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2012年11月14日 (水)

[映] ラビット・ホール

 ウサギの穴。なんの映画なんだろうと思っていたのだが、幼い息子を失った夫婦が立ち直っていく様子を追った作品。

Rabbit_hole
 郊外の閑静な住宅街に住むベッカとハウイーのコーベット夫妻。一見、優雅な生活を送っているように見える彼らだったが、8ヶ月前、息子ダニーが交通事故で亡くなってから、夫婦の関係はぎくしゃくしていた。ある日、加害者である青年ジェイソンを見かけたベッカは、彼の後をつけ、接触。たびたび会って話をするように。一方、子どもを失った親の会で知り合った女性ギャビーと親しくなるハウイーだったが…

 子どもを失ったことをきっかけに、夫婦の関係が壊れていく話としては、「アンチクライスト」が記憶に新しいが、こちらはずっとマトモ。子どもを失って8ヶ月を乗り切り、なんとか普通の生活をしている二人だったが、まだ哀しみは癒えていない。

 子どもを亡くした親の会へ行っても、神に召されたとか言っている夫婦の話を聞いて、自分の来るべき場所ではないと感じるベッカ。さらに妹の妊娠を知って複雑な心境に。そんなモヤモヤした気持ちを抱えた状態の時、偶然、加害者の青年ジェイソンを見かける。思わずあとをつける。偶然を装って近づき、たびたび会って話すようになる。加害者と言っても、どうやら彼が悪いわけではなく、息子が車の前に飛び出したらしい。そんなジェイソンに同情したりもする。彼と過ごす時間が、ベッカにしばし癒やしをもたらす。

 ラビット・ホールと言うのは、ジェイソンが描いたマンガのタイトル。この話がなかなか面白く、パラレルワールドを描いた話らしい。失った人と再会するために、ラビット・ホールと言う穴を通ってパラレルワールドへ行くと言う話らしい。この話とこの映画を合わせると、「アナザー・プラネット」に似てる。

 ベッカ役にニコール・キッドマン。ハウイー役にアーロン・エッカート。ベッカの母役にダイアン・ウィースト。ジェイソン役にマイルズ・テラー。ベッカの妹役にタミー・ブランチャード。その恋人役にジャンカルロ・エスポジート(ホミサイドのマイク・ジェデーロ、ブレイキング・バッドのガス)。ギャビー役にサンドラ・オー。

 立ち直るのには時間がかかる。だが、少しずつではあるが、確実に立ち直り、絆を深めていく夫妻。明るい兆しが見えるのが救いだ。

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