« ちりめん山椒 | トップページ | [映] P.S. アイラヴユー »

2012年6月23日 (土)

[映] ストーン

 デニーロが出ているので見てみたのだが、うーん、なんだかよくわからない作品。

Stone
 定年間近の仮釈放管理官ジャック。彼が最後に担当したのは、放火と祖父母殺しの罪で服役中の男ストーン。だが彼の話を聞いても、改心した様子は見られず、仮釈放に気乗りしないジャック。それに気づいたストーンは、妻ルセッタを使ってジャックを誘惑させるが…

 ジャックは堅物だ。頭も固いが、妻への態度も冷たい。妻をメイドか何かのようにしか思っていない感じ。仕事一筋でここまでやってきて、おそらくは彼の人生、特に何か面白いことがあったわけでもなく、唯一の楽しみはゴルフ中継を見ること。

 そんな彼との生活に耐えきれず、一度は家を出ようとまで考えた妻マデリン。だが、娘を殺すと言われて渋々耐えてきた人生。

 囚人ストーンは、教養のない軽い男だ。妻を愛していると言っているが、おそらくは本当に愛していると言うよりは、言うことを聞く便利な女、セックスの相手としか見ていない。早く自由になりたくて、なんとかジャックに取り入ろうとするが、そういうことのできる相手ではないと気づく。それならばと、妻ルセッタを使ってジャックを誘惑させ、仮釈放してもらえるよう操ろうと企む。

 ジャックがホントに真面目で誠実な人物なら、ルセッタのような女性にはひっかからないと思う。一見堅物で、誠実そうに見えるジャックだが、実はとても自己中心的で、他人を愛せない人間なのかなと思う。とにかく、ストーンの企みにまんまとはまり、ルセッタにおぼれてしまう。

 ここまでならありがちな展開だと思うのだが、面白いのは、これをきっかけに、ストーンとジャックの立場が逆転してしまうこと。ジャックが堕落していくのと対称的に、ストーンはある思想に目覚め、立ち直って自信をつけていく。

 ジャック役にロバート・デ・ニーロ。ストーン役にエドワード・ノートン。ルセッタ役にミラ・ジョヴォヴィッチ。マデリン役にフランシス・コンロイ。ジャックの若い頃の役にエンヴェア・ジョカイ(ドールハウスのアンソニー)。

 エドワード・ノートン演ずるストーンの変化が面白い。チャラい感じの軽薄な男が、次第にまともな若者に変わっていく。意図的に変わったのか、計画の副産物なのか、あるいはチャラい男が演技なのか。

|

« ちりめん山椒 | トップページ | [映] P.S. アイラヴユー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [映] ストーン:

« ちりめん山椒 | トップページ | [映] P.S. アイラヴユー »