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2011年1月10日 (月)

[映] ジュリー&ジュリア

 メリル・ストリープには全く驚かされる。「恋するベーカリー」もこの作品も2009年の制作。同じ時期にこの全く違った役を演じていることになる。こちらでは、実在の人物ジュリア・チャイルドということで、彼女になりきり、ちょっと野暮ったい感じの大柄なおばさんを演じている。

 1949年、外交官の夫の赴任で、パリにやってきたアメリカ人主婦ジュリア。元々食べることが大好きなジュリアは、フランス料理のとりこに。有名な料理学校ル・コルドン・ブルーに通い、本格的にフランス料理を学ぶことに。
 一方、およそ50年後の2002年、NYに夫と共に住むジュリーは、作家になる夢を断念し、公務員としてストレスフルな毎日を過ごしていた。料理が大好きな彼女は、ジュリア・チャイルドのフランス料理本のレシピ524を、365日で実戦し、ブログにすると言う試みを思いつく…

 と言うことで、ジュリアが本を出版するまでの様子と、50年後にジュリーがその本を元にブログを作る様子が、同時進行で描かれている。この映画の元となった本の作者がジュリーなので、ジュリーがジュリアへの想いをつづる感じ。

 このジュリア・チャイルドなる人物を全く知らなかったのだが、アメリカでは有名な人らしい。身長188cm!! 大柄のがっちり体型で、メリル・ストリープは身長168cmと言うことなので、うまく化けたなぁと言う感じ。妹役がジェーン・リンチ(gleeのスー・シルベスターでお馴染みの彼女!! 183cm)で、まさにぴったりな感じ。

 独特の裏声のようなふわふわしたしゃべり方は、実際の彼女をまねたものらしい。彼女のTV番組を見られるサイトもあり、見てみたのだが、なるほどまさにそっくりである。

 フランス料理なので、バターたっぷり、ハイコレステロールな感じの料理ばかりではあるのだが、どれもなかなか本格的。それを全て再現したジュリーの熱意は素晴らしい。ただ、とっても残念な気持ちになったのは、彼女のブログの存在に、晩年のジュリア・チャイルド自身が不快感を表していたらしいこと。自分の本をそこまで愛してくれた人なのに、そんな風にしか思えないのかなぁと思うと、メリル・ストリープ演ずるジュリアのイメージとちょっと違う気もした。だが、それだけ思い入れのある自分の作品ということなのだろう。

 ジュリー役にエイミー・アダムス。「ダウト」でもメリルと共演していたね。若手ながら、彼女も様々な役を演じ分け、着実に実力派の道を進みつつある感じ。ここでは、料理に癒しを求める初々しい新妻であり、作家の夢を諦めきれない働く女性の苦悩を見事に演じている。ジュリアの夫ポール役に、スタンリー・トゥッチ。ジュリーの友達役でヴァネッサ・フェルリト(CSI:NYのエイデン)。ジュリーの親友役でメアリー・リン・ライスカブ(24のクロエ)。

 ジュリーもジュリアも、優しい夫に恵まれている。料理に打ち込む妻を、優しくサポートし、時にアドバイスする。二人の女性の料理に対する想い、料理を囲む家庭の暖かい雰囲気を見て、心癒される。

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