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2012年1月 6日 (金)

[映] ザ・ロード

 ヴィゴ・モーテンセンにつられて録画したものの、なんだか暗そうだったので、なかなか見る気になれずにいた作品。実際、とことん暗い内容と、何とも言いようのない結末に、やるせない気持ちになった。同名ベストセラー小説が原作らしい。

The_road
 文明が崩壊して10年ほどが経った近未来。空は灰色の雲に覆われ、植物も動物もほとんど存在しない。残された食糧はわずか。生き残った人々の中には人肉を食べる集団すらいた。そんな世界に、ひたすら南を目指して歩き続ける父子がいた。父は、息子に生きる術を教え、倫理を説く。そして2人は、目指していた海へたどり着くが…

 最初からずっと続く暗い映像と、希望の全く見えない展開にうんざり。世紀末ものは、「ザ・ウォーカー」とか、古くはマッドマックス2、3、ドラマもウォーキング・デッドとかジェリコとかいろいろあるが、ここまで悲観的な物語も初めて。

 まず最初の悲劇は、おそらく核爆弾か何かによるものだろう。その時、男の妻は妊婦だったらしい。そしてこんな状況の中、自宅での出産。それでも10年近く子供を育てたらしく、赤ちゃんは少年に成長している。にも関わらず、自殺すると言い出す妻。ま、確かに希望のない世界なのはわかるけど、子供を持つ母が、そんな自暴自棄でいいのか? 息子のためにももう少し頑張るべきでは?

 特に目的もなく、南方面、海を目指す父。息子を守ると言う強い意志で、なんとか頑張っているのだが、その気持ちとプレッシャーが強すぎるのか、彼のとる行動は、実際は息子のためになっていなかったことが最後にわかると言う、皮肉な結末。

 父役にヴィゴ・モーテンセン。息子役にコディ・スミット・マクフィー(モールスのオーエン)。母役にシャーリズ・セロン。老人役にロバート・デュバル。最後に少年に声をかける男役にガイ・ピアース。その妻らしき女性役にモリー・パーカー(デッドウッドのギャレット夫人)。

 とにかく、「人を見たら泥棒と思え」みたいに気を張っている父。息子を守るためとは言え、過剰防衛になってしまっている。こういう状況では、いかに信頼できる仲間を見つけられるかが鍵だと思う。時々挟まれる、カラフルな過去の映像にほっとするが、とにかく暗い作品。

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 職務経歴書のダウンロード | 2012年1月26日 (木) 12:38

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