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2011年10月25日 (火)

[映] バレッツ

 マフィアもの好きなので、ジャン・レノ主演のこの作品も楽しみにしていたのだが、思っていたのとはちょっと違い… フランスのマフィアってこんな感じ?

 かつてマルセイユを仕切っていたマフィアのボス、シャルリ。今では友人に任せ、引退する身。家族と平穏な日々を送っていた。ところがある日、駐車場で覆面の男達に22発もの銃撃を受け、瀕死の重傷を負う。一命を取り留めたシャルリの元に駆けつけた腹心の部下カリムと共に、犯人を突き止めるが、それは生涯の友情を誓った仲間ザッキアだった… 復讐しようとするカリムを止めるシャルリだったが、カリムが殺され…

 麻薬には手を出さないと言うポリシーを貫こうとしたために、命を狙われたシャルリ。そんな目に遭っても、復讐をしてはいけないと言う辺り、まさに「ゴッドファーザー」とそっくりのストーリー展開であり、彼が昔気質のマフィアのボスであることがわかる。シャルリとザッキアの過去を描くシーンも、ゴッドファーザー2のデニーロのごとく、彼がいかにして成り上がったかを、ほんの数シーンで見せてくれる。

 だが個人的には、ザッキアの考えていることがよくわからない。シャルリが邪魔になったから殺すと言うのはわからにでもないが、よくよく考えてみると、すでに引退しているシャルリにそれほど権限があるとも思えず、殺さなくても好きにすればいいじゃないと言う気がするのだ。だって、どうせすぐにバレるし、そしたら報復されたりして、また面倒なことになるのは見えている。

 しかも、シャルリ殺害に失敗した後、シャルリが報復はしないと言っているにもかかわらず、彼の部下カリムを殺すと言うのもわからない。わざわざ人の気持ちを逆撫でしなくても。それに、麻薬取引で稼ごうとしている割には、自宅でタバコを吸わせない辺り、なんだか妙。

 息子を助けるシーンもちょっとなぁ。有刺鉄線の中を、自由にならない右手を使い、必死で通り抜けるのだが、あまりにもたもたしているので、ちょっと興ざめ。いつまでそこでもがいてんだよ~、カッター持って行くとか、準備していけよ~とジャン・レノにつっこみ。

 散々殺しておいて、「因果な商売で…」みたいなぼやきで終わるのだが、よくよく考えてみれば、若いとき、足を洗うよう諭されたにもかかわらず、報復をして成り上がったシャルリ、あんたが言うことか?

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