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2011年9月25日 (日)

[映] 恋する宇宙

 タイトルから、もっと軽快なラブコメを想像していたのだが、ちょっと違う。笑える部分は多少あるが、もう少し思いラブロマンスという感じだろうか。

 NYに1人で暮らす青年アダム。玩具会社で働く彼は、アスペルガー症候群であり、人とのコミュニケーションがうまくとれないため、他人と関わらないようにして生活していた。ある日、同じアパートの上の階に、童話作家を目指す教師ベスが越してくる。挨拶を交わすうち、彼女に好意を持つようになるアダム。ベスも、アダムの純真さに惹かれるようになるが…

 アスペルガー症候群というのは、どうやら他人の気持ちを想像できない障害らしい。そのため、本心では無いことを言われても、言葉通りに受け取ってしまう。人間関係を築くのがかなり難しそうである。

 彼は宇宙に非常に興味を持っていて、ものすごく詳しい。なので、話し始めると止まらない。相手が迷惑そうにしていても気づかないからだ。だが、そんな彼の純真さに惹かれるベス。2人の関係は次第に親密になるが、そううまくはいかないと言う辺りが、現実的だ。

 アダム役にヒュー・ダンシー。ベス役にローズ・バーン(ダメージのエレン)。ベスの父親役にピーター・ギャラガー(OCのサンディ・コーエン)。母親役にエイミー・アーヴィング(映画「キャリー」での役が忘れられない)。

 アダムの「空気読めない」様子を笑うシーンがいくつかある。だがよく考えてみると、そういう人、周りも結構いる。(特に男性) なんたって一番身近な夫は、相手が退屈しているのがミエミエなのに、延々と自慢話するし、帰って欲しがっている様子がアリアリと見えるのにも気づかず居座る人だ。人の気持ちを逆撫でするような事を言って、自分ではジョークを言ったつもりになっているし。アダムの事を笑えないと思う。

 アダムのような青年に惹かれる気持ちもわかるし、彼との将来を反対する親の気持ちもわかる。結末は切ないが、まだ希望も見える。唯一難点をあげるとすれば、全体的に少々だるいところか。

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