同購入すれば1個1000円+送料で買えるよ」と誘われた。去年も言われた気がするのだが、もうちょっと高かったように思う。で、見本を見せてもらったら、結構大きいし美味しそう。1000円ならと、2個頼んでみた。

 届いた翌日にはもうすっかり食べ頃。とっても甘く、香りもすごくいい。1個を4人で分けて食べたのだが、アッという間に完食。感激。こんなに美味しいんだったらもっと頼むんだったなぁ…

 2個とも食べてしまったけれど、支払いまだなんだよなー。送料(空輸だって)がいくらになるか、まだ計算していないらしい。それにしても美味しかったなぁ…

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2010年7月14日 (水)

[ド] バトルスター・ギャラクティカ 最終回

 いやはや、こんなしっちゃかめっちゃかで、どうやって終わるんだろうと思っていたら、そう来たかーと言う感じのラスト。実にうまくまとめたと言うか、感動的な最終回だった。

 サイロンとの戦いが、人間VSサイロンという単純な形ではなくなってきたシーズン4。ずっと不明だったサイロンのファイナル5が明らかになり、サイロン内で意見が対立、一部のサイロンが人間と手を組んだことで、自分たちの生命線である再生器を破壊すると言う妙な方向へ進展。さらに、バルターの幻覚として現れるシックス、シックスの幻覚として現れるバルター。自分が本当は死んでいることを知ったスターバック。そして謎の音楽。

 そんなときに、ブーマーがアテナの娘ヘラを奪って逃走。アダマ提督たちはヘラ救出を決断するが、こんな状況でどうして収束が予測できるだろう?

 すったもんだの末、居住に最適な星を見つけ、そこに定住することにした彼ら。そこを地球と名付けることにするのだが、なんと、そここそが我らの地球なのである。つまり彼らの言っていた地球というのは、この地球のことではないのだ! そして15万年後、全ての人類の祖先にあたる遺伝子を持つ人物イヴがいたと言うニュースが発表される(ミトコンドリア・イヴ)のだが、これこそ、ヘラなのだ。

 なんとも素晴らしいオチなのだが、最後までよくわからない事も多い。まずバルターとシックスは、15万年後(現在)にも存在しているのだが、彼らは何者なのか。そして、自分の遺体と対面してしまったスターバック、謎の音楽を知っていた彼女は何者なのか。話の流れからして、バルターとシックスは神ということなのか。スターバックは、もしかすると、ヘラよりも前に存在した、サイロンと人間の子なのかもしれないななどと、想像力を巡らせてみる。

 最終回は、現在の彼らのシーンの合間に、戦争前の彼らの生活シーンも挿入されていて興味深い。すぐにまた再放送が始まるので、もう一度見てみるのもおもしろい。思ったより短命だったが、実に深い物語だった。

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[映] 愛を読むひと

 このタイトル、どうも「君に読む物語」と似ていて、間違えることが多い(^o^;。原題は"The Reader"で、原作はベストセラーとなった小説「朗読者」。去年のアカデミー賞で、ケイト・ウィンスレットが主演女優賞を受賞して話題になった。

 1958年、西ドイツ、ノイシュタット。15歳のマイケルは、学校帰りに偶然知り合った年上の女性ハンナに魅了され、関係を持つ。それ以来、ハンナの部屋に通うようになったマイケルは、情事だけでなく、彼女のために古典小説を朗読するようになる。そんなある日、ハンナは突然失踪。8年後、法学生になったマイケルが裁判の傍聴に行くと、被告の一人としてハンナがいたのだった…

 なんとも官能的な作品だ。前半、マイケルとハンナの甘い情事のシーンが続く。だが、何か心に闇を持つ感じのあるハンナ。気まぐれで、いつも情緒不安定気味である。そんな彼女の虜になってしまうマイケル。このときハンナは36歳。2人で出かけたサイクリング先で、母子と間違えられるのだが、それも無理のない話である。

 だが、そんな生活が長く続くはずもなく、ある日突然ハンナは行方をくらます。マイケルにはなぜなのか全くわからない。そして彼女のことを忘れかけた頃、再会するのだ。思わぬ形で。そこで彼は、彼女の意外な過去を知る。ハンナは、1944年、強制収容所の看守だったため、罪のないユダヤ人多数を死に追いやった責任を追及されていたのだ。看守は彼女一人ではなかったが、他の看守たちは全ての罪を彼女にかぶせようとする。そして、それを覆す事実に気づいたマイケルなのだが、彼女の気持ちを尊重して、あえてその事実を明らかにしないと言う選択をする。この辺り、実に難しいと言うか、これが本当の愛なのかと言う気もするし、いやそうじゃないだろうと言う気もするし。

 ハンナ役にケイト・ウィンスレット。現在のマイケル役にレイフ・ファインズ。ユダヤ人被害者の役でレナ・オリン(母と娘、二役)。マイケルの教授役にブルーノ・ガンツ。

 深く、見応えのある作品である。やはりケイト・ウィンスレットが素晴らしい。

 

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2010年7月10日 (土)

[映] アザーマン もう一人の男

 どんなタイプの映画なのか全く知らずに見た。先日の「96時間」のリーアム・ニーソン主演だし、今度は失踪した妻を捜す夫の話だと思いこんで見ていたら、最後のオチにやられた。なるほど、確かに「妻を捜す話」なのかもしれない。

 人気の靴デザイナーであるリサと、IT企業を経営する夫ピーターは、円満の熟年夫婦だった。数ヶ月後、妻がいなくなった悲しみをなかなか受け入れられないピーター。リサのパソコンを覗いていて、パスワードのかけられたフォルダーを発見。中を見ると、そこには見知らぬ男との情事を写した写真が。さらに、その相手と思われる男からのメールを見つけたピーターは、男がミラノにいることを突き止め、近づくのだが…

 冒頭の夫婦の会話がなんとも意味深である。ディナーの席で、浮気を考えたことがあるかと夫に聞くリサ。突然の質問に、訳がわからないピーター。明らかに、聞いたリサの方に心当たりがある感じである。

 ミラノには頻繁に出張で出かけていたらしいリサ。特に何の疑いも持っていなかったピーター。パソコンの中の映像を見ても、リサの浮気が全く信じられず、相手の男に激しい怒りを感じる。相手の居場所を突き止め、近づく。どんなヤツなのか見てやりたい。そして、自分の正体を明かさずに話をする。復讐してやりたい衝動にかられる。抑えた演技ながら、この辺りの心の動きは、ものすごくよくわかる。

 愛する妻を奪った憎い男に、なんとか償わせたいと言う思いでいっぱいのピーターが、ある時からまるで悟りを開いたように、落ち着き、大人の対応を見せる。これ、明らかに自分の方が優位だと気づいた瞬間である。相手を哀れむ余裕。

 ピーター役にリーアム・ニーソン。妻リサ役にローラ・リニー。この人、本当に美しい。絶世の美女という感じではないのだが、なんとも色気があり、熟女の魅力満点の美しさがある。2人の男達が夢中になったのもよくわかる。そして浮気相手のレイフ役にアントニオ・バンデラス。こちらは、いろいろな手を使って、自分を実際よりもよく見せようと必死の男だ。一見、金のありそうな紳士なのだが、見てくれだけで中身の無い、チンケな男である。こんな男のどこに、リサは惚れたのだろうと思う。おそらくピーターもそう思っただろう。だがやがて気づく。全てに完璧な夫であったピーターに対して、しょうもない男レイフだが、時に優しい言葉をささやいてくれるロマンティストでもある。ほっとけないタイプなのだろう。

 男が、自分の知らなかった妻を捜し、妻を失った悲しみを乗り越える物語である。

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2010年7月 3日 (土)

白神こだま酵母

 パンは気が向くと時々焼く。特に何かにこだわって焼くと言うよりは、その時食べたいパンを焼くと言う感じだ。ちょっと固めのパン、オリーブオイルを使ったパンや、チーズ入りのパンを焼くことが多い。

 たまたまテレビで、白神こだま酵母という天然酵母の存在を知った。白神山地の原生林の中で見つかった酵母だそうで、見つかった白神山地と、見つけたこだま博士(?)の名前に由来しているらしい。パンに最適な酵母なんだそうで、バターや砂糖をたくさん入れなくても美味しいパンができると、その番組では大絶賛していた。

 となると気になるものである。調べてみると、天然酵母なのだが、ドライで売っているらしい。ネットでも売っていて、50g(10g×5)で700円くらい。結構な値段なのだが、とりあえず一度くらい使ってみたい、通販で買ってみるかと思っていた矢先、地元のパン屋さんで扱っていると言う友人からの情報。さっそく偵察に行ってみる。

 蓮華寺池公園近くのパン工房さくらと言うお店。ここのパンは全て白神こだま酵母を使って焼いているそうで、パンと一緒に酵母も売っていた。ネットで見たのと同じ物、同じ値段。お店の方に、この酵母でうまく焼くコツを教えていただき、さっそく挑戦。

 ドライにはなっているものの、やはり天然酵母ということで、温度や発酵時間には配慮が必要なようだ。さらに、市販のドライイーストよりももっとデリケートなので、できれば水道水ではなく、ミネラルウォーターで焼いた方が良いとのこと。塩素で殺菌されてしまうらしいのだ。

 最初に、チーズ入り、ドライフルーツ入りのプチパンを作ってみた。2次発酵までは順調だったように思う。だが、発酵の済んだパン生地を取り出して、オーブンの余熱を待っている間に、ぷっくりとふくらんだパン生地は、シュ~ンとしぼんでしまった。焼いても形は変わらず、しぼんだプチパンに。残念。

Cook88
 次こそはと、2次発酵を長めにしてみた。今度は、ハーブソルトを使い、ナッツを入れ、表面に粗挽きの塩をふって、「さくら」のパンをマネしてみたところ、なんとなくそれっぽいものができた! レシピは、こちら。夫は、しょっぱいと文句を垂れていたが、(塩ふったんだから、しょっぱいの当たり前だ) 他には何の味付けもないので、私としては成功。文句垂れるヤツには食わせん。

 2回とも、バターを全く使わずに焼いたので、かなり噛みごたえのあるパンとなった。美味しいけど、顎が疲れる… あと3回分あるので、今度はバターを入れて焼いてみよう。どう変わるか楽しみだ。 

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アイスキャンディ

 なんだか急に暑くなった。ジメジメしている上に気温が高い。夏のよう。冷たい物が食べたいっ! でもアイスを買いに行くのはなぁ…

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 と思っていたら、便利な物を見つけた。シリコン製のアイス用容器。これに、ジュースなどを入れて冷凍庫で氷らせればOK。シリコン製なので、ちょっとひねれば中身がつるんと出てくる。蓋もついているので、冷凍庫で寝かせていても大丈夫。製氷器などで作るより場所を取らないし、なんと言っても取り出しやすい。青、濃ピンク、黄緑、クリーム色、オレンジの5色組。

 さっそくジュースやカルピスで試してみた。100%ジュースでも、そのままだとちょっと薄味になってしまうので、ハチミツを足してみた。カルピスは濃度が調節できるから便利。フルーツ缶をそのまま入れると、フルーツ入りのアイス。これからの季節、重宝しそうだ。

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[映] ザ・スピリット

 人気アメコミの映画化。映像は、シン・シティの雰囲気でなかなかいいのだが、ストーリーにはちょっとがっかり。

 大都会セントラル・シティ。マスクをつけた謎のヒーロー、スピリットが街を守っていた。彼の正体は、かつて射殺された警官デニー・コルト。なぜか奇跡的に甦っ た彼は、それ以来、不死身となり悪と戦っているのだった。
 ある夜、闇取引の情報を得たスピリットが現場へ駆けつけると、そこには大物犯罪者オクトパスがいた。だが、それには女宝石強盗サンド・サレフが関わっていた。そして彼女が、スピリットの昔の恋人だったことがわかり…

 ストーリーはお子ちゃま向け。殺された後、不死身の体を手に入れたって、キャットウーマンかいな。彼がスピリットになる前、警官だったころの物語や、サンド・サレフが宝石強盗になるまでの人生、またはオクトパスの人生など、もっと掘り下げるところはたくさんあったと思うのだが、その辺はあっさり。映像はまさにコミックと言う雰囲気でなかなか面白いだけに、ストーリーが薄っぺらで残念だ。

 スピリット役にガブリエル・マクト。オクトパス役にサミュエル・L・ジャクソン。サンド・サレフ役にエヴァ・メンデス。シルケン・フロス役にスカーレット・ヨハンソン。ドクター役にサラ・ポールソン(ジャック&ジルのエリサ)。彼女の父であり、刑事役にダン・ローリア(素晴らしき日々のケヴィンのパパ、ジャック・アーノルド)。

 ちょっともったいなかったな。でも猫ちゃんはかわいかった。アーサーくんと言うらしい。

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[ド] プリズナーNo.6

 1967年イギリス制作、パトリック・マクグーハンのドラマのリメイク版。こちらは、イギリスとアメリカの共同製作らしい。期待していたのだが、全6話で、なんだかあっけない感じだ。

 ある日突然、見知らぬ地で目を覚ました男。そこは「ヴィレッジ」と呼ばれる場所で、それ以外の場所はないと言う。男は、6と呼ばれ、周りの人々も、みな番号で呼ばれている。クリニックに住む、2と呼ばれる男が、このヴィレッジのリーダー。6はヴィレッジを脱出しようとするが、そのたびに2に阻まれ、出ることができない。6はなぜヴィレッジに来たのか? ヴィレッジとは何なのか?

 と言う、ミステリアスな物語だ。何もわからない状態から始まるのだが、過去の記憶が断片的に蘇る。ヴィレッジ以外の場所の存在を訴えても、誰も相手にしてくれない上に、信じてくれる相手は、すぐに抹殺されてしまう。

 全ての鍵を握るのは2。ヴィレッジとは何なのか、彼がなぜここに閉じこめられているのかがわかる#6が一番の見所だろうか。

 「6」役にジム・カヴィーゼル。「2」役にイアン・マッケラン。過去の記憶と、ヴィレッジをつなぐ重要な役にヘイリー・アトウェル。また、ドライバー役に、「ジェリコ」のロバート・ホーキンズこと、レニー・ジェイムズ。

 ふ~んと言う感じのラスト。まぁまぁのストーリー。どうやら元ドラマの方がずっと面白そうだ。同じタイミングで、スーパードラマTVでは旧版プリズナーNo.6が放送中。そちらを見るんだったと、ちょっと後悔。

            

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