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2010年8月 1日 (日)

[映] レスラー

 去年のアカデミー賞で、ミッキー・ローク復活! と話題になった作品。確かに復活だ。だが、この容姿の変貌ぶりは、やっぱり気の毒としか言いようがない。

 1980年代に人気レスラーだったランディ。今は、トレーラーハウスに一人暮らし。地方興行に出演する傍ら、スーパーでバイトして生活費を稼ぐ毎日。だがそんなある日、長年使用してきたステロイドの影響で心臓発作を起こし、引退を余儀なくされてしまう。馴染みのストリッパー、キャシディにうち明けると、長年疎遠だった娘ステファニーに連絡すべきだと言われ、会いに行くのだが…

 なんとも哀れな人生である。若いときは体力に自信もあり、人気もあって、やりたい放題だったのだろう。だが、そんな生活がいつまでも続くはずもなく、今は見る影もない。そして病に倒れ、やむなく引退。スーパーのバイトを増やしてみたものの、思うようにはいかず… と言う悲しい物語である。

 疎遠になっていた娘との再会は、あまりうまくいかないが、なんとか振り向いてもらうことはできた。だが、それをも自分で台無しにしてしまう。さらにストリッパー、キャシディとの関係も、一度拒まれてさっさと諦めてしまう。そして、悲しい結末へ。

 もうちょっとなんとかならなかったのかなと言うのが、正直な感想。途中までは同情できるのだが、やっぱり俺はレスラーだと復帰を決意するあたり、辞めた方がいいんじゃないの?と言いたくなってしまう。でも彼には、これしか生きる道が無かったのだろう。わかる気もする。

 ランディ役にミッキー・ローク。プロレスのファイトシーンはなかなかのものだ。だが、かつてプロレスファンだったものとして、事前の打ち合わせや、試合中の「もういいから、この辺で押さえ込んでくれ」とか言うやりとりには、ガッカリである。以前から「筋書きのあるドラマ」と言われてはいたが、あからさまに見せつけられてしまうと、まるでサンタクロースの真実を聞いてしまった子供のような心境。
 キャシディ役にマリサ・トメイ。相変わらずプロポーション抜群で、ストリップを見せてくれる。娘ステファニー役に「ダイアナの決断」のエヴァン・レイチェル・ウッド。

 ミッキー・ロークが自らの人生を演じているような作品である。

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