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2012年1月30日 (月)

[映] ジョン・レノン,ニューヨーク

 原題は"LennoNYC"。イギリスを出て、NYに渡ってからのジョンについて、当時の映像や、当時を知る人々の話をまとめたドキュメンタリーだ。ビートルズファンなのだが、ジョンのビートルズ後については、実はあまり詳しくは知らず、今回非常にタメになったと言うのが感想。

Lennonyc
 1971年9月、マスコミから逃れるため、ヨーコと共にNYに移住したジョン。ベトナム戦争のまっただ中だった当時のアメリカで、反戦運動、平和運動に積極的に取り組んだジョンとヨーコ。メッセージ色の強いアルバムを発表、コンサート活動にも力を入れ、国民の共感を得る。だがそのことに脅威を感じたニクソン政権は、2人を国外退去させようと画策。ニクソン再選でますますまずい立場に追い込まれるジョン。2人の生活に危機感を覚えたヨーコは、別居を切り出し、ジョンはLAへ。作曲を続けながらも荒れた生活を続けていたが、1年後、ヨーコと再会。再びニューヨークでの生活を始めることに。

 あれだけ個性的な人は、カリスマ性もあるけど、敵も多いのだろう。だが、何かに追い込まれている時、精神的に参っているときほど素晴らしい曲を書くようにも思う。彼には必要な試練だったのかもしれない。

 ジョンの当時の映像もあるし、ヨーコや、エルトン・ジョンなども出演していて当時を語っている。彼らの話は興味深いし、レコーディングの様子を録音した音声も、ジョンの人柄や曲作りが想像できるのでうれしい。

 精神的に落ち込んで、酒やドラッグにおぼれていた時代を乗り越え、ヨーコとの新生活を始め、ショーンが産まれる。ジュリアンの時にできなかった子育てを、心から楽しむ姿がほほえましい。全てを乗り越えて、一回りも二回りも大きくなったジョンが、やっと落ち着いてアルバム製作に打ち込めるようになったところだったのに。そう思うと、残念で仕方が無いが、彼は亡くなってより大きな存在になった気もする。これもまた、彼の試練なのか。

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