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2011年5月15日 (日)

[映] マイライフ、マイファミリー

 ある親子の形を描いた、渋い作品。派手さはないが、考えさせられる部分も多い。

 老人の街サンシティ。介護士の世話を受けながら、ひっそりと暮らす内縁の夫婦。だが、夫レニーに認知症の症状が現れ、唯一の家族である息子ジョンと娘ウェンディに連絡が来る。
 ジョンは大学で演劇論を教える42歳。恋人と同棲中。妹ウェンディは劇作家を夢見つつ、派遣社員として働く39歳。近所の妻子ある男性と不倫中。突然の連絡に動揺する二人。さらにレニーの内縁の妻が亡くなり、レニーを引き取らなくてはならないことに。長らく父レニーとは絶縁状態だった二人は、父親をどうすべきかでもめるが…

 年老いた親をどうするかと言うのは、どこの国でも難しい問題のようである。特に、レニーのように認知症と言うことになれば、なおさらだ。それでも、育ててくれた親だと思えば、介護する気にもなるのだろうが、どうやらこの二人は父親に虐待されていたらしいことが、最後にわかる。彼ら兄妹が、そういう過去を持ちつつ、その相手の終末をどう世話するかと言うのが、この作品のメインテーマだ。

 父に対する憎しみと、親にこんな思いをさせていいのかと言う罪悪感とが葛藤する。ささいなことで口論になる。だが、彼らは施設に預けていたおかげで、特に苦労もなく、淡々と看取り、そしてその後は二人とも晴れ晴れした表情になる。この辺り、少々物足りないような。

 ジョン役にフィリップ・シーモア・ホフマン。ウェンディ役にローラ・リニー。冒頭のシーンに出てくる介護士役でデヴィッド・ザヤス(デクスターのバティスタ、OZのモラレスなど)。

 もう一つ何か感動できるところか、泣けるところか、なにかが欲しかった気がする。

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