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2012年8月23日 (木)

[映] スーパー!

 「キックアス」みたいな感じの作品を想像していたのだが、これはもっと現実的というか、かなりシビアな結末が待っていて、単なるコメディではなかった。

Super
 サエない中年男フランク。彼の唯一自慢できることは、美人妻サラ。だが、ある日、サラは、麻薬ディーラー、ジョックを追って家を出てしまう。サラを取り戻したい一心のフランクだが、相手が相手だけに手も足も出ない。そんな時、テレビ番組を見ていて、突然神の啓示を受けたと信じ込んだフランクは、正義のヒーローになることを決意。真っ赤なコスチュームを自作し、「クリムゾンボルト」と名乗って、街でチンピラ退治に精を出すが…

 サエない男が、コスチューム作って正義のヒーローに扮すると言う辺りは「キックアス」と似ているが、大きな違いは、決してハッピーエンドとは言えないところか。

 コスチュームを作って街へ出たものの、メタボ体型の中年オヤジがチンピラ相手に勝てるはずもなく、あっけなく反撃されて退散。そして今度は武器を使うことを考える。レンチを携帯し、街で見かけた悪い奴らに襲いかかるのだが、これが次第にエスカレートし、「無礼な輩」や「失礼な輩」にまでおよび、映画館の列に割り込みした男にまで殴りかかるように。しかも、レンチで殴るので、相手に重傷を負わせてしまう。明らかにやり過ぎである。

 ニュース報道を見て怖じ気づいたフランクは、一度は辞めようと決意するが、サラを連れ戻したいと言う本来の目的を思い出し、再びチャレンジ。そして、その際に知り合った、コミックショップの店員リビーを相棒にするハメになってしまうのだが、彼女の役回りがまた面白い。

 フランク役にレイン・ウィルソン(シックス・フィート・アンダーのアーサー)。決して主役を張るようなタイプではないのだが(^o^;、今回はむしろそれをウリにした作品だろう。リビー役にエレン・ペイジ。コミックショップの店員らしく、ヒーローものに詳しく、憧れていたらしい。フランクがクリムゾンボルトだと知ると、自分を相棒にしてほしいと懇願。勝手にコスチュームまで作ってまとわりつく。サラ役にリヴ・タイラー。ジョック役にケヴィン・ベーコン。あと、ペットショップの店員役で、リンダ・カーデリーニ(ERのサム)。

 やる気満々だけど、なんとも不格好なヒーローたち。彼らのドジぶりはコミカルだが、笑って済まされる問題ばかりではない。死人も出る。苦労して連れ戻したサラも、結局はまた出て行ってしまう。なんともポップで楽しげなポスターだが、内容はもっと現実的だし暗い。R15指定。

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