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2010年12月31日 (金)

[映] インビクタス/負けざる者たち

 「マンデラの名も無き看守」を見て以来、気になっていたこの作品。やっと見ることができた。劇場で見たかったと思う。

 1994年、南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラ。だが、まだ国内には様々な問題があった。白人のスポーツとされていたラグビーは、黒人にとってはアパルトヘイトの象徴であり、南アのチームは国内の黒人層からは嫌われていた。だが、1年後に南アでラグビーのワールドカップが開催されることを知ったマンデラは、国を一つにまとめ上げるには、ワールドカップで勝つことが重要と考え…

 このチームを、全国民に受け入れてもらうためには、まず子供達に好かれなくてはならないと考えたマンデラは、黒人居住地区へ選手を派遣し、子供達にラグビーの指導をさせる。選手を身近に感じた子供達は、当然のようにチームのファンとなる。この行動は、今まで特権階級として何不自由なく暮らしていた選手達に、貧しい暮らしを強いられている黒人たちの生活を見せることでもある。黒人居住地区の様子は、まさに「第9地区」のエイリアン居住地区とそっくりだ。「第9地区」のエイリアン居住地区は、明らかに南アの黒人居住地区がモデルになっているのだろう。

 マンデラ役にモーガン・フリーマン。実際のマンデラと結構似ている。チームリーダー役にマット・デイモン。ラグビーのルールは良くわからないのだが、それでも迫力あるシーンはなかなか楽しめるし、感動的である。

 マンデラ氏は実に素晴らしい人物である。自分自身が、白人達から迫害され、27年間も投獄されていたにもかかわらず、国をまとめ上げるためにそれらを全て許すと言うのだ。「変わるべき時に私自身が変われないなら、人々に変化を求められません」。なかなか言えることではない。私利私欲を捨て、国を一つにまとめ上げるために全力を尽くす。今日本に欲しいのは、こういうリーダーである。

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