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2012年6月30日 (土)

[映] キッズ・オールライト

 去年のアカデミー賞で話題になっていて、気になっていた作品。原題は当然だが"The Kids Are All Right"。この邦題、変な略し方になっていて、気に入らない。

Kids_are_all_right
 レズビアンカップルのニックとジュールズは、18歳の娘ジョニと、15歳の息子レイザーをそれぞれ1人ずつ出産。幸せに暮らしていたが、レイザーは、自分の生物学的父親(精子ドナー)が誰なのか気になり、18歳になったジョニに頼んで探してもらう。両親には内緒でその男性、ポールに連絡を取り、会いに行くことに。レストランを経営するポールと会い、意気投合したジョニ。そのことを知ったニックとジュールズは、自分たちも会う必要があると感じ、食事会に招くことにするが…

 いかにも現代的な話である。レズビアンカップルが、精子ドナーを利用して子どもをもうける。1人ずつ産むと言うのはなかなか合理的である。外科医として稼ぎもあり、男性的な雰囲気を持つニックは何事にも完璧主義。それに対し、少々ちゃらんぽらんな感じではあるが、独特の感性を持ち、美的センスのあるジュールズには女性的な色気がある。

 彼らの生活は、彼らなりにうまく行っていた。だがそこへ、”男”が加わることでおかしな事になってしまう。まず、すぐに彼に対して好意を持つジュールズに対し、敵対心を持つニック。ジュールズが、ポールの庭を造る仕事を引き受けたことで、2人は関係を持ってしまう。何も知らないニックは、自分もポールを受け入れようと決意、彼の話に耳を傾け、彼に好意を持つのだが、その直後、ジュールズとの関係に気づき… と言う皮肉な展開だ。

 ニック役にアネット・ベニング。ジュールズ役にジュリアン・ムーア。ジョニ役にミア・ワシコウスカ。レイザー役にジョッシュ・ハッチャーソン。そしてポール役にマーク・ラファロ。スピルバーグ監督とケイト・キャプショウの娘、サーシャ・スピルバーグも出演している。

 みんな仲良くほのぼの系のラストを想像していたのだが、ちょっと違った。なるほど現実的である。少々危なげな大人達に対して、子供達は大丈夫って意味のタイトルなのだろうか。なかなかしっかり者の子供達に安心させられる。

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