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2011年5月 9日 (月)

[映] 月に囚われた男

 派手さはないが、ひねりのきいたストーリーがいい。監督は、デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ。イギリスの作品。

 地球に必要なエネルギー資源を月で採掘することで得るようになった近未来。採掘作業に従事するのは、サム・ベル。彼はたった1人でこの作業をこなしていた。人気は3年。愛する妻子を地球に残し、帰れる日を心待ちにしているサム。地球との通信機能は壊れたままで、時折ビデオメッセージが届くのみ。唯一の話し相手はロボットのガーティ。任期があと2週間と言うある日、サムは事故に遭って意識を失う。治療室で目覚めた彼は、何か様子が違うことに気づく。施設内から出ることを禁じられるが、押し切って事故現場に戻ってみると…

 なんとも切ないと言うか、やるせないというか。サムの、やり場のない怒りが伝わってくる。1人孤独に耐えた3年間は、さぞつらかったろう。あと少しで帰れると言う唯一の希望が、一瞬で絶望に変わる。

 サム役にサム・ロックウェル。ガーティの声でケヴィン・スペイシー。ロボットながら、サムの身を案じているあたり、なんともかわいいヤツである。

 コスト削減で儲け重視のこの企業のやり方は、今問題の某電力会社に通じるものがあるかもしれないと思った。

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