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2011年1月 7日 (金)

[映] キャピタリズム ~マネーは踊る~

 マイケル・ムーア監督お馴染みの社会派ドキュメンタリー。今回は、資本主義がテーマだ。

 住宅ローン延滞のため、自宅を差し押さえられる人たちが増えるアメリカ。強制的に家を奪われ、住む場所をなくす人々がいる一方で、その家を安く買いあさり、売って金儲けする人々。大手金融機関は、経営不振を立て直すために税金から多額の援助を受けることができたのに、家を奪われた人たちへの援助はない。「1%の富裕層が底辺の95%より多い富を独占している」アメリカ。大手銀行の前で、「僕たちの金を返せ!」と叫ぶムーア監督。

 また一つ、アメリカの病んだ一面を見せられた気がする。
資本主義こそ善だと信じて突っ走ってきた国アメリカ。だが、それはいつしか、人がどうなっても自分だけ儲ければいいと言うことになってしまったようだ。

 確かに、頑張ったら頑張っただけ報酬が得られると言うのは魅力である。どんなに頑張ってもみんな同じなら、やっただけ損した気になる。労働意欲が失われる。それは認めるが、今のアメリカは明らかに行き過ぎである。金持ちは容易に金を増やせるが、貧乏人はそこから抜け出せないのだ。

 相変わらずのムーア監督、突撃取材を試みるが、門前払い。さすがにムーアの知名度のせいで、以前ほど簡単には突撃できなくなっているのだろう。その辺りパワー不足を感じたが、しょうがないのか。ただ、住宅ローンについては、ちょっと考えさせられた。詳しい事情は良くわからないが、金利がどんどん上がると言うのは、最初の契約の時にわかっていたはずで、ちゃんと理解しないまま、頭金もない状態で家を購入しようとする方にも問題があるのではないか。

 日本もそういう方向へ向かっているのだろうか。政治家が私利私欲を考えている時点で、ダメだよね。

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2009年 アメリカ 128分 監督・製作:マイケル・ムーア 出演:マイケル・ムーア アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞に輝いた「ボウリング・フォー・コロンバイン」では銃社会である米国を、「華氏911」ではジョージ・W・ブッシュ政権の暴走を告発し、いずれも大反響を呼んだムーア監督。本作では新たにリーマン・ショックを機に発生した世界金融危機とそれらをもたらした背景に肉薄。故郷であるミシガン州フリントの不況を題材にした「ロジャー&ミー」を手がけたこともあるムーアは、そもそもキャピタ...... [続きを読む]

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