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2011年12月14日 (水)

[映] ラスト・アサシン

 フランスの作品。このタイトルおかしいなぁ、「最後の暗殺者」って言うのは。原題は"Requiem pour une tueuse"と言うことなので、「暗殺者のためのレクイエム」って感じだと思うのだが、それで良かったんじゃない?

 暗殺者リュクレスは、娘を持つシングルマザーでもあった。娘との時間を大切にしたいと考えた彼女は、引退を切り出す。上司は、条件として最後の仕事を命ずる。それは、石油パイプラインの利権に絡む要人であり、音楽家でもあるアレクサンダーの暗殺。彼が出演する音楽祭に、リュクレスも女声歌手として出演し、暗殺しようと試みるのだが…

 主人公であるリュクレスはものすごく美しく、とても暗殺者には見えない、か弱い感じの女性だ。歌手として音楽祭に潜り込み、暗殺を試みると言うのは、絵的には確かに劇的なんだろうが、あまり現実的とは思えない。だって、利権がらみで確実に殺害したいのなら、なるべく目立たないところで殺害する方がいいんじゃない?

 暗殺者である彼女とは別に、彼女の監視を命じられたホテルの支配人。見た感じ、普通の人である。弱みにつけ込まれて荷担させられたわけだが、普通の人にいきなり暗殺を命じるって、かなり突飛。

 さらに、暗殺の情報を得て、音楽祭に潜り込んだ捜査官がまた変。潜り込む必要はあると思うのだが、何も演奏者として潜り込まなくても。それだけでもかなり無理があると思うのだが、リュクレスに肩入れしてしまう辺りも、なんだかなぁ。間違って違う人殺しちゃうし。

 それに、リュクレスが暗殺者だと言うのはすぐに気づいたくせに、支配人の事は最後の最後まで気づかなかったって言うのも… それだけリュクレスがバレバレだったと言うことか。

 リュクレスの上司がいいヤツで、リュクレスを大切に思っていることがわかるのだが、そうである理由が最後にチョロッと描かれている。でもなぁ、それなら暗殺者になんてするなよと、思わずつっこみ。

 リュクレス役は、イングロリアス・バスターズでショーシャナを演じたメラニー・ロラン。彼女の美しさが引き立つ作品ではあるので、そこは見る価値あるかも。

 全体的にとってつけたようなストーリー、結末で、嘘くささ炸裂。ちょっとがっかりな作品。

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