« [映] デート&ナイト | トップページ | [ド] ザ・グレイズ »

2011年10月27日 (木)

[映] ぼくのエリ 200歳の少女

 先日見た「モールス」の元作品。スウェーデンの作品だ。ストーリーは細部に至るまで、「モールス」とほぼ同じ。なので、ここでは違いについて注目してみたいと思う。

 全体の流れから言うと、出来事はほぼ同じなのだが、冒頭のシーンが違う。つまり、少女の父の入院が先に描かれ、謎めいた展開をする「モールス」に対し、こちらは順序よく展開するし、エリの正体もほぼ最初から想像がつくので、驚きは少ない。

 主人公の少年は、どちらも「ひ弱ないじめられっ子」であり、友達がいない。父とは別居していて、イジメについて誰にも相談していないが、唯一この少女にだけは心を開くと言う点は全く同じ。だが、こちらの作品では、少年の、殺人事件に対する異様な興味が描かれている点が、興味深い。つまり、エリの正体を知ってもあまり驚かない上に、逆に興味を持ち、惹かれていく彼の気持ちが良く理解できるのだ。

 少女の雰囲気もずいぶんと違うように思う。「モールス」では、一見華奢な、可愛い少女が実は… と言う意外性があったのに対し、こちらのエリはもう少し大人っぽく、いかにもと言う感じである。真っ白な肌にブロンドの少年に対し、黒髪で濃いめの顔つきの少女は、まさに対称的。

 少女の、父(本当は父ではないのだが)に対する愛情も、「モールス」では描かれているが、こちらの作品ではあまり感じられない。見た感じ、男性のエリに対する愛の方が数倍強いように感じる。そんな彼の愛情をある意味利用して、ここまで生き延びてたようにも感じられた。

 また、「モールス」では、母親が情緒不安定で頼りなかったのに対し、こちらの母親は普通の母親である。そして、「モールス」では声しか出てこなかった父親が、こちらでは登場。

 そして、さすがにスウェーデンだけあって、本当に寒そうである。

 と言うことで、どちらも甲乙付けがたいなー。ストーリーは同じでも、それぞれに雰囲気がある作品で、あとは好みの問題か。

|

« [映] デート&ナイト | トップページ | [ド] ザ・グレイズ »

コメント

セレンディピティさん
どちらを先に見たかで、印象が違うかもしれませんね。モールスの方が、より残酷なシーンが多かったように思います。是非比べてみてくださいね!

投稿: マイキー | 2011年10月30日 (日) 11:25

ぼくのエリ、ご覧になったのですね♪
私はモールスの方を見ていないので、DVDになったら
較べて見てみたいです。
なんといってもエリの雰囲気が両者、対照的ですよね。
ニューメキシコって暖かいところと思っていましたが
冬は雪が降るんですね。

投稿: セレンディピティ | 2011年10月29日 (土) 15:51

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [映] ぼくのエリ 200歳の少女:

» 「ぼくのエリ 200歳の少女」 [セレンディピティ ダイアリー]
DVDで、スウェーデンのヴァンパイア映画、「ぼくのエリ 200歳の少女」(英題: [続きを読む]

受信: 2011年10月29日 (土) 15:53

» DVD:ぼくのエリ 200歳の少女 [よしなしごと]
 クロエ・グレース・モレッツ主演のモールスがとてもおもしろかったので、その原作であるぼくのエリ 200歳の少女をDVDで見ました。 [続きを読む]

受信: 2011年11月11日 (金) 00:16

« [映] デート&ナイト | トップページ | [ド] ザ・グレイズ »