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2010年11月23日 (火)

[ド] LOSTファイナルシーズン 最終回

 ううむ… ついに終わったLOST。どういう結末を迎えるのか、興味津々だったのだが… 確かにエミー賞授賞式の時、「LOSTの結末意味不明~」と誰かが言っていたのを聞いてはいたが、本当に意味不明だった…

 まず、前シーズンで島に戻った面々だったが、数十年昔に飛んでしまったメンバーと、現代にいるメンバーとで別々に話が進行。最後に核爆弾を爆発させてエンド。で、ファイナルシーズンでは、彼らの時間が爆発の影響か、一致。それと同時に、オーシャニックが墜落しなかった世界というのも存在し、そちらでは島のことを全く知らないメンバーたちが、それぞれ全く違う人生を歩んでいると言うパラレルワールドのような展開。この辺のつじつまが、どう合うのかが一番興味あったところなのだが、これはなんだかうまくごまかされた感じだなぁ。

 このシーズンの興味深い点は、ジェイコブと邪悪な双子のストーリー。彼らが全ての始まりのようである。彼らを育てた女性役で、アリソン・ジャニー(ホワイトハウスのCJ)が出演。なぜ人々が島に引き寄せられるのかはなんとなくわかるのだが、じゃぁこの島はいったい何なのかと言うと、結局わからないままだ。

 全体として、ダーマとか、アザーズとかっていったいなんだったのとか(島の力を知って、それを利用しようとした人たちなんだろうけど詳細は不明)、島で妊娠しても出産できないのはなぜかとか、やっぱりわからない。

 とはいえ、最終回では、懐かしい顔ぶれも出てくるので、そういう点では楽しめるかも。謎が多い分、いろいろな解釈ができると言う見方もある。まぁとりあえずは終わった。やれやれ。

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2010年11月22日 (月)

[ド] ヒーローズ・ファイナル 最終回

 もっと長く続くかと思ったのに、意外と短命だったなぁ。このファイナルシーズン(シーズン4)は、全19話。サイラーの変化と、新しく現れた能力者サミュエルの動向が鍵である。

 能力者を殺しまくり、能力を集めまくって最強の能力者となったサイラーは、前シーズンのラストでネイサンに変身したまま、ネイサン・ペトレリであると思いこまされ、ネイサンとして生活。だが、思いこませた張本人マットに取り憑き、自分の体を取り戻そうとする。マットはサイラーを頭の中から追い出そうと躍起になる。結果、サイラーは体を取り戻すことに成功。だが、以前のサイラーとはちょっと心境に変化が。

 一方、能力者を周りに集めることで、自分の能力が増強されることに気づいたサミュエルは、言葉巧みに仲間を集い、カーニバルを運営。行き場の無い者たちがサミュエルを慕って集い、ヒロやクレアも心動かされる。だが、彼にはある野望があった…

 と言うことで、サミュエルの野望がどうなるのか、それにサイラーがどう関わるのかがこのシーズンのストーリー。一応、一件落着の結末ではあるが、新たな問題提起もされ、まだまだ続きそうなエンディングだ。これって打ち切りってこと? もっと続けて欲しかったなぁ。

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[映] きみがぼくを見つけた日

 タイムトラベラーの物語であり、一風変わったSFでありながら、感動的なラブストーリーとなっている。ベンジャミン・バトンと似ているような気もするが、こちらの方がずっといい。

 5歳のクリスマス。母親の運転する車に乗っている時、突然体に異変を感じたヘンリー。一瞬その場をワープ、2週間前の自分と母の姿を目撃。その直後現場に戻されるが、為すすべもなく母は事故に遭い… それ以来、自分の意志と全く関係なく、過去や未来にランダムにタイムトラベルする能力に目覚めてしまう。そんなある日、大学の図書館で、美しい学生クレアに出逢う。彼女はヘンリーのことを知っているばかりか、彼の能力についても知っていた。と言うのも、6歳の時に彼と出会っていると言うのだ。そしてすぐに二人は恋に落ちる…

 突然勝手にタイムトラベルすると言う設定は、ちょっと考えられないけれど、なかなか面白い設定ではある。その際、身につけている物を持っていくことはできず、従って行った先ではいつもすっぽんぽんと言うのも笑える。まず真っ先に衣類を調達しなくてはならないのだ。

 そんな彼が、ある美女と出会う。それは彼女が幼い頃から、彼女の家の付近にたびたびヘンリーが出現していることから考えて、おそらく運命的なものなのだろう。彼にしてみれば初対面なのだが、彼女から見れば、幼い頃からたびたび現れる、憧れの人物である。当然のように二人は恋に落ちる。そして結婚。だが、いついなくなるかわからない人物である。結婚生活が簡単ではないことは容易に想像がつく。結婚式のシーンがなかなか笑える。

 ヘンリー役にエリック・バナ。なんとも素敵な男性である。クレアが恋に落ちるのも無理はない。そしてクレア役にレイチェル・マクアダムス。これまたなんともキュートな女性だ。

 二人が、数々の苦難を乗り越え、結婚生活を送り、子供を授かり… と言う過程が感動的だ。たまたま原作を読んでいた夫の話では、出来事の順序がかなり原作とは変わっているらしい。時系列がかなり入り組んでいるので、わかりやすくしたのだろう。実にうまく見せていると思う。

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[映] ウルヴァリン:X-MEN ZERO

 X-MENのスピンオフということで、ウルヴァリンを主人公にした物語。X-MENに加わる前のウルヴァリンのお話で、誕生の秘密が明らかとなる。

 ひ弱な少年ジェームズは、父親が殺されるのを目撃してしまい、特殊能力が目覚める。同じく特殊能力を持つ年上の少年ビクターが兄とわかり、二人は150年以上世界各地の戦争に身を投じてきた。二人の能力に気づいた謎の軍人ストライカーは、二人を特殊部隊チームXにスカウト。様々なミッションに参加させられることに。だが、意見の対立からチームを離脱したジェームズ。
 森林で、木材伐採の仕事をし、恋人ケイラと共に質素な生活をしていたジェームズの前に、再びストライカーが現れる。彼は、昔の仲間が次々と殺されていると言い、協力を要請されるが、一度は断るジェームズ。だが、ケイラを殺され、それがビクターの仕業とわかり…

 悲しい運命を背負った男の物語だ。両親と共に幸せに暮らしていたのに、ある日突然父を奪われ、しかもそれは本当の父ではないと知らされる。その日以来、ビクターと共に戦いに明け暮れるが、ビクターの凶暴さにつき合いきれなくなり、普通の人間として暮らすことを選ぶ。幸せに暮らしていたハズが、再び騒動に巻き込まれる。それはストライカーの企みであり、ジェームズはまんまと利用されてしまうのだ。

 ジェームズが、どの時点でローガンと名を変えたのかが、ちょっとわからなかったのだが、特殊金属を体に注入し、ウルヴァリンとして生まれ変わったことはわかった。そして、そのころの記憶を失った理由もわかる。

 ウルヴァリン役は当然ヒュー・ジャックマン。兄ビクター役にリーヴ・シュライバー。ボルト役にドミニク・モナハン。ウェイド役にライアン・レイノルズ(「あなたは私の婿になる」のアンドリューね)。最後にちょっとだけパトリック・スチュワートも出てくるのだが、あれってCG??

 余り期待していなかったのだが、なかなか楽しめた。どうやら続編もあるらしく、日本に旅して修行するらしい。楽しみである。

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2010年11月20日 (土)

[映] ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

 前後編に分けるとはね。確かにその方が丁寧に描けて良いのかもしれない。前作がかなり酷かったので、第7巻がどう映像化されるのか、とても気になっていたのだが、前半はなかなかの仕上がりではないだろうか。

 魔法省大臣から、闇の勢力が拡大していると言う、衝撃的な発表がついに出される。デスイーターたちの脅威におびえる人々。ダーズリー家にかけられた魔法によって、成人するまでは守られていたハリー。18歳で成人する前に、安全な場所に避難するため、マッドアイの指揮の元、騎士団たちが集まり、ハリーを護衛して一斉にロンの家に向けて飛び立つ。だが直後にヴォルデモートたちの襲撃を受け…

 今回ハリーとロン、ハーマイオニーの3人は学校へは行かず、ヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出ることになる。それはつらく苦しい旅である。特に前半は、誰の力も借りられず、森を転々として対策を練る。何をしたら良いのか見当もつかず、そのことでハリーとロンが喧嘩になってしまったりもする。それでもなんとか方向を見つけ、怪我を負いつつも着実に前進するところで、後編へ。

 キャストはお馴染みの面々だが、さすがに成長したねぇ。ツルツルお肌だったハリーも、うっすらヒゲ生えてたりして、大人の男性に。ハーマイオニーは色っぽくなってるし。

 やはり後半を期待せざるを得ない。個人的に一番気になるのは、リリーとペチュニアの子どもの頃の話。スネイプとの絡みであり、この物語の要とも言える。1~5作目まではDVDを買っていたのだが、6作目があまりに良くなかったので、買わなかった。今回は買ってみようかな。

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[映] あなたは私の婿になる

 このサエない邦題なんとかならないだろうか。このタイトルと、冒頭のシーン数分で、ストーリーは結末まで想像ついてしまう。

 NYの出版社で編集長を務めるマーガレットは、40代独身。その完璧で妥協を許さない仕事ぶりから、部下達からは「魔女」と恐れられていた。ある日、上司に呼び出されたマーガレットは、入国管理局から国外退去を求められていると聞かされる。カナダ国籍である彼女は、忙しさのあまり、ビザの申請を先延ばしにしていたのだ。国外退去してしまえば、1年間は戻ってこられない。だが仕事を諦めきれないマーガレットは、とっさに、自分のアシスタントである、年下のアンドリューと結婚すると言う爆弾発言をする。突然のことに驚くアンドリューだったが、イヤとも言えず… 偽装結婚を本物らしく見せるため、アンドリューと一緒に彼の実家であるアラスカへ行くことになったマーガレットだったが…

 国籍のために偽装結婚というのはよくある話で、アンドリューの意志とは関係なく、強引に私利私欲のために結婚を決めてしまったマーガレットが、彼の家族と会って人間らしさを取り戻し… と言う、思った通りのストーリー。とはいえ、アラスカの大自然もいいし、確かにこんなところで暮らしたら心も豊かになりそうと思える。でもよく考えたらカナダだって大自然いっぱいだよね…

 マーガレット役にサンドラ・ブロック。アンドリュー役ライアン・レイノルズがカナダ出身というのはなんとも皮肉。アンドリューの両親役に、メアリー・スティーンバーゲンとクレイグ・T・ネルソン。おばあちゃん役にベティ・ホワイト。これがまたパワフルでいい。

 まぁ月並みだけど、気晴らしに見るには悪くない。

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[映] インフォーマント

 何が言いたいのかイマヒトツよくわからない作品。冒頭で、実際の出来事を元にしているが、一部脚色していると言うような字幕が出るのだが、最後には、全くのフィクションだみたいな字幕が。どっちなのよ。

 1992年、イリノイ州。農業関係の大企業ADMで働くマークは、名門大学卒業後に入社。33歳で食品添加物のリジン製造工場の責任者という立場にいた。ある日、リジン工場でウイルスが発生、生産量が激減し、莫大な損失を出してしまう。責任を問われたマークは、日本企業「味の素」の知り合いから、ある情報を得たと会社に報告。それは、味の素のスパイが、リジン工場にウィルスをばらまいたと言うもの。詳しい情報と、対処法を知りたければ1000万ドル払うよう脅迫されたと言う。会社はFBIに捜査を頼み、さっそく捜査官ブライアンがマークの家に盗聴器を取り付けにやってくる。だがそこで、マークはブライアンに爆弾発言をする。それは、ADMが世界各国の企業と違法な価格協定を行っていると言う内部告発だった…

 シリアスな内部告発物かと思いきや、とんでもない大ボラ吹き男の物語である。そもそも、この男がよくわからない。仕事はうまくこなしているようだし、頭も悪くなさそうだ。名門大学を卒業し、一流企業に就職し、着実に出世している。美しい妻も子供もいる。このまま着実に行けばいいものを、なんでこんなウソを続けるのだろうと思う。だが、後半、彼の人生全てがウソで固められていたことがわかる。名門大に入るのも、おそらくこの会社に入るのも、ウソを使ったのだろう。そんなうそつきおじさんの顛末は、まぁこんなもんだろう。

 マーク役にマット・デイモン。FBI捜査官ブライアン役にスコット・バクラ(タイムマシンにお願いのサム、エンタープライズのジョナサン・アーチャー)。さらに日本企業側の一人として、神田瀧夢(今年のアカデミー賞授賞式レッドカーペットで、見事なインタビュアぶりを発揮してくれたね!)が出演しているのを発見。なるほど、これでマット・デイモンと知り合ったわけだ…

 フィクションだと言いつつ、思いっきり「味の素」の名前出てたしなぁ。内部告発ものとは思えない気の抜けた音楽が、妙にマッチしていて良かった。だが、ストーリーとしては、あまり楽しめなかったな。こういう嘘つきは嫌い。

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2010年11月15日 (月)

[映] ヒットマンズ・レクイエム

 ベルギーのブルージュを舞台に、一風変わった殺し屋の物語が繰り広げられる。

 殺し屋としての初仕事を終えたレイ。先輩のケンと共に、ベルギーのブルージュに潜伏するよう指令が出る。古都ブルージュでの潜伏を、観光気分で満喫するケンに対し、全く楽しめず、何か落ち着かないレイ。そしてケンに、ボスであるハリーから、ある指令が下るのだが…

 どう見ても古都ブルージュの雰囲気に不釣り合いのケンとレイ。殺し屋としては先輩であるケンは、仕事の手順をよく心得ており、観光を楽しむ余裕すらある。それに対し、新人のレイは、次に何が待ち受けるのか全く想像できず、何か落ち着かない。そしてそれには理由があった。ターゲットだけでなく、巻き添えで罪もない少年を殺してしまったのだ。そのことがレイを悩ませる。

 ケンのボスであるハリーは、昔気質の殺し屋のようだ。少年を巻き添えで殺してしまったことで、ハリーはレイの抹殺をケンに指示する。一応筋は通っている。だが、酷な話だ。一緒に潜伏している仲間を殺せと言われたケンは、これまた苦悩。一応指示に従おうとするのだが、土壇場で思いとどまる。自分がこの世界に引き入れた若造を、たった一度の過ちで殺すのは忍びないと考える。ケンは人情のある人間だ。

 すったもんだの末の、皮肉な結末。なかなか面白いストーリーだ。レイ役にコリン・ファレル。ケン役にブレンダン・グリーソン(ハリー・ポッターシリーズのマッド・アイ・ムーディ役)。ハリー役にレイフ・ファインズ。レイのターゲット役にキアラン・ハインズ(「Rome」のシーザー)。カナダ人観光客役にジェリコ・イヴァネク(ホミサイドのダンバース、オズのデヴリン、ダメージのフィスク、ヒーローズのダンコ)。脇役ながら、なかなか重要な役である。

 ブルージュの街が素晴らしい。観光している気分になれる。この街の風景と、おそろしく不釣り合いな殺し屋たち。クールなイメージとは全く違い、人間くさい彼らの苦悩を描いた作品だ。

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2010年11月13日 (土)

[映] ボルト

 ディズニーのアニメだが、親子で楽しめる内容。ボルトは犬だが、スーパードッグと思いこんでいる普通の犬という設定がなかなか面白い。

 少女ペニーは動物保護施設から白い子犬を引き取り、ボルトと名付けた。ペニーの父によって改造され、スーパードッグとなったボルトは数年後、ペニーを守るため、そして誘拐されたペニーの父を助け出すため、悪の軍団と戦っていた… と言うのはハリウッドのドラマで、ペニーは人気ティーン女優。だが、自分がスーパードッグであると信じているボルトは、ある日、ドラマのストーリーで誘拐されたペニーを助け出そうと、撮影所のトレーラーを脱出。だが、誤ってダンボールに落ちたため、梱包されてニューヨークへ運ばれてしまう。そこで知り合った猫のミトンズと、ハリウッドに戻る旅に出るが…

 スーパードッグの話かと思ったが、そうではなかった(^o^;。人間によってそう思わされている犬である。撮影所の中で飼われ、自分にはスーパーパワーがあると信じ込んでいる。そして、大好きなペニーを守るためならなんでもする律儀な犬だ。

 いつものようにペニーを救出していたボルトだったが、撮影所は、ストーリーがマンネリ化していると言うことで、ペニーが誘拐された状態で、撮影を翌日に引き延ばす。何も知らないボルトは、なんとかペニーを助けなくてはと躍起になり、挙げ句NYへ行ってしまう。そこからハリウッドまで旅をすることになるわけだが、その道中で、自分にはパワーが無い普通の犬であることを悟り、そして旅の仲間ミトンズやライノとの友情を深めると言う物語だ。

 ディズニーアニメなので、結末は見えているのだが、それでも楽しめるのはさすが。人間の都合で育てられたボルト、人間の都合で捨てられたミトンズ、人間の都合でケースに閉じこめられていたライノが、最後は理想的な環境で暮らせると言うのは、この上ないハッピーエンドだろう。

 吹き替え版で見てしまったのだが、ボルトの声役で、ジョン・トラボルタ。ペニーの声役でマイリー・サイラス。ドラマ中の悪役キャリコの声役でマルコム・マクダウェル。エージェント役でグレッグ・ジャーマン。これは是非とも字幕版で見たかった。

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[映] THE 4TH KIND フォース・カインド

 怖い系の映画なんだとは思っていたが、どっち系(オカルト系か、ゾンビ系、宇宙人系、それか、リアルに社会問題を描いた系とか)かなーと思っていたら、宇宙人系。

 心理学者のアビゲイルは、夫を目の前で殺されたことがトラウマとなっており、未だ立ち直っていない。そのことを忘れようとするかのように、亡き夫がやっていた研究を引き継ぐ。それは、アラスカ州の小さな町ノームでの調査。300人以上のこの町の住民が、謎の不眠症に悩まされているのだ。彼らのカウンセリングをすることによって、原因の究明と、治療をすることに全力を注ぐアビゲイルだったが…

 冒頭、ミラ・ジョヴォビッチが登場し、この映画の説明をする。これは実際の事件であり、実際の映像を使っている。ミラが演ずるのはアビゲイル博士だが、実物の博士も出てくるのだ。事実だけを淡々と描き、信じるか、信じないかはあなた次第だと言う。ううむ。

 カウンセリングをしているうちに、患者の共通点に気づく。そして、自分の録音テープを聞くと、覚えのない音声が入ってることに気づく。それは、何者かがしゃべった古典語のシュメール語らしいとわかり、きっと宇宙人だろうとみな想像する。確かに謎めいている。

 だが、私個人の感想としては、どうも全体的に嘘くさく見えた。実際の映像に出てくる博士は、なんだか幽霊のようで、この人の存在自体がもう怖いのだが、彼女の夫の死に関して、これだけ明らかな記憶違いをしていると言う事から考えて、彼女の言動を信用できない。息子は、母を信用せず、父の死も母のせいと思っていると言うのも頷ける。だいたい、この博士以外の登場人物全て、この映画に関わることを拒んでいる辺り、怪しい。もし本当に、そういうことがあったとして、それを暴きたいと考えるのならば、もう少し頭を使って打つ手を考えるべきではなかったのか。これだけ映像が残っていながら、肝心な部分だけ映像が乱れると言うのは、どうにも合点がいかない。

 全体として、確かに怖い。もし本当だとしたら怖いだろうが、全体的にかおるウソくささが、映画を安っぽい物にしている気がした。

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2010年11月10日 (水)

[映] カールじいさんの空飛ぶ家

 子供向けアニメと侮るなかれ。これは、子供にはわからない気がする。むしろ、大人向けアニメだ。

 冒険好きの少年カールは、同じく冒険好きの少女エリーと出会い、やがて二人は結婚し、幸せな家庭を築いた。二人は仲良く歳をとるが、ある日エリーは亡くなってしまう。二人の思い出のいっぱいつまった小さな家に、一人寂しく暮らすカール。気がつけば、周りは高層ビルに囲まれ、すっかり住みにくくなったばかりか、立ち退きを迫られる毎日。そんなとき、カールじいさんはある決断をする。それは、今は無きエリーにした約束 -南米にある伝説の滝、「パラダイス・フォール」に一緒に行くこと- を果たすため、カールじいさんは、家に無数の風船をつけ、家ごと大空に飛び立った…

 家に風船つけて飛ぶって、明らかに子供の発想なのだが、憧れの地に到着してめでたしめでたしで終わらないところは、やはり大人の映画。最愛の伴侶を亡くす気持ちは想像するしかないが、歳を重ねて、物事がすっかり変わってしまう寂しさはわかる。冒頭、二人の出会いから別れまでが、サイレント映画のように流れるのだが、このシーンだけでも泣けてくる。

 口べたで、穏和なカールが、エリーを亡くし、周りから孤立することで、すっかり頑固なじいさんになってしまう。年寄りの気持ちを、若者は理解しない。邪魔者扱いされて、面白いはずもなく、ますます孤立。そしてついには立ち退きを迫られる。そんなカールの行動は、見ていて痛快だ。

 さて、南米に向けて飛び立った物の、そう簡単に憧れの地には着けない。さまざまなトラブルが彼を襲う。その過程で、エリーとの約束を果たすこと自体が重要なのではないことに気づかされる。感動のストーリーである。

 カール憧れの冒険家チャールズ・マンツの声で、クリストファー・プラマー。結局、憧れの人に酷い目に遭わせれるのだが、このバトルはコミカル。杖ついてたカールじいさんが、闘志に燃えてなんだかすっかり元気に。なんともアクロバティックなシーンを見せてくれる。

 子供はもちろん、大人も、そして年輩の人にも見てもらいたい作品だ。

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2010年11月 7日 (日)

[ド] XIII

 これまたミステリアスなタイトルのドラマ。スティーブン・ドーフ主演ということで、興味をそそられた。全2話のミニシリーズのようなのだが、AXNでは4話放送するらしい。どういうことなのか… 1話が長いようなので、半分ずつ放送で2話?

 アメリカ初の女性大統領が、演説直後に暗殺された。狙撃者と思われる男は、地下駐車場で何者かと銃撃戦になり、傷を負いつつも逃走。その後数ヶ月たっても犯人を見つけることはできず。
 ウェストバージニアの山奥に暮らす老夫婦は、負傷した男を木の上で発見。どうやらパラシュートで不時着したらしい。元医師の妻が手当をし、男は回復するが、記憶を失っていた。男の首もとには「XIII」の入れ墨があり、戦闘能力に長けていることがわかる。男が夫婦の元を去ろうとしたその時、何者かが襲撃。老夫婦は殺され、男はなんとか逃走するが…

 まるでボーン・アイデンティティのような感じだ。自分が何者か全くわからない男。だが、身に付いた戦闘能力は桁外れ。そして彼を追う謎の組織。男は何者なのか、この組織は何なのか。彼らの目的は?

 この謎の男役にスティーブン・ドーフ。彼を追う組織の人間役にヴァル・キルマー。エイモス大佐役にグレッグ・ブリック(リジェネシスのウェストン)。

 まだわからないことだらけだが、これまた気になるドラマだ。

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[ド] ウォーキング・デッド

 ゾンビ物のドラマということで、あまり見る気になれなかったのだが、異様に高評価な上に、ゾンビ物大好きの下の子が見たいと言うので、試しにと思って見てみたら… アメコミが原作で、全6話のミニシリーズ。

 警察官リックは、銃撃戦で負傷。病院で生死をさまよい、やっと目覚めると、病院には誰もいないばかりか、荒れ放題。外へ出ると、遺体の山。何が起こったのかわからぬまま自宅へ戻るが妻子はすでにいなかった… 唯一残っていた近所の住民から、多くの人間がゾンビ化して人々を襲っていることを知らされる。リックは一人、妻子を探す旅に出る…

 ゾンビ物だが、まともな人間が周りにほとんどいないと言う辺りは、アフターワールドにちょっと似ている。ガソリン切れで車が使えず、やむなく馬に乗って移動するリックだったが、街中でゾンビに囲まれてしまい… と言うシーンは本当に怖い。

 ゾンビが出てきて怖いと言うだけではなく、どうやら人間関係もいろいろありそうだ。一人病院で目覚めたリックは、妻子を探す旅に出るが、妻子はリックの相棒シェーンと共に行動している。しかも、どうもシェーンは、リックの妻ロリといい感じである。きっとリックは死んだものとしてうまいことやっているのだろう。ここでリックが現れたら、明らかに気まずい状況だ。

 主人公のリック役は、あまり馴染みが無いが、どうもイギリスの俳優さんらしい。妻役にサラ・ウェイン・キャリーズ(プリズン・ブレイクのサラ・タンクレディ)。

 果たしてリックは無事家族を見つけられるのか。人々に平和は訪れるのか。なにより、ゾンビ現象の原因はなんなのか。ちょっと気になるドラマだ。



 

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2010年11月 6日 (土)

[映] ROCKER 40歳のロック・デビュー

 Bムービーながら、なかなか楽しめる作品。「スクール・オブ・ロック」をもう少し現実的にした感じだろうか。ビートルズのデビュー直前にクビになってしまったドラマー、ピート・ベストのようなお話で、実際ピート・ベストもちょっとだけ出演しているあたり、ビートルズファンとしてはたまらない。

 ロックバンド、ヴェスヴィオス。人気が出始め、ついにメジャーデビューすることになるが、その条件は、ドラマーのフィッシュをクビにすることだった… 20年後、世界的な人気バンドとして活躍しているヴェスヴィオス。それに対して、電話受付の仕事で平凡な毎日を送るフィッシュ。しかも、ヴェスヴィオスの新譜CDについて同僚と口論となり、クビに。やむなく姉の家に転がり込むフィッシュ。そんな折り、甥っ子マットのバンドのドラマーが抜けたため、代役ドラマーとして高校のプロムに出演することに。そこでドラマー魂に火がつき…

 デビュー直前にクビって、まさにピート・ベストである。しかもデビューの条件になってしまう辺り、何が問題だったんだろうと思うのだが、ここでは、社長の息子をドラマーに入れたいからとか言う、勝手な理由。諦めきれないフィッシュは、逃げるバンドメンバーの車を、ゾンビか、ターミネーターかと言う勢いで追う。それくらい、バンドに思い入れがあったのだろう。

 20年後、すっかり落ちぶれたサラリーマンになっているフィッシュ。甥っ子のバンドの話を聞いても、全く関心を示さない。懇願されて、やむなくステージに上がるが、たたいた途端、ドラマー魂に火がつく。これはすごくわかる気がする。20年前を思い出し、もう一度やってみたいと本気で思い始める。だが、他のメンバーは今時の若者。ジェネレーションギャップが大きく、いろいろ問題も起こる。その辺りの描き方がなかなかリアルだなと思う。そしてなんと、因縁のヴェスヴィオスの前座をつとめることになり… と言う辺り、スカッとする結末である。

 フィッシュ役にレイン・ウィルソン。シックス・フィート・アンダーのアーサー、アメリカ版「The Office」のドワイトでお馴染み。リードボーカルのカーティス役に、テディ・ガイガー。実際のミュージシャンでもあるらしい。なるほど。彼の母役にクリスティナ・アップルゲイト。フィッシュの姉役にgleeのスー・シルベスターでお馴染みジェーン・リンチ。
 ヴェスヴィオスのレックス役にウィル・アーネット(ブルース一家のジョブ)。トラッシュ役にブラッドリー・クーパー(エイリアスのウィル・ティッピン)。フィッシュの元カノ役で、ジェーン・クラコウスキー(アリー・マクビールのエレイン)。そして、本人役でピート・ベスト。

 このピート・ベスト出演ということで、映画をすごく気を付けてみていたつもりだったのだが、なかなかわからず… 彼の出演シーンは本の一瞬。クビになったフィッシュがバス停でベンチに座っているとき、隣に座っているおっちゃんが彼である。セリフもない。

 ストーリーは単純ではあるが、曲がとてもいい。同世代、しかもバンドやってる人間としては、とても楽しめる内容だ。

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2010年11月 3日 (水)

[映] 縞模様のパジャマの少年

 去年だったか、ミニシアターでのみ上映されていて、とても気になっていた作品。こんなに早くWOWOWで放送するんだったら、ミニシアターまで行かなくて良かったとつくづく思う。ユダヤ人収容所を描いた作品。ベストセラー小説の映画化らしい。

 第二次大戦下のベルリンに住む8歳の少年ブルーノ。ナチス将校である父親が昇進し、住み慣れた家を離れ、一家でポーランドへ引っ越すことに。そこは周りに家もなく、殺風景な場所で、同世代の友達がいないブルーノはすぐに退屈してしまう。家の裏庭の向こうに、奇妙な農場を見つけ、好奇心から近づくと、有刺鉄線の向こうに同い年の少年が。なぜかいつも縞模様のパジャマを着ているその少年シュムエルと、次第に親しくなるブルーノ。だが、彼がユダヤ人であることを知り、、家庭教師や周りの兵士たちから、ユダヤ人は有害な敵だと聞かされ、困惑する。そしてある日、ブルーノはフェンスを超えてしまう…

 父親の昇進に喜ぶ一家だったが、ユダヤ人収容所の所長として赴任したことで、その現実に直面して精神的に不安定になる母。家庭教師に洗脳され、すっかりナチに傾倒していく姉。それに対し、初めは友達と離れることがイヤで、引っ越しに乗り気でなかったブルーノは、シュムエルと仲良くなることで、この地での生活を楽しむようになっていると言う辺り、なんとも皮肉である。

 ナチス将校の息子なのに、ユダヤ人のことを全く知らずに育ったブルーノ。この辺りがちょっと疑問なのだが、これは父方の祖母の考え(ナチスのやり方に強く疑問を持っている感じ)や、夫の昇進を喜びつつもナチスやユダヤ人虐殺については否定的な考え方を持っているであろう母親の思想の影響なのかもしれないと思う。そのことが、この一家にとっては最悪の事態を招いてしまったのであるが、これもまたなんとも皮肉な結果である。

 父親役にデヴィッド・シューリス(ハリー・ポッターシリーズのルーピン先生)。母親役にヴェラ・ファーミガ。

 とても素晴らしい作品なのだが、少年達の演技が少々ヘタクソなのが少々残念だ。まぁ、幼い少年たちであり、純真無垢ということで、こんなもんなのだろうか。

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2010年11月 1日 (月)

[映] 2012

 かなり長いので、リアルタイムで見ないとなかなか見られないと思い、夕飯を食べながら家族での鑑賞。食器洗いもせぬまま、最後まで見てしまったのだが、なんだかなぁ…

 2009年、太陽系の各惑星が一直線上に並び、太陽の活動が活発化。大量のニュートリノが地球に降り注ぎ、地核が熱せられて大地が崩れ大災害になると予測した地質学者ヘルムズリー。すぐにアメリカ大統領に報告され、対策が練られる。
 3年後の2012年。LAで富豪のドライバーで稼ぎつつ、執筆を続ける売れない作家ジャクソンは、別居中の子供たちを連れてイエローストーン公園へキャンプに出かける。だがそこで、立ち入り禁止区域の中に異様な光景を目撃。さらに、そこでラジオDJをする男から、世界の崩壊と、そのために政府が製作を進めている宇宙船の話を聞かされる。全く本気にしなかったジャクソンだったが、LAに戻ると大地震とそれに伴う地割れに遭い、家族を救うためにある行動に出る。

 なかなか壮大なテーマである。マヤ文明が予言した世界の終末というのが2012年ということで、ちまたでも世界の崩壊説が少々話題になったりもしている。この映画で、一番気がかりだったのは、地球がなんらかの原因で崩壊するのだとして、映画としてはどういう結末になるのかと言う点。地球が壊れるのなら、地球上にいて助かる道はない。宇宙に出るのか、全滅するのか。それか、予測が外れて良い方向へ行くのか。とにかく、映画としてこの壮大なテーマにどう決着をつけるのかが、一番の関心事だった。そして、見終わった後の感想としては、「それで終わり?」

 様々な登場人物がいて、それぞれ違う場所でこの災害に遭うのだが、この作品の主人公は、ジャクソンである。売れない作家であり、一市民だ。いち早く予測した科学者は、アメリカ政府と協力して対策を立てる。そして、どうやら巨大な乗り物を製作しているらしいことがわかる。政府の人間や、一部の金持ちたちは、一般庶民がそういう情報を知り得る前に、その乗り物に乗る搭乗券をゲットしていると言うのは、いかにもありそうで面白い。当然のことながら、そんな情報に疎い一市民のジャクソンが、偶然その情報を手に入れる。そこで彼のとった行動が、ものすごく突飛なのだ。行動力があると言えば確かにそうなのだが、ものすごーく現実離れしているように思う。

 ジャクソン役にジョン・キューザック。元妻役にアマンダ・ピート(ジャック&ジルのジャック。激やせしていてビックリ)。その恋人ゴードン役にトーマス・マッカーシー(ボストン・パブリックのケヴィン・ライリー先生)。大統領役にダニー・グローバー。その娘役にサンディ・ニュートン(ERのケム)。大統領の側近?カール・アンハイザー役にオリバー・プラット。ラジオDJ役にウディ・ハレルソン。船上のミュージシャン役にジョージ・シーガル。

 映像的にはものすごく派手だし、ハラハラドキドキ見ていて飽きない。2時間39分ってものすごく長いけれど、飽きずに最後まで見てしまった点は、さすがだと思う。けれど、ストーリー設定には、かなりツッコミを入れたい部分がある。

 けれど、家族4人で映画を見たのって何年ぶりだろう。

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