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2012年2月11日 (土)

[映] ハート・ロッカー 雪辱戦

 思えば2年前、アカデミー賞授賞式で話題になっていたこの作品を、友達と清水まで見に行った。(このときの様子はこちら) 行ったはいいが、あまりの迫力、ドキュメンタリー風の手ぶれ映像の連続で、すっかり乗り物酔い状態になってしまった私は、開始30分ほどで顔面蒼白でトイレへ駆け込むことに。その後、WOWOWで放送されたので再挑戦するべく録画したのだが、なかなか見る勇気が出ないまま年を越し… 今回、2度目の挑戦となった。

Hurt_locker
 2004年、イラク、バグダッド。駐留米軍ブラボー中隊・爆弾処理班は、作業中に爆発が起き、班長のトンプソン軍曹が死亡。代わりにジェームズが派遣されることに。彼は、これまで800以上もの爆弾処理をこなしてきた凄腕。だが、処理中に防護服を脱いでしまったり、仲間の忠告を無視したりと型破りで無謀な行動も多い問題児。そのため、彼を煙たがる仲間もいたが、彼の勇気は、次第に仲間の信頼を得るようになる。

 
ギリギリの状態での作業が続く、過酷な仕事である。そのせいなのか、ジェームズの精神は、恐怖や何かを超越しているようである。それ故の無謀な行動なのだろう。だが、それがある事件をきっかけに壊れる。彼らのいるところに出入りしているDVD売りの少年が、人間爆弾に仕立てられて殺されているのを見てしまうのだ。ジェームズは誰よりもこの少年と親しくしており、それ故にこの理不尽な出来事を見て、ジェームズの精神は初めて現実の世界に戻ってきたように思う。

 恐怖を克服するためなのか、自分に何か起こっても困らないようにすると言う意味なのか、母国にいる妻子とは関わりを断っている。意図的に考えないようにしているようである。それが、この事件をきっかけに、妻子を気遣う普通の男に戻る。

 なんとも皮肉なのは、あんなに死を悲しんだ少年、実は生きていることがわかるのだ。まぁ、それが誰であっても、あってはならないことに違いは無いけどね。

 任期を終え、何事も無かったかのように束の間の休日を楽しむジェームズ。そしてまた、危険な任務へ戻っていく。なんと過酷な仕事だろう。

 ジェームズ役にジェレミー・レナー。冒頭で死んでしまう班長役にガイ・ピアース。途中で遭遇する、イラク人を捕虜にしている賞金稼ぎ?の男性役にレイフ・ファインズ。大佐役にデヴィッド・モース。ジェームズの妻役にエヴァンジェリン・リリー(LOSTのケイト)。

 今回、なんとかストーリーを追うことが出来たが、正直、自宅で見てもつらかった。時々気分が悪くなり中断。最後はごろ寝で鑑賞。見応えがあるいい作品なのかもしれないが、手ぶれ酔いしやすい人には勧めない。私は二度と見ないよ。

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