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2012年4月12日 (木)

[映] ガリバー旅行記

 お馴染みのガリバー旅行記を、ジャック・ブラックが今風に演じる。タイトルから見て、ファミリー向けという感じだし、まぁガリバー旅行記なので、それほどビックリする展開も期待していなかったのだが、それなりに楽しめる作品になっている。

Gullivers_travel
 NYの新聞社で、メール係としてお気楽に仕事をしているガリバー。5年間ずっと片思いをしている相手ダーシーに、ついに告白しようと考えるが、何を間違えたのか、旅行記事を書くハメに。ネットの旅行記事をつぎはぎし、ダーシーに見せたところ気に入られ、彼女の代わりにバミューダ海域へのボート旅を取材すると言うチャンスを与えられる。軽い気持ちで引き受け、出発したガリバーだったが、嵐に巻き込まれ… 気がつくと、小さな人たちが暮らすリリパット王国に漂着していた!!

 と、ガリバー旅行記の美味しい部分を使った、今風の物語になっている。

 まずこのガリバーという人物に注目したい。彼は、仕事熱心なタイプではなさそうである。5年間ずっとメール係であり、出世とは無縁のようなのだが、全く気にしている様子はない。むしろ、仕事半分、遊び半分という感じでのらりくらりとラクしている。恋の知識にしろ、一般常識にしろ、知識がないわけではない。むしろ、いろいろなことを知っていて、偉そうな事を言ってはいるが、それを実行できない、いわゆる小心者である。

 ずっと憧れているダーシーに、声をかけるのが精一杯。だが、奮起して告白してみようと思い立つ。が、やっぱり失敗。ついついいらんことを言ってしまって、取材に行くことになってしまう。

 そんな彼だが、全く違う世界に飛び込み、体が大きいせいなのか、気持ちも大きくなり、自信を持って行動すると、周りから認められ始める。そういうことってあるかもなと思う。自分の立ち位置が決まり、生活が安定したころ、ボロが出始める。大事なのは、この時どういう行動をとるかだと思う。この場から逃げると言う選択もあるだろう。だが、彼は逃げず、立ち向かう道を選ぶ。お決まりの展開だし、軽いノリに仕上がってはいるが、好きなストーリーだ。

 ガリバー役にジャック・ブラック。ダーシー役にアマンダ・ピート。リリパット王国の国王役にビリー・コノリー。王女役にエミリー・ブラント。王女に思いを寄せる男役にジェイソン・シーゲル。王女の婚約者である将軍役にクリス・オダウド(「こちらIT課」のロイ)。

 もう一つ、あわや戦争というところで、ガリバーが両国をなだめるシーンが楽しい。ジャック・ブラックと王国の面々が、インド映画さながらに歌って踊る。そんな簡単に仲裁できたらいいけどねって感じではあるが、この軽さも好きだ。家族で楽しめる作品だと思う。

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