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2012年4月11日 (水)

[映] ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路

 モーツァルトの姉、マリア・アンナ(愛称がナンネル)の物語である。そんなに才能のある姉がいたことを全く知らなかった。女性というだけで損をした感じで気の毒。

Nannerl
 18世紀中頃。宮廷音楽家レオポルト・モーツァルトの影響で、幼い頃から音楽の才能を発揮する娘ナンネルと息子ヴォルフガング。一家は、広く世間に売り込むため、ヨーロッパ各地を巡る演奏旅行をする毎日。あるとき、馬車の修理のために立ち寄った修道院で、フランス王の末娘たちと知り合い、親しくなるナンネル。その後、ヴェルサイユ宮殿で演奏する機会が舞い込み、王の娘たちから頼まれた手紙を、兄である皇太子に届けることを頼まれたナンネル。それがきっかけで、皇太子と恋に落ちるが…

 ナンネルという人物がいたこと、彼女がどういう人生を送ったと言うことをざっと知ると言う意味では、なかなか興味深い。姉弟の演奏はすばらしいし、一家が旅していた様子もよくわかる。ナンネルが、女性であると言うだけで、作曲を教えてもらえなかったこと、一度家族を離れて独立を試みるが、うまくいかず、結局親の言う通りに生きることを選んだと言うことはわかった。

 ただ、それだけと言うか、彼女の姿が淡々と描かれているだけで、彼女の気持ち、葛藤など、あまり強い感情が見えてこない。その辺りがちょっと残念か。

 それにしても、若干15歳(ヴォルフガングが11歳)でこれだけの才能を発揮しているのだから、学べば、ヴォルフガング以上の作曲家になったかもしれない。それを、女性だと言うだけで封じてしまった父親の罪は大きいと思う。そういう時代だったとは言え、娘の気持ちを全く考えない親って、どうかと思う。そんな気持ちで、ナンネルに同情してしまった。

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