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2012年9月14日 (金)

[映] カンパニー・メン

 リーマンショックを機にリストラされた中年男性をリアルに描いた作品。なんともやるせない気持ちになるが、最後には希望も見える。

Company_men
 総合企業GTX社のエリート社員ボビー。37歳にして販売部長である彼の年収は12万ドル。大邸宅に住み、高級車に乗る生活を手に入れた。だが、リーマンショックを機に赤字続きの会社は、造船部門を縮小。大規模なリストラを行い、ボビーも解雇されてしまった。12週間の解雇手当を手に、就職支援センターに通って仕事探しをする日々。だが、なかなか仕事は見つからず…

 就職支援センターの様子がなかなか興味深い。小さなブースがあって、そこで電話をかけたり、パソコンを使ったりできるらしい。ちょっとしたオフィスである。情報を得たり、励ましてもらったりする。すぐに仕事が見つかると軽い気持ちでやってきたボビーだが、現実は厳しい。年収が減るのは当たり前、ライバルはたくさんいて、そう簡単に仕事にはありつけない。妻の兄を手伝って、大工仕事をやってみたりもするが、全く畑違いの仕事、なかなかうまくはいかない。

 ボビー役にベン・アフレック。彼の上司ジーン役にトミー・リー・ジョーンズ。フィル役にクリス・クーパー。リストラ担当のサリー役にマリア・ベロ。ボビーの妻マギー役にローズマリー・デウィット(ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラのタラの妹)。マギーの兄役でケヴィン・コスナー。就職支援センター仲間ダニー役にイーモン・ウォーカー(OZのサイード)。

 ボビーはまだ良い方だろう。確かに生活は一変するが、妻も看護師として働くことができるし、なによりまだ若い。それに対し、おそらく50代と思われるフィルは哀れだ。さすがに同じ仕事で雇ってくれる場所はもうない。かといって、この年で肉体労働はもうできない。世間体もある。結局、フィルの選んだ道は自ら命を絶つことだった。

 リストラされたボビーたちとは対称的に、高額の報酬を得て、今まで通りの生活を続ける役員たち。そんな生活に、疑問を持ち始めるジーン。彼の決断が、うまく行くかどうかはわからない。でも、悲しい現実の中に、かすかに希望が見える結末だ。

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