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2010年11月 6日 (土)

[映] ROCKER 40歳のロック・デビュー

 Bムービーながら、なかなか楽しめる作品。「スクール・オブ・ロック」をもう少し現実的にした感じだろうか。ビートルズのデビュー直前にクビになってしまったドラマー、ピート・ベストのようなお話で、実際ピート・ベストもちょっとだけ出演しているあたり、ビートルズファンとしてはたまらない。

 ロックバンド、ヴェスヴィオス。人気が出始め、ついにメジャーデビューすることになるが、その条件は、ドラマーのフィッシュをクビにすることだった… 20年後、世界的な人気バンドとして活躍しているヴェスヴィオス。それに対して、電話受付の仕事で平凡な毎日を送るフィッシュ。しかも、ヴェスヴィオスの新譜CDについて同僚と口論となり、クビに。やむなく姉の家に転がり込むフィッシュ。そんな折り、甥っ子マットのバンドのドラマーが抜けたため、代役ドラマーとして高校のプロムに出演することに。そこでドラマー魂に火がつき…

 デビュー直前にクビって、まさにピート・ベストである。しかもデビューの条件になってしまう辺り、何が問題だったんだろうと思うのだが、ここでは、社長の息子をドラマーに入れたいからとか言う、勝手な理由。諦めきれないフィッシュは、逃げるバンドメンバーの車を、ゾンビか、ターミネーターかと言う勢いで追う。それくらい、バンドに思い入れがあったのだろう。

 20年後、すっかり落ちぶれたサラリーマンになっているフィッシュ。甥っ子のバンドの話を聞いても、全く関心を示さない。懇願されて、やむなくステージに上がるが、たたいた途端、ドラマー魂に火がつく。これはすごくわかる気がする。20年前を思い出し、もう一度やってみたいと本気で思い始める。だが、他のメンバーは今時の若者。ジェネレーションギャップが大きく、いろいろ問題も起こる。その辺りの描き方がなかなかリアルだなと思う。そしてなんと、因縁のヴェスヴィオスの前座をつとめることになり… と言う辺り、スカッとする結末である。

 フィッシュ役にレイン・ウィルソン。シックス・フィート・アンダーのアーサー、アメリカ版「The Office」のドワイトでお馴染み。リードボーカルのカーティス役に、テディ・ガイガー。実際のミュージシャンでもあるらしい。なるほど。彼の母役にクリスティナ・アップルゲイト。フィッシュの姉役にgleeのスー・シルベスターでお馴染みジェーン・リンチ。
 ヴェスヴィオスのレックス役にウィル・アーネット(ブルース一家のジョブ)。トラッシュ役にブラッドリー・クーパー(エイリアスのウィル・ティッピン)。フィッシュの元カノ役で、ジェーン・クラコウスキー(アリー・マクビールのエレイン)。そして、本人役でピート・ベスト。

 このピート・ベスト出演ということで、映画をすごく気を付けてみていたつもりだったのだが、なかなかわからず… 彼の出演シーンは本の一瞬。クビになったフィッシュがバス停でベンチに座っているとき、隣に座っているおっちゃんが彼である。セリフもない。

 ストーリーは単純ではあるが、曲がとてもいい。同世代、しかもバンドやってる人間としては、とても楽しめる内容だ。

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