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2011年2月21日 (月)

[映] 戦場でワルツを

 2009年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネート。ゴールデングローブ賞は受賞している。戦争のドキュメンタリーながら、独特のアニメ映像がかなり印象的で気になっていた作品だ。

 2006年、イスラエル。映画監督のアリは、友人ボアズから、26匹の凶暴な犬に追いかけられると言う奇妙な悪夢に悩まされていると言う話をうち明けられる。若い頃、共にレバノン戦争に従軍した際の後遺症だと考えるボアズだったが、当時の記憶が全くないアリ。当時のことを思い出すため、アリは元戦友たちを訪ね、話を聞く旅に出る。彼は、住民虐殺事件の日、自分もそこにいたことを知る…

 まず、レバノン戦争について、全く無知であることを後悔。その辺りをある程度知った上で見た方がわかりやすいだろう。映画監督であるアリ・フォルマン氏が、自身の体験を元に作ったドキュメンタリーらしい。

 レバノン戦争は、1982年と言うことなので、今から30年近く前の話。主人公のアリは1963年生まれと言うことなので、今40代。82年当時18か19才の青年だったワケだが、よく考えれば上の子と同じくらいの年頃。その時の経験があまりに衝撃的で、記憶に残っていないと言うのもわかる気がする。

 アリは、戦友達から話を聞くうちに、少しずつ当時のことを思い出しはじめる。そして、かつてナチスにされたような残虐行為に、自分も荷担してしまっていたと言う事実に強い罪悪感を感じたための記憶の欠落であるとわかる。戦争中の残酷な映像が、アニメーションで淡々と描かれているのだが、最後に唐突に実写になる。今までどこかのお話のような感じで見ていたものが、突如として現実味を帯びる。

 不思議な感じのアニメーションで、普通の戦争ドキュメンタリーとは違った感じを受けるが、そのことでインパクトの強い作品になったように思う。
 

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