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2012年2月21日 (火)

[映] トイレット

 全くノーチェックだったのだが、CMを見てなんだか面白そうだったので慌てて録画予約。日本の作品らしいのだが、カナダで撮影で全て英語。なかなか面白い作品だ。

Toilet
 研究所に勤務するレイ。これまで、誰とも深く関わらずに生きていた彼の、唯一の楽しみはロボット型プラモデル、ガンプラ。母親が亡くなってもなお、今までと何も変わらぬ生活を続けるハズだったが、実家で、引きこもりの兄、大学生の妹、そして英語が全く通じない母の母、「ばーちゃん」と暮らすハメに…

 レイを見ていると、まるで上の子を見ているよう… 誰とも深く関わらずに生活しているレイ。一見孤独のようなのだが、彼には彼の世界があり、寂しさは感じていない。唯一の楽しみはガンプラ。自分の世界を邪魔されることがとにかく嫌い。

 兄モーリーは、かつては将来を有望視されたピアニストだったのに、どうしたわけか引きこもりになってしまったらしい。精神的に弱いのだろう、極度のプレッシャーに勝てなかったのかもしれない。1人で外出することができないが、人との関わりは欲している。

 妹リサは大学生。
周りの人たちを見下している、ちょっと生意気な若者だ。母親が亡くなり、兄とばーちゃん2人の面倒はみられないので、レイに助けを求める。当然のように嫌がるレイ。彼は1人がいいのだ。だが、アパートのボヤ騒ぎでやむなく同居は始まる。

 そして登場する謎の人物、ばーちゃん
(もたいまさこ)。日本人である。英語が全く通じない様子で、一言もしゃべらず、何を話しかけても無反応。一番謎だったのは、彼女がなぜこの地へやってきたのか。そして、なぜ一言もしゃべらないのか。いくらなんでも日本に知人や友人がいたはずで、それを全て捨てて、全く知らない土地へ来る決意をした割には、全く馴染んでいないと言うのが、どうも解せない。英語がわからないから英語を話さないと言うのはわかるが、それでも日本語をしゃべっていいはず。全くしゃべらないと言うのは不自然。さらに、彼らの母親がハーフだとしたら、このばーちゃんは、カナダ人との子供を持ったと言うことであり、多少話せてもいいと思うのだが…

 この作品の中で彼女がしゃべるのはたった二言、ここぞと言う場面で。このばーちゃん、きっと実はスーパーおばあちゃんで、何かすごいものを秘めていることが最後にわかるんだと勝手に期待していたのだが、その期待は裏切られた。オチは、お約束通りという感じではあるが、笑える。

 最初はバラバラだったこの4人が、次第に打ち解け、心を通わせる過程が見ていて楽しい。特にレイ。自己中の固まりだった彼が、ばーちゃんのためにトイレ購入を決意するところは感動的。

 それにしても、ウォシュレットは革命だね。
これはウォシュレットの宣伝なのかとも思う。ばーちゃんの設定に少々問題があるような気もするが、不思議な雰囲気を持ち、ちょっと笑えて、心温まる作品だ。

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受信: 2013年1月26日 (土) 23:05

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