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2010年12月17日 (金)

[映] かいじゅうたちのいるところ

 特に期待していたわけではないが、ベストセラー絵本が原作ということで、きっと深い内容のはずと思っていたので、ちょっとハズされた感じ。

 8歳の少年マックスは、母親と姉と3人暮らし。忙しい母親にも、思春期の姉にも相手にしてもらえず、寂しい毎日を過ごしていた。ある日、夕食に恋人を連れてきた母親。そのためか、ダダをこねて困らせるマックスに、母親は激怒。思わず家を飛び出したマックスは、見つけたボートに乗って海へ。そして、見知らぬ島へたどり着く。そこには、大きな体の、不思議なかいじゅうたちが暮らしていた…

 冒頭はなかなか興味深い。少々情緒不安定に見えるマックスだが、明らかに寂しいのだと思う。誰にも相手にしてもらえないと感じている。それはおそらく、両親の離婚に関係しているのだろう。家計のために働きに出ている母親は、息子に構う余裕がない。また、姉はすでに思春期であり、幼い弟の相手にはならない。友達はいないのか?と思うのだが、その辺もなにか事情があるのかもしれない。

 そんなマックスが、ついに家を飛び出し、ボートに乗ってかいじゅうのいる島へ… ってこの辺は明らかに絵本らしいストーリーだが、まぁヨシとしよう。そこで、かいじゅうたちと過ごすことで、なんでも自分の思い通りになるわけではないと言うことを学び、帰宅すると言うお話らしい。だが、この一番重要である、かいじゅうたちとのシーンが、イマヒトツわかりにくい。かいじゅうたちも、昔の子供番組にでてくる着ぐるみみたいで、どうもパッとしない。絵本のかいじゅうのイメージそのまんまらしいので、愛読者には馴染みの姿なのかもしれないが、つくりがどうも安っぽい。

 かいじゅうたちに食べられないために、王だと嘘をつくマックス。王として、楽しい王国を作ろうとするのだが、そううまくは行かず、逃げ帰る。これで、本当にマックスは学んだのだろうか。嘘つくと結局ばれて身に危険が及ぶと言う教訓は得たのかもしれない。だが、それでまたあの寂しい家庭に戻って、うまく対処できるのだろうか。マックスが家を飛び出して、心底心配した母親が、少しマックスを気遣うようになるのだろうか。マックスの本当の本題を、もう少し掘り下げて欲しかった気がする。

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