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2011年1月31日 (月)

[映] ダレン・シャン

 多分、何もなければ見ることがなかっただろうこの作品。下の子が原作の大ファンであり、映画化も非常に楽しみにしていたので、ちょっと見てみる気になった。だが、下の子の期待を大きく裏切ったらしい。

 優等生のダレンは、親友スティーブに連れられて見世物サーカス「シルク・ド・サーカス」を見に行く。そこで見た、クレプスリーが操る毒蜘蛛に惹かれたダレン。ショーの後、楽屋に忍び込み、毒蜘蛛を盗み出してしまう。ところが、逃げ出した毒蜘蛛にスティーブが噛まれ、瀕死の状態に。親友を助けるため、解毒剤を求めて再びシルク・ド・サーカスを訪れるダレンだったが、クレプスリーが出した条件は、ダレンがハーフ・バンパイヤになり、クレプスリーの助手として働くことだった…

 私は原作を読んでいないのだが、それでも、ずいぶんと話をはしょっているんだろうなと言うのは想像できる。3巻分くらいの内容を、筋だけ追った感じになっている上に、だいぶ変えてあるらしい。原作にないキャラクターもいるそうで、その辺が不満とのこと。さらに、キャラクターがイメージとかなり違うと、これまたブーイング。確かに、原作のファンとしては、そういうの気になるよね。

 どうも話の展開が急過ぎて、納得行かない部分が多い。だいたい、優等生ダレンが、親友を救うためとは言え、ハーフ・バンパイヤになると言う決断をするだろうかと言う点。家族との暮らしに不満があるわけでもなく、成績が優秀なのだし、明るい未来が待っているハズである。全てを捨てて、ハーフ・バンパイヤとしてクレプスリーの仲間になることを決意したワケだが、あまりに本人がお気楽すぎると言うか、苦悩とか葛藤とかを感じないと言うか、ヘラヘラしているように見えるのも納得行かない。

 さらに、スティーブがなぜそこまでバンパイヤになることにこだわっているのかと言う点。悲惨な家庭事情らしいことはわかるのだが、だからってバンパイヤってちょっと唐突では?

 そして、とても残念だと思うのは、おそらくこの物語で重要な役を担うクレプスリーという存在が、あまり格好良くないこと。別にハンサムである必要はないとは思うが、もうちょっと貫禄というか、頼れそうな感じというか、ダレンが全てを捨てて彼についていこうと思えるような心強さを感じる人物であるべきだと思うのだが、(役者さんには申し訳ないが)それを全く感じないのだ。

 全体として、掘り下げ方の甘い、薄っぺらい作品になってしまったように思う。

 クレプスリー役にジョン・C・ライリー。Mr.トール役に渡辺謙。マダム・トラスカ役にサルマ・ハエック。コーマ・リムズ(?)役にジェーン・クラコウスキー(アリー・マクビールのエレイン)。彼女も全然変わらないねぇ。そういえばウィレム・デヴォーも出ていたけれど、何の役なのかイマヒトツわからず。

 続編もできそうな終わり方だったが、どうかな、できるのかな。

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あらすじ成績優秀で女の子にもモテモテのダレン・シャンだが巨大な毒蜘蛛に噛まれた親友を救うためにバンパイアと取引きし・・・。感想漫画化され、サンデーで連載されたベストセラ... [続きを読む]

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