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2010年7月14日 (水)

[映] 愛を読むひと

 このタイトル、どうも「君に読む物語」と似ていて、間違えることが多い(^o^;。原題は"The Reader"で、原作はベストセラーとなった小説「朗読者」。去年のアカデミー賞で、ケイト・ウィンスレットが主演女優賞を受賞して話題になった。

 1958年、西ドイツ、ノイシュタット。15歳のマイケルは、学校帰りに偶然知り合った年上の女性ハンナに魅了され、関係を持つ。それ以来、ハンナの部屋に通うようになったマイケルは、情事だけでなく、彼女のために古典小説を朗読するようになる。そんなある日、ハンナは突然失踪。8年後、法学生になったマイケルが裁判の傍聴に行くと、被告の一人としてハンナがいたのだった…

 なんとも官能的な作品だ。前半、マイケルとハンナの甘い情事のシーンが続く。だが、何か心に闇を持つ感じのあるハンナ。気まぐれで、いつも情緒不安定気味である。そんな彼女の虜になってしまうマイケル。このときハンナは36歳。2人で出かけたサイクリング先で、母子と間違えられるのだが、それも無理のない話である。

 だが、そんな生活が長く続くはずもなく、ある日突然ハンナは行方をくらます。マイケルにはなぜなのか全くわからない。そして彼女のことを忘れかけた頃、再会するのだ。思わぬ形で。そこで彼は、彼女の意外な過去を知る。ハンナは、1944年、強制収容所の看守だったため、罪のないユダヤ人多数を死に追いやった責任を追及されていたのだ。看守は彼女一人ではなかったが、他の看守たちは全ての罪を彼女にかぶせようとする。そして、それを覆す事実に気づいたマイケルなのだが、彼女の気持ちを尊重して、あえてその事実を明らかにしないと言う選択をする。この辺り、実に難しいと言うか、これが本当の愛なのかと言う気もするし、いやそうじゃないだろうと言う気もするし。

 ハンナ役にケイト・ウィンスレット。現在のマイケル役にレイフ・ファインズ。ユダヤ人被害者の役でレナ・オリン(母と娘、二役)。マイケルの教授役にブルーノ・ガンツ。

 深く、見応えのある作品である。やはりケイト・ウィンスレットが素晴らしい。

 

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あらすじ1958年、ドイツ。15歳の少年マイケルは年上の女性ハンナと激しい恋におちる。ある日、ハンナは本の朗読を頼み子供のように、その物語に聞き入った。以来、“朗読"は... [続きを読む]

受信: 2010年7月15日 (木) 22:43

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