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2012年2月 2日 (木)

[映] クレアモントホテル

 ちょっとコミカルで、ほのぼのと温かく、そして切ない物語だ。

Claremont
 老婦人サラ・パルフリーは、娘の住むスコットランドを離れ、ロンドンのクレアモントホテルにやってくる。夫に先立たれた彼女は、このホテルでしばらく過ごそうと決意。だがそこは、想像していたものとは少々違った。同じように長期で滞在している老人達が暮らしており、お互いの私生活に興味津々なのだ。
 さらはさっそくロンドンにいる孫息子デズモンドに連絡をとるが、留守電で返事はなし。ある日、外出先で転倒。たまたま近くに住んでいる青年ルードに助けられる。お礼にホテルでの夕食に招待するサラだったが、ホテルの客達は、ルードを孫のデズモンドだと思い込んでしまい…

 遠くの親戚より近くの知人って感じだろうか。いや、孫息子もアテにならないのだから、またちょっと違うか。でもよく考え見れば、26歳の青年なんてだいたいそんなものだろう。おばあちゃんの相手なんてしたいわけがない。むしろルードの方が親切すぎておかしいと思う。こんないい青年、そうそういない。

 このホテルは、まるで老人ホームのようである。みんなで支え合ってと言うか、監視し合って生きているように思う。そんな環境を、初めは疎ましく思っていたサラだが、次第に馴染む。そして、そんな彼らからすっかり気に入られるルード。ルードとサラは、まるで恋人のようにデートする。そして、そうでないことに気づく。

 サラは、何歳なのかわからないが、いつも素敵な服を着ていて凛としている上品な女性だ。そんな彼女が、何を思ってロンドンへやってきたのか。娘から自立したいと言うのはわかるが、地元になら友達もいたはず。なぜ、馴染みのないロンドンへ出てきたのか。まさかあの孫息子に会うためだけではなかろう。その辺が今ひとつよくわからなかった。

 ああいうホテルはたくさんあるのだろうか? いくらなんでもホテルなんだし、ずっと宿泊すると言ったらお金もかかるだろう。みな相当な金持ちなのか? ホテルのメンバーはみな家族なのよとか言って心配して病院に駆けつけた割には、見舞いに行った様子もないし、あれだけサラと親しくしていたルードも、サラがボケ始めた途端に去って行ったし、なんだかなぁと思う。多分、これから先がつらいんじゃないかと思うのだが。

 サラ役にジョーン・プロウライト。ルード役にルパート・フレンド。先日のシェリだね。

 サラとルードの関係は見ていてほほえましいし、年を取っても上品な、それでいて高慢ではないレディ、サラにはとても好感が持てるのだが、全体的にどうも私にはしっくりと来なかった。

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