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2012年12月31日 (月)

[映] ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女

 HBOのテレビムービー。4年前、オバマvsマケインの大統領選で、マケイン側副大統領候補として話題になったサラ・ペイリン氏を描いた作品。原作本があるらしい。

Game_change
 2008年大統領選。民主党のオバマ陣営の勢いに、全く勝てそうもない共和党のマケイン上院議員。副大統領候補の発表で一発逆転を狙うべく、奇抜な人選をと言うことに。マケインの女性不人気を補うため、アラスカ州知事サラ・ペイリンを候補にする。取り急ぎ調べた彼女の経歴に問題はなく、本人もやる気十分。お披露目のスピーチでは、全米の話題をさらうが…

 この騒動は記憶に新しい。ペイリンさんは突然出てきてかなり注目の的だった。いろいろな騒動から、あまり良いイメージはなかったのだが、この作品を見て、ますます…

 5人の子ども(しかも末っ子はまだ赤ちゃん)を育てながら、市長→州知事をしているペイリン氏は、本当にすごいと思う。知事としての力がどうだったのかは全くわからないが、良き母であり、良き妻であり、仕事もできるとしたら、スーパーウーマンだ。スピーチもかなりうまく、聴衆を魅了する。

 だが、どうも彼女は世界情勢に疎いようである。政治経済にも弱そうだ。世界の歴史は全く知らないようだし、そういう人が、政治家になるってどうなの?と思う。そういうことを全く調べずに彼女を候補にしたのがまず間違い。そして、自分の弱点をわかっていながら(いや、わかってなかったのか??)やる気満々の彼女も、あまりに世間知らず。

 この話題のサラ・ペイリン役にジュリアン・ムーア。これがまた本当に似ていて、素晴らしい。この作品通りだとすると、かなりのナルシストというか、自己中というか… 日本にもそんなヤツいたなぁと(^o^;。マケイン上院議員役にエド・ハリス。この作品を見る限り、彼は善良そうな感じ。マケイン陣営のシュミット役にウディ・ハレルソン、デイヴィス役にピーター・マクニコル(アリー・マクビールのジョン・ケージ)、ニコール役にサラ・ポールソン(ジャック&ジルのエリサ)、マーク役にロン・リヴィングストン。

 クリスチャンで、中絶反対派で、鹿狩りをすると言うペイリン氏。その教養の無さを、ティナ・フェイ(30ROCKのリズ・レモンね)がコメディ番組(サタデー・ナイト・ライブかな?)の中でマネしている様子が、そのまま出てきて面白かった。これは吹き替えではなく、原語で見たかったなぁ。

 あの時の騒動の裏側が見られて、なかなか興味深い。彼女、今はどうしているんだろう?

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[映] ミッション:8ミニッツ

 タイム・パラドックスを扱ったSF。こういうの好きだなぁ、久々にわくわくした。

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 シカゴ行きの列車の中で目覚めたコルター大尉。目の前に座る女性は、親しげに自分に話しかけてくるが、誰なのか思い出せない。なぜ自分がこの場にいるのか、全く見当もつかない。自分はヘリのパイロットであり、任務中だったはず… わけもわからぬまま、トイレへ行くと、鏡に映った顔は別人だった… そして突然列車は大爆発。
 意識を取り戻したコルターは、カプセルの中にいた。モニターに映った女性から、真相を聞かされる。それは、今朝起きた列車爆発事故を調査するため、ある乗客の、事件8分前の意識に入り込み、犯人を見つけて次の犯行を防ぐというミッションだった。事情を飲み込んだコルターは、再び事件8分前の列車に転送されるが…

 かなり過酷なミッションである。列車の中に、爆破犯がいるはずと踏んで送り込まれた訳だが、(実際、そうだったのだが) これ、列車の中にいないということも考えられる。乗客もたくさんいる訳だし、見つからない可能性もある。無謀とも思えるチャレンジ。だが、コルターに選択の余地はなく…

 とりあえず、周りの人々を手当たりしだいに疑ってみる。まず最初に爆弾を見つけ、それが携帯電話につながっていたことから、携帯でスイッチを入れていると気づく。それらしき携帯の持ち主を探すべく、人の持ち物を勝手にあさったり、中東系の人物を怪しんで殴りかかったり、かなりやりたい放題である。というのも、失敗したらまたやり直すことができるのだが、次の時にはリセット状態だし、なによりすぐに爆発で死んでしまう人たちである。もう二度と会うこともない。

 とはいえ、失敗するたびに爆発が起き、そのたびに激しいショックと共に現実に引き戻される。いつ終わるかもわからず、さらに自分の身に起きたことを知ってしまったコルターは、やる気を失う。だが、何度も同じ状況を繰り返すうち、列車ないの人々に親近感を持ち、目の前に座る女性クリスティナに愛情を抱き始める。

 コルター役にジェイク・ギレンホール。クリスティナ役にミシェル・モナハン。本部のグッドウィン役にヴェラ・ファーミガ。博士役にジェフリー・ライト。そして、声だけの出演だが、コルターの父役でスコット・バクラ。

 スコット・バクラといえば、そう、ドラマ「クォンタム・リープ(タイムマシーンにお願い)」のサムである。このドラマ、まさにこの映画の元になったと思われる設定で、主人公である科学者が、過去の人物の頭にワープして騒動を解決する物語なのだ。この辺の心遣いがなかなかにくいね〜(^o^)。

 そういえば、「7デイズ/時空大作戦」というドラマもあったね。これは、意識ではなく、人物そのものを7日前に転送するというものだが、何か大事件が起きた後、それを未然に防ぐために転送するというミッションであり、そういう意味では似ている。

 またこれは、アバターにも通じるものがある。ラストなんてまさにそういう感じ。タイムトリップものにありがちなタイムパラドクス、様々な疑問も残る。でも、感動的な結末だなぁ、素直に面白かった〜と思える作品だ。

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2012年12月30日 (日)

[映] ウィンターズ・ボーン

 2011年アカデミー賞4部門ノミネートのこの作品、実はノーチェックだったのだが、なかなか見ごたえあった。

Wintersbone
 ミズーリ州南部の寒村に住む17才の少女リー。心を病んだ母親の代わりに、幼い弟妹を養っていた。ある日、警察に逮捕されていた父親が、自宅を担保に入れて保釈金を借りたものの、疾走したという連絡を受ける。このまま出廷しないと自宅を差し押さえられると言われ、父を探し始めるリーだったが…

 暗い雰囲気の作品だ。リーの力強さに惹かれる。父は逮捕され、母は心を病んで話せず、何もできない状態だ。弟妹はまだ幼く、リーが食事も洗濯も全てする。狩りの仕方を弟に教える。馬の餌も買えず、隣人に託す。収入もなく、かなり切羽詰った状況だが、なんとか頑張っている。本当にたくましい。

 そんなところへ、容赦なくやってくる保安官。父親が見つからなければ家を差し押さえるという。今でさえギリギリなのに、住む場所がなければ生きていけない。リーは父親を探し始める。だが、事情を知っていると思われる人々が、ことごとく口を閉ざす。そして次第に分かってくる真相…

 リー役にジェニファー・ローレンス。彼女は「ハンガーゲーム」の主人公そのまんまの感じで、本当にたくましい。彼女の伯父役にティア・ドロップ役にジョン・ホークス(デッドウッドのソール)。真相を知っていて、隠している人物の一人なのだが、彼女のために力になってくれる、実はいい役。父の元愛人(?)役でシェリル・リー(ツインピークスのローラ・パーマー)。保安官役にギャレット・ディラハント。ミルトンという地元のボスの手下役でデイル・ディッキー(マイ・ネーム・イズ・アールの娼婦パティ)。

 暗い雰囲気で淡々と進行するストーリーで派手さはないが、全く予測のつかない展開に衝撃的なシーンもあり、見ごたえ十分だ。何といってもジェニファー・ローレンスの骨太の演技が素晴らしい。アカデミー賞を受賞できなかったのが残念だ。

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2012年12月29日 (土)

[映] バンバン・クラブ -真実の戦場-

 実話に基づいた作品らしい。ピューリッツァ賞を受賞した報道写真家たちの話だ。

The_bang_bang_club
 1990年、南アフリカ。ネルソン・マンデラ率いるANCと、ズールー族を中心としたインカタ自由党の紛争は激化していた。この地に潜入した戦場カメラマン、グレッグ。先に現地で仕事をしていたケン、ケヴィン、ジョアオらと知り合い、仲間入り。共に行動し、競い合う彼らは、バンバン・クラブと呼ばれるように。ある日、グレッグが撮影した写真がピューリッツァ賞を受賞。一躍有名になるが… 一方、ドラッグにおぼれるようになったケヴィンは、一人アフガニスタンへ旅立つ。そこで撮影した写真「ハゲワシと少女」がピューリッツァ賞を受賞。一躍有名になるが、なぜ少女を助けなかったのかと糾弾されてしまい…

 新参者のグレッグは、少々突飛で無謀な行動に出てしまうが、そのために貴重な写真を撮影することに成功。若いからこそできるのだろう。彼らは共に行動することで、競い合い、助け合う。

 だが、残酷な殺し合いを日々撮影しつづけるうちに、精神を病むケヴィン。ドラッグにおぼれるようになってしまう。仕事でもミスをしでかし、一人アフガニスタンへと旅立つ。そこで心機一転、素晴らしい写真を撮影することに成功。だが、この写真がきっかけで彼は非難されることとなり、ますます心を病んで、ついに自殺してしまう。

 グレッグ役にライアン・フィリップ。ケヴィン役にテイラー・キッチュ。映画「ジョン・カーター」の彼だ。編集者のロビン役にマリン・アッカーマン。

 過酷な仕事である。身の危険も顧みず、銃撃戦の最中にシャッターを切る。同じ南アフリカの人々が、主義主張が違うと言うだけで殺し合う。そんな様子を撮影する毎日。心を病むのも無理はない。無益な殺し合いがなくなることを願う。

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2012年12月28日 (金)

[映] クリスマスのその夜に

 クリスマスの夜に起こった、様々な人間模様が描かれた作品。ノルウェー/ドイツ/スウェーデン制作。

Hjem_til_jul
 クリスマス・イヴ。結婚が破綻、家を追い出されたパウル。どうしても子供たちに会いたくて、サンタに扮してこっそり会いに行くことにするが… パウルの親友の医師、クヌートは、緊急呼び出しを受けて車で向かうと、そこにはコソボから避難してきた若いカップルが。産気づいている妻の出産を手伝ったクヌートは、彼らがスウェーデンへ向かっている途中だと知り… 少年トマスは、クリスマスディナーを囲む家族とは過ごさず、イスラム教の少女ビントゥとのひとときを楽しむ。カリンは、恋人クリステンが、クリスマスの後、妻と離婚するという言葉を信じていたが、嘘だったと知り… 今年こそ故郷に帰ると決めたヨルダンだったが、電車賃もなく、無賃乗車しているのが見つかり、電車から放り出される。雪の中、一人さまよい歩いていると、トレーラーを見つける。そこにいたのは…

 いろいろな人たちの、いろいろなエピソードが交差する。馴染みのない俳優さんたちばかりなので、はじめは誰が誰やらわからず少々戸惑ったが、見ているうちにわかってくるので大丈夫だ。

 詳しい事情はよくわからないが、家族と別居中のパウル。妻にはもう新しい恋人がいて、クリスマスも家族ぐるみで彼と過ごすらしい。子供たちに会いたいのに、会わせてもらえないパウルは、サンタに扮装して子供たちにプレゼントを渡そうと考える。納屋でサンタの服に着替え、やってきた妻の愛人を眠らせ、代わりに我が家へ侵入。子供たちにプレゼントを渡し、思いっきり子供を抱きしめる。何も知らない妻は、愛人だと思って親しげに寄ってくるが、どうして良いのかわからず硬直(^o^;。(写真上 実はロマンティックなシーンではないのだ) そそくさと逃げてくる。その後、まだ眠っている愛人をある場所に放置するのだが、最後は、クスッと笑える。

 クリステンに妻がいると知りながら付き合うカリン。いつか妻と別れてくれると信じてきたが、それも言い訳で、嘘だったと気づく。ありがちな展開だ。だが、最後に彼女がとった行動は、なかなか面白い。これもクスッとなる。

 クリスマスを過ぎてから見てしまったのだが(^o^;、そのへんは大丈夫。ちょっと笑えて、ほっこりできるエピソードがつまった作品だ。

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2012年12月27日 (木)

[映] ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-

 刑務所を出所し、まっとうに生きようとしていた男が、やっぱり悪の道に引きずり込まれ… というストーリー。イギリスの作品だ。

London_boulevard
 重傷害罪で服役していたミッチェル。出所後、彼を出迎えたのは悪友ビリー。豪華な邸宅での暮らしと引換えに、借金取りの仕事を手伝うよう言われる。ギャングの仕事はしないと決めたミッチェルだったが、断りきれず。そんな中、引退した女優シャーロットの警護を引き受けることに。彼女は、ロンドンの大邸宅に引きこもって生活していたが、パパラッチが連日彼女をとりかこみ、すっかり精神的に参っていたのだった。

 ミッチェル役にコリン・ファレル。シャーロット役にキーラ・ナイトレイ。シャーロットの身の回りの世話をしているジョーダン役にデヴィッド・シューリス(ハリー・ポッターシリーズのルーピン先生)。ミッチェルの妹ブライオニー役にアンナ・フリエル(プッシング・デイジーのチャック)。ビリー役にベン・チャップリン。悪徳刑事役にエディ・マーサン。

 足を洗おうと思っていても、悪い仲間からの誘いを断るのは難しく、断ったら断ったで命を狙われる羽目になり… という、犯罪の悲しき連鎖といったところか。ラストの感じは、「ラスト・ターゲット」に似てるかな。

 最後はなんだかみんな死んでしまって(^o^;、最後に勝つのはやっぱり若者!?

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2012年12月26日 (水)

[映] ハーフ・デイズ

 マンハッタンとブルックリン、どちらへ行くかで運命が変わるらしい。それぞれの場合をグリーンバージョン、イエローバージョンと色分けして交互に描いている辺り、ドラマ「アウェイク」に似ている。

Uncertainty
 7月4日、NY。ブルックリン橋の真ん中で、マンハッタンとブルックリン、どちら側に行くかをコインで決めたボビーとケイト…
 グリーンバージョン:ブルックリンへ行ったボビーは、ケイトの車に乗り込み、ケイトの家族の元で休日を過ごすことにするが…
 イエローバージョン:マンハッタンへ行ったケイトは、ボビーの乗るタクシーへ同乗。すると、前の客が置き忘れた携帯電話を見つける。持ち主に返そうとするが、ギャングのトラブルに巻き込まれ…

 ボビー役にジョゼフ・ゴードン・レヴィット。ケイト役にリン・コリンズ。

 それぞれの場合が、かなりめまぐるしく変わるので、しっかり見ていないと訳がわからなくなってしまう。わかりやすいように服の色も緑と黄色にしたのだろう。

 選択した早々、拾った携帯電話をめぐって騒動に巻き込まれる黄色バージョン。目の前で人が殺されたり、追われたりと、最初からスリリング。金も絡んで、表情が緊迫している。それに対し、家族とのゴタゴタくらいの騒動で、比較的のんびりムードの緑バージョン。とりあえず命の危険はなさそう。

 家族のゴタゴタはあるにせよ、とりあえず身の危険はない緑の方がいいなぁ、どう考えても。黄色バージョンでも、家族のゴタゴタは存在するはずなので、プラス、ギャング絡みの危険という、いいことないバージョンだ。よくわからないのだが、マンハッタンとブルックリンの選択というのは、ケイトの家族に会いに行くかどうかの選択という意味?? いずれ行かなきゃならないんじゃないの?

 結局、選択とか決断とか言う言葉が何度も出てくるのだが、何を選択し、何を決断したのかよくわからず。緑と黄色バージョンを同時に描くことの意味もよくわからず。どちらのバージョンも、なんだかなの結末。結局何が言いたかったの、何がしたかったの?? 途中の展開がスリリングだっただけに、結末のハズされた感が大きい。

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2012年12月25日 (火)

[映] 50/50 フィフティ・フィフティ

 難病にかかった青年が主人公なのだが、それほど湿っぽくもならず、かといってお気楽な感じでもなく… ちょっとジーンとくるラストがいい。

50_50
 シアトルに住む27歳の青年アダム。恋人と半ば同棲状態で、まぁうまく行っているし、仕事もそれなりに順調。ある日、腰の痛みを感じて病院へ。検査の結果、“悪性末梢神経鞘腫瘍”と言われる。突然の宣告に呆然とするアダム。抗がん剤治療を受けることにするが…

 こういうとき、周りの人間の本性が見える。恋人レイチェルとは、まぁまぁうまく行っていると思っていたアダム。癌であることを告げると、看病してくれると言うレイチェルの言葉にホッとする。だが、もともと自己中のレイチェル、病人であるアダムが苦しんでいるにもかかわらず、看病している自分を哀れみ始める。なんだかんだと理屈をつけて、結局離れていく。まぁそういう人と言うことだ。

 親友カイルは、一見チャラ男(実際もチャラ男)なのだが、親友の病を知って、献身的に付き添う。時に無神経とも思えるが、それすら、アダムのことを思うが故。決して見放さない。

 少々世話焼きでうっとうしく思っていた母だが、やっぱり母親。こういうときは助けになるよね。

 そんな人たちに囲まれ、見守られ、支えられながら、アダムは闘病生活を送る。

 アダム役にジョゼフ・ゴードン・レヴィット。カイル役にセス・ローゲン。セラピストのキャサリン役にアナ・ケンドリック。レイチェル役にブライス・ダラス・ハワード。母役にアンジェリカ・ヒューストン。患者仲間役にマット・フルーワー(マックス・ヘッドルーム)、フィリップ・ベイカー・ホール。

 何も特別な事は起こらないし、彼の身に起きたことが淡々と描かれているだけなのだが、好感の持てる作品だ。いろいろな人がいるなぁと思う。

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2012年12月24日 (月)

トマト麹で焼きおにぎり

 トマト麹の利用法を考え続けてだいぶ経つ。

 

とりあえず肉料理や魚料理に使ってみたり、サラダに入れてみたりと、塩麹と同様の使い方はだいたい美味しい。けど、特別トマト麹である必要性を感じない。トマトの香りもあまり残らないし、なら塩麹でいいじゃんと言った感じ。ううむ…

 あんかけ茶碗蒸しの「あん」に使ってみる。トマトあんにして、トマト麹で味付け。これはなかなかいい。トマトとトマト麹だけで、何のダシもいらない。トマトの酸味も利いている。

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 焼きおにぎりにも挑戦。初めは、ご飯に混ぜ込み、中にチーズ、上にもチーズを乗せて焼いてみるが、ご飯に混ぜた段階で失敗な予感。味は悪くないけれど、ご飯に混ぜてしまうとまとまりにくくなってしまう。味もぼやけてしまって、今ひとつ。(同様に、醤油麹+おかかを混ぜ込んで焼きおにぎりにしてみたが、こちらも今ひとつ)

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 それならばと、味噌麹同様、表面に塗ってみる。ご飯の上にトマト麹を塗って、チーズを乗せて焼いてみる。これは!! これは本当に美味しかった(^o^)。ピザの感じに近く、トマトの香りも生きているし、チーズもとろけて美味しい~!! (写真左は味噌麹の焼きおにぎり。こちらは危なげなく美味しい)

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 と言うことで、そうか、トマトソースのように使えばいいのねと気づく。トマトソースよりも少々塩気が強いので、少しでいいと思う。パンに塗ってチーズを乗せて焼けばピザトーストだし、クラッカーに乗せてオードブルもいいかも。

 やっといい利用法を思いついた辺りで、トマト麹も残りわずか…

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[映] ランゴ

 子ども向けアニメなのだが、なかなか面白い。西部劇のようで、どこかで見たようなストーリー…

Rango
 ペットとして人間に飼われているカメレオン。ガラスケースの中で、のんびりお気楽に暮らしていたが、ある日、飼い主の車で移動中に事故に遭い、砂漠に放り出されてしまう。突然、厳しい世界に放り出されてしまい呆然とするが、なんとか荒野の街ダートタウンにたどり着く。周りに知り合いが誰もいないのをいいことに、そこでランゴと名乗り、武勇伝をでっち上げる。だが、そのせいで保安官に任命されてしまう。そして街は、深刻な水不足だった…

 ランゴというのは、主人公のカメレオンが、勝手に作り上げた言わば虚像。正義のヒーローに憧れていた彼は、見知らぬ土地へ来たのを良いことに、武勇伝をでっち上げる。どうせ誰にもわからないし。でも事件が起きて… と言う展開だ。

 ランゴの声役にジョニー・デップ。プリシラの声役にアビゲイル・ブレスリン。あと、ネッド・ビーティ、アルフレッド・モリーナ、ビル・ナイ、ティモシー・オリファントらが声で出演。でも、見たのは日本語吹き替えだったからなぁ、残念。

 いろいろな動物たちのキャラクターが、ユーモラスかつリアル。銀行に預けてあるのが水っていうのが面白い。確かに、砂漠ではなによりも貴重なものだね。オチも面白い。親子で楽しめる作品だ。

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2012年12月22日 (土)

味噌作り2012

 やれやれ、今年もなんとかお味噌を仕込むことができた。何度目になるのだろう?? 実は、前回は今年の2月なのだが…

 友達の家で教えてもらった時は、失敗してしまった味噌。その後、「手前味噌セット」という味噌作りセットを使ってずっと味噌を作ってきた。このセットに入っている麹は乾燥麹なのだが、これまで特に何も考えず、麹ってこういうもんなんだと思って作っていた。

 塩麹ブームに乗って麹をいろいろ買うようになり、麹屋さんの存在を知った。スーパーで売っている麹は乾燥麹で、麹屋さんのとはちょっと違うこともわかった。袋入りの乾燥麹は、サラサラとしている。だが、麹屋さんの麹は、ちょっとしっとりとしたお米の粒の周りに、カビのように白いものがたくさん付いている。いかにも生き物な感じ。スーパーで売っている乾燥麹でも、「都こうじ」は、麹屋さんの麹に結構近く、手軽に買える割に本格的なので便利ではある。

 塩麹を作っていて、乾燥麹よりも、麹屋さんの麹の方が早く作れることに気づいた。それにやっぱり美味しい。そうだ、今年はちゃんと麹屋さんで材料を仕入れて味噌を作ってみようと思いつく。

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 昨日から水に浸けておいた大豆を、朝9時から圧力鍋で煮始めた。前回、セットで作った時より分量が多いようで、5回に分けて煮た。熱いうちでないとうまく潰れないので、麹も塩も5等分にし、茹でては潰し、麹+塩と混ぜ合わせる作業を5回。狭いキッチンで、手持ちの大きめの鍋やらボウルやらを総動員。一人で4時間かけてなんとか作業を終えた。やれやれ。

 ホーローと、カメに入れて重石を置き、新聞紙でくるんで床下収納へ。セットを使っていたときは6ヶ月くらいから食べられるけど1年以上置いた方が美味しいと書いてあったのだが、麹屋さんの話では、3ヶ月くらいから食べられるとのこと。やっぱり麹屋さんの麹だと熟成が早いのかな。

 仕込みは冬と思っていたのだが、いつでも大丈夫だよ言われた。そうなんだ〜。それなら、来年の3月くらいにもう一度仕込めば、お味噌買わなくてもいいかも? 乾燥麹の時と、お味噌の味も違うのかなぁ? 3ヶ月後が楽しみだ。

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[映] HUNTERS ハンターズ

 なんだか知った顔がほとんで出てこないなぁと思ったら、制作はフランス、ルクセンブルク、ベルギー。そうか、おフランスの映画かと思ったのだが、どうやら舞台はアメリカ? しかも英語。謎だ…

Hunters
 退役軍人ル・セイント。重傷を負い、療養した後、地方警察で働くことに。書類を調べていて、この地域では行方不明となる人が、他の地域よりなぜか異様に多いことに気づく。そのことを上司に指摘、調査したいと申し出るが、上司からは重要な証人の警護を言い渡される。証人との待ち合わせ場所を指定されるが、直前になってその場所で暴動が起こったため、急遽場所を廃墟となった要塞に変更。だがそこには、日頃の鬱憤を晴らすために人間狩りをしている男たちがいた…

 って、をいをい、なんだよそれ… という感じのストーリーだ。

 まず、主人公と思われるル・セイントという人物、どうやら退役軍人のようで、戦地で重傷を負って退役したらしい。トラウマになっているようでもあるが、その辺は詳しく描かれていないので、謎。恋人もいたようなのだが、細かいことは全く分からず。

 彼の警察での上司は、彼が興味を持った失踪事件について、そんなことはしなくていいと一蹴。代わりに、要人の警護を言い渡す。重要な証人らしい。その待ち合わせ場所まで指定するのだが、廃墟となった要塞の方がいいのでは?と抗議するル・セイントに対し、烈火の如く怒り、猛烈な勢いで反論する上司。この辺からして、もうかなり怪しい人である。

 ル・セイントが公園を走っていると、同様にジョギングしている女性アリスと知り合う。この絡みは必要だったのかどうか、かなり疑問だが、彼女以外のキャストは、あまりパッとしないので、必要だったのかも。ポスターではど真ん中で、なんだか主役みたいだが、はっきり言って添え物である。

 ル・セイント役にクリス・ブライアント。マイケル・ダグラスに目が似てるなぁ。彼の上司役にテレンス・ノックス。人間狩りしているメンバー役にスティーヴン・ウォディントン、トニー・ベッカー。アリス役にディアナ・アグロン。

 要塞でのバトルはなかなかスリリングではある。日頃、仕事でむしゃくしゃして鬱憤がたまっているおじさんたちの気持ちもわからないでもない。だが、ストーリー展開はあまりに乱暴だし、結末はミエミエだ。もうちょっとストーリーを練って欲しかったかな。

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2012年12月19日 (水)

[映] ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

 早い、今年のアカデミー賞にノミネートされていた作品、もうWOWOWで放送。なんてタイトルだろうと思ったのだが、原題の直訳だ。

Extremely_loud_and_incredibly_close
 人との関わり方に少々問題のある少年オスカー。父トーマスの考えた調査探検ゲームが大好きで、父と共に地図を広げては謎解きを楽しんでいた。だが、9.11で父を突然失ってしまい、そのことがなかなか受け入れられずにいた。1年後、やっと父の部屋へ入ることができたオスカーは、クローゼットで偶然、封筒に入った鍵を見つける。この鍵を使って開けた先に、何か答えがあると信じたオスカーは、封筒にあった「ブラック」と言う言葉を手がかりに、鍵穴を探し始めるが…

 とっても悲しいお話なのだが、感動的だ。

 オスカーは、普通の少年とは少々違うようだ。頭はすごくいい。10歳とは思えない。だが、人と話すのがちょっと苦手で、パパッ子だ。トーマスは、そんな彼のために、調査探検ゲームを考える。オスカーが自分で考え、いろいろな人に話しかけ、情報収集するよう仕向ける。そのゲームを心底楽しみ、父親との時間をとても大切に思っていたオスカー。そんな父が、ある日突然いなくなってしまう。

 オスカーには、とても受け入れられない現実である。何も悪いことしていないのに、病気でもないのに、突然いなくなる。遺体も見つからないまま葬儀を行う母に、反感を持つ。そんな時に見つけた鍵。父の考えた調査探検ゲームに違いないと信じ込む。信じて突き進むことで、父の死をほんの少しだけ忘れていることができるのか。父からの「解答」があると信じ込む。

 オスカー役にトーマス・ホーン。彼の演技がとにかく素晴らしい。どこか不安げな大きなブルーの瞳。どこまでも素直な表情。トーマス役にトム・ハンクス。母リンダ役にサンドラ・ブロック。いつもの芸風、一人でやたらとしゃべる「ウザい女」ではなく、夫を失った哀しみに耐えつつも、息子をそっと陰から見て支える良き母である。祖母の間借り人役でマックス・フォン・シドー。話せないと言う設定なので、セリフはなし、全て筆談と、手のひらに書いた「YES」「NO」で表現するのだが、彼とオスカーとのシーンがまたいい。マンションのドアマン役にジョン・グッドマン。オスカーが最初に探し当てた「ブラック」さん役にヴィオラ・デイヴィス。

 オスカーは鍵穴を見つけるのだが、思っていたような答えは得られない。でも、その過程でいろいろな人に会い、いろいろな話を聞き、励まし、励まされる。間借り人との関係にも気づく。そして何より、自分を理解してくれないと思っていた母が、実は自分のことをすごくよく見ていてくれたと気づく。

 911の悲劇から立ち直る話だ。

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2012年12月18日 (火)

[映] ディア・ダディ 嘘つき父さんの秘密

 劇場未公開らしいが、ブラックな笑いでなかなか良かった。「いまを生きる」では存在感のある教師を演じたロビン・ウィリアムスだが、こちらでは、こちらはずいぶんと存在感のない教師だ。

Worlds_greatest_dad
 高校教師ランスは、シングルファーザー。詩を教えているが、夢は作家。これまでいくつもの作品を仕上げたが、出版社からは見向きもされない。一人息子カイルの唯一の関心事は、「性」。ある日、ランスは、つき合っている同僚クレアとの食事に、カイルを連れて行く。だが、机の下でクレアの下着を盗撮したカイルは、その夜、それを見ながら窒息プレイをしていて、窒息死してしまう。突然の息子の死にショックを受けたランス。とっさに、彼が首つり自殺したように見せかけ、彼の遺書をねつ造するのだが…

 小さなウソが、次第に大きくなり、ウソがウソを呼んで収拾つかなくなり… と言うお話だ。

 ランスは、高校教師なのだが、なりたくてなったわけではないようだ。作家になりたくて、作品をいろいろ書いているのだが、出版社からは全く相手にされず。それでもまだ夢は捨てておらず、いつの日か、作家として食べていかれるようなることを夢見ている。

 息子カイルは、本当にしょうもない青年だ。勉強もせず、何かに打ち込むでもなく、毎日考えるのはセックスのことばかり。学校でもたびたび問題を起こす。父ランスが優しいのをいいことに、我が儘言い放題。相手の気持ちにはお構いなしだ。

 そんな息子を、どう扱っていいのかわからないランス。どんな息子でも可愛いのだろう。突然の死にショックを受けるのだが、よりによって窒息プレイで命を落とすとは。あまりに恥ずかしい出来事でもあり、とっさに偽装工作したのだろうが、ねつ造した遺書のデキが素晴らしく、みなに感動を与えてしまったために、一躍注目の的になってしまう。

 ランス役にロビン・ウィリアムス。カイル役にダリル・サバラ(スパイキッズのジュニだね)。クレア役にアレクシー・ギルモア。彼女に気がある同僚役にヘンリー・シモンズ(ペッパー・デニスのカーティス・ウィルソン)。校長役にジェフ・ピアソン。あと、ブルース・ホーンズビーが本人役で出演している。

 今まで誰からも相手にされなかった教師が、息子の死をきかっけに人気者になってしまうとは、何とも皮肉である。彼がねつ造した息子の日記は、出版までされてみんなを感動させる。つまり、彼の文章はうまいのだ。

 騒動のあと、彼がとった行動には好感持てるし、ラストシーンはなかなか素敵。劇場未公開がもったいない作品だ。

 

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2012年12月15日 (土)

[映] マイキー&ニッキー

 ピーター・フォーク主演ということで、76年と少々古い作品ではあるが、興味を持って見てみた。はっきり言って、面白くなかった。

Mikey_and_nicky
 組織の金に手を付けたために、命を狙われているニッキー。親友のマイキーに助けを求め、ホテルに呼び出す。だが、マイキーはニッキーを裏切り、殺し屋キニーにニッキーの居場所をこっそり知らせる。気まぐれなニッキーが予想外に移動したため、すっかり振り回されるキニーだったが…

 マイキー役にピーター・フォーク。ニッキー役にジョン・カサヴェテス。キニー役にネッド・ビーティ。

 殺し屋に狙われてるっていうのに、ちっとも街を出て身を隠す感じではなく、のらりくらりとニッキーを連れ回してあちこち寄り道するニッキー。そんな彼を気遣うようなそぶりを見せてつき合いつつ、キニーに連絡して殺させようとするマイキー。2人の関係が全く理解できない。

 本当に殺されると思ったら、とっとと逃げなさい。最後、マイキーの自宅に押しかけたニッキーを、居留守を使って家に入れないマイキー。それでも、入れてくれとドアの前でごねるニッキー。そこへやってくる殺し屋キニー。来てるってわかってるのに、逃げもせずにそこで殺されるのを待つニッキーってどうよ。諦めちゃってるってこと??

 ニッキーの、女性対する態度もいただけないし、ニッキーの彼女だって知っていながら、ニッキーに言われるがままに彼女に迫るマイキーも意味不明だし、そんな男に何の抵抗もせずにメソメソしている女も女だし、とにかく見ていてあらゆる点に納得がいかず。

 幻の傑作って書いてあるが、どこが面白いのか全くわからなかった。

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2012年12月14日 (金)

味噌麹、トマト麹で何を作るか

 

味噌麹と聞いて、???と思ったが、作ってみるとこれがなかなか美味しくて、いろいろ使い勝手もいいことがわかる。

 キュウリと和えても美味しいし、ごま油でさっと炒めたレンコンの味付けに使っても美味しい。焼きおにぎりにしても美味しい(^o^)。

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 なにより、味噌そのものよりも味が薄くなっている上に、甘み、うまみが増しているので、そのままで美味しく利用できるところが大きいと思う。自家製の味噌で作った味噌麹なら、なおさら美味しい気もする。

 だが、困ったのがトマト麹。こちらは、すぐに美味しそうと思っていろいろ使えると踏んだのだが、意外と難しい。

 とりあえず、肉や魚を漬け込んで焼いてみた。なるほど、トマトの香りもするし、麹で素材のうまみも増しているしで美味しい。

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 マカロニの味付けに使ってみたりもする。ただ、絡みにくいので、マカロニとトマト、歯ごたえと香りを出すためにセロリを一緒に炒め、トマト麹で味付けしてみた。これもなかなかイケる。

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 確かに美味しいのだが、「トマト麹」でなくてはいけないものか?と問われると、ちょっと困る。塩麹とトマト(ケチャップとか)じゃダメなのかと言われると、それでもいいかもねと思ってしまう。万能な塩麹に対して、ちょっとインパクトが弱い。

 パン生地にも入れてみる。塩麹フランスパンがヒットだったので、同じようにトマト麹を使ってみると、これもなかなかいい。ほんのりトマト色の生地。なんとなくトマトの香り。チーズとの相性もいい。バジルを混ぜても良かったなと後で思う。次はやってみよう。

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 トマト麹ならではと言う料理を考えてみたいと思う。まだまだ発展途上である。

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[映] チェンジ・アップ/オレはどっちで、アイツもどっち!?

 副題がなんともダサいが、「フォーチュン・クッキー」とか、「ヴァイス・ヴァーサ」と似てるかな。親友同士で中身が入れ替わってしまうというストーリー。親子だったり、男女だったり、いろいろなパターンがあるが、これは親友同士、しかも、真面目な所帯持ちと、独身のチャラ男が入れ替わることで起こるドタバタがコミカルに描かれている。

Changeup
 子供たちの世話に追われる弁護士デイヴ。妻を愛しているものの、毎日の生活と仕事で疲れはてていた。一方、親友のミッチは独身。売れない俳優であるミッチは、時々仕事が入るものの、あとは遊んでお気楽に暮らしていた。一緒に飲みに行った二人は、お互いの境遇の違いを嘆き合い、酔った勢いで噴水に立ちション。その際、二人で同時に、相手に入れ替われたらいいと願う。翌朝目覚めた二人は、人格が入れ替わっていて…

 すぐに噴水に戻るが、なぜか工事中で、直るまで元に戻れないという設定らしい。お互い、相手の職場に行ってみるものの、うまく行くはずもなく… 妻に説明するも、信じてもらえない。まぁ当然か。妻に信じてもらえないので、やむなく入れ替わったまま生活することになった二人。

 入れ替わることから起こるドタバタを、どう面白く描くかだけだと思うのだが、これは入れ替わったのが二人とも男性、親友同士ということで、エッチなシーンが出てくるので、R15指定。だいたい、ミッチは、俳優と言ってもポルノ俳優のようで、撮影現場に行ったデイヴはかなり面食らう。デイヴの美人妻ジェイミーとエッチできると浮かれるミッチだが、セクシーとはかけ離れた「妻」ジェイミーの姿を見て戦意喪失。

 デイヴ役にジェイソン・ベイトマン。ミッチ役にライアン・レイノルズ。妻ジェイミー役にレスリー・マン。デイヴの同僚役でオリヴィア・ワイルド。ミッチの父役でアラン・アーキン。デイヴの上司役でグレイゴリー・イッツェン(24のチャールズ・ローガン)。

 最後は丸く収まることは見えている。入れ替わったことで、身近な相手から、普段直接聞くことができない心の内を聞かされることになる。ちょっとエッチな入れ替わりドタバタを楽しむ作品かな。

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2012年12月13日 (木)

[映] ツリー・オブ・ライフ

 今年のアカデミー賞に、3部門ノミネートされていたので、気になっていた作品なのだが、はっきり言ってよくわからなかった…

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 母親の元に、次男が亡くなったと言う知らせが届く。連絡を受けて、失意に暮れる父親… 50年代のアメリカ。愛し合い結婚した男女は、やがて3人の男の子を次々と授かる。子供達はすくすくと成長し、幸せなひとときを過ごしているように見えたが…
 父と同じくらいの年齢になった長男は、子ども時代を回想し、厳格だった父、優しかった母、そして若くして亡くなった弟と過ごした日々を思い出す…

 とても宗教的な作品だ。50年代に結婚し、子どもを授かって育てている夫婦。一見、幸せな家族に見えるが、厳格な父親は執拗に長男につらく当たる。しつけなのか、当たり散らしているだけなのか、ちょっと区別がつかない。だが、彼は子どもをとても愛しているようでもある。

 一家のホームビデオのような断片的な映像の合間に、現代と思われる、父親と同じ年頃になった長男の映像が挟まれている。彼が昔を振り返っているようにも見える。だが、彼が何者で、何をしているのかは全くわからない。ただわかるのは、父への複雑な思いを抱えているらしいこと、若くして亡くなった弟について思い出していること。

 さらに、宇宙で地球が誕生し、生命が誕生し進化していく映像も挟まれている。とても神秘的な映像であり、詩的なナレーションも相まって、不思議な作品に仕上がっている。

 父親役にブラッド・ピット。母親役にジェシカ・チャステイン。大人になった長男役にショーン・ペン。

 プールでおぼれて死んでしまう少年、火災で火傷を負ってしまう少年。いろんな子供達がいるが、生き残った者はみんなたくましく生きている。命はつながっている。そういうことがいいたいのか?? 映像はなかなか美しいが、だから何? と言いたくなるようなストーリー。ちょっと期待はずれだったが、確かにフランスでウケそうな作品である。

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2012年12月12日 (水)

[映] バンクシーの世界お騒がせ人間図鑑

 覆面芸術家のバンクシー(「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」参照)が共同監督した作品らしい。同じくお騒がせな人々の様子が紹介されている。

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 70年代のストリーキングに始まり、今ではバンクシーのように街でちょっとしたイタズラをして、映像をネットで配信する人々を紹介。チャーチル像の頭に芝生を切り取って乗せ、モヒカンにした子供じみたイタズラから、「イエスマン」のように権力に抗議するために立ち上がった人たち、権力者にパイ投げを繰り返す者もいる…

 いろんな人がいるなぁと思う(^o^;。見ていてとても楽しい映像だった。他愛の無いイタズラもあれば、迷惑ないたずらもある。だが、イエスマンは、なかなか芯があっていいと思った。自社の不祥事にもかかわらず、非を決して認めようとしない企業の代わりに、その会社の責任者を語って非を認めて謝罪してしまうイエスマン。賠償もするとか勝手に言っちゃって、いいの??って感じだが、ちょっとスッキリする。

 権力者にパイを投げてしまう人、多くの人々の代わりにやってくれている気もする。心では思っていても、実際にはできないもんね、普通。

 そんなお騒がせ人間たちには、今後も活躍してほしい。

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2012年12月11日 (火)

[映] 5デイズ

 北京オリンピックの陰で、こんな事件が起こっていたなんて、全く知らなかった。ロシア軍とグルジア軍の5日間の戦いを描いた作品。

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 2007年、イラクでの取材中、突然攻撃され、恋人と同僚を失ったアメリカ人戦場ジャーナリスト、トマス。1年後、南オセチアの独立問題でロシアとの対立が激化するグルジアでの取材を決意。かつての仲間とともに最前線へと向かう。地元の結婚式の様子を見ていた彼らを、ロシア軍が爆撃…

 戦場カメラマンの勇気はすばらしい。普段の何気ない会話が、突然の攻撃で中断される様は、本当にリアルで怖かったし、腕の中で死んでいく恋人に何もできない無念さも伝わってきた。

 トマス役にルパート・フレンド。地元の結婚式で知り合った、花嫁の姉タティア役にエマニュエル・シュリーキー(アントラージュのスローン)。カメラマンのセバスチャン役にリチャード・コイル。トマスの恋人ミリアム役にヘザー・グレアム(でも出番は冒頭のシーンだけ)。グルジアの大統領役にアンディ・ガルシア。大統領の側近役でディーン・ケイン(新スーパーマンのクラーク・ケント)。トマスの仲間役でヴァル・キルマー。

 ロシアとグルジアの対立で、訳も分からぬまま殺されていく人々。今までの幸せな生活が、あっという間に壊されてしまう。その様子を、なんとしても世界に発信しなくてはと言う使命感から、身の危険も顧みずに現場に飛び込んで取材するトマスたち。ロシア軍の傭兵たちに捉えられ、映像を渡せと迫られるが、守り抜く。まさに捨て身の報道である。

 彼らの行動にはジャーナリスト魂を感じる。

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2012年12月10日 (月)

[映] ラブ&ドラッグ

 タイトルから、犯罪ものなのかなと想像していたのだが、全く違った(^o^;。ドラッグというのは、バイアグラのことで、製薬会社のプロパーが主人公だ。

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 上司の彼女と関係を持ったのがバレでクビになったジェイミー。ファイザー製薬で営業マンの仕事をすることに。得意の話術で、女性スタッフたちに近づき、自社製品を売り込むが、狭量なライバルがいるため、なかなか思うようにいかず。そんな時、若年性パーキンソン病を患う女性マギーと知り合う。病気のために、深い付き合いになることを避けるマギーだったが、次第に彼女に対する気持ちが本物になっていくジェイミー…

 ジェイミーの家族は、みな高学歴高収入。親は医者であり、ジェイミー自身もおそらくとても優秀なのだが、多動症のために学業はうまくいかなかったらしい。医学部に進学するも、諦めている。そんな彼は、家族の中の厄介もの扱い。仕事も能力はありながら、女性関係がかなりルーズなので、すぐに問題を起こしてしまうらしい。

 製薬会社の営業マンは、彼に向いている仕事かもしれない。とにかく女性の気を引くのがうまい。少々強引だが、相手の懐に入り込み、自分のペースに持ち込む。相手を気分良くしつつ、自分の思う方向へ持っていく。

 たくさんの女性とその場限りの関係を持ってきたジェイミーが、初めて本気になったのがマギーだ。だが、病気を気にして、深入りをさえたいマギー。パーキンソン病について調べたジェイミーは苦悩。そんな時、仕事ではバイアグラの担当となり、業績を上げる。

 ジェイミー役にジェイク・ギレンホール。マギー役にアン・ハサウェイ。ジェイミーの上司役にオリバー・プラット。ドクター役にハンク・アザリア。ライバル営業マン役でガブリエル・マクト(SUITSのハーヴィー)。病院スタッフ役にジュディ・グリア(ブルース一家は大暴走のキティ)。ジェミーの父役にジョージ・シーガル。

 セックスシーンが盛りだくさんなのでR15指定。進行性の不治の病の恋人と一生を共にするか否か。重いテーマながら、明るく、それでも真面目に描かれている。

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2012年12月 9日 (日)

味噌麹、トマト麹

 塩麹にハマってから、いろいろな料理に塩麹を使っている。醤油麹も美味しいと聞いて、それもさっそく作ってみた。

 そろそろ味噌を作る時期。塩麹+大豆で味噌が手軽に出来ないかと思って、ネットでいろいろ調べていたら(やってみた人がいるらしいけど、結果は不明)、味噌麹とトマト麹というのを発見。さっそく試してみる。

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 味噌麹って、えー、もともと味噌って麹入ってるじゃんと思ったのだが、作ってみるとこれが美味しい。麹とお湯(50℃くらい)を同量で混ぜて1時間ほど置き、「麹+お湯」と同じ量の味噌(つまり麹の倍量)と混ぜるだけ。翌日には食べられるらしい。ネギやショウガ、にんにくを混ぜておけば、そのままで美味しい。

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 味噌に麹の甘みがプラスされ、まろやかな味に。キュウリと和えたり、クリームチーズと混ぜてディップにしたり。生鮭にたっぷり塗ってホイル焼きにしても美味しかった。

 そしてトマト麹。麹と同量のトマトジュースに、塩(15%)を混ぜて1週間ほど置いておく。毎日かき混ぜるのは塩麹と同じだ。

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 さて、これはどうやって使うかなぁ。トマトなのでマカロニと和えてみるか。これもクリームチーズに混ぜてディップにしてみるか。鶏肉に塗ってグリルしてみるか。

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[映] ブッチ・キャシディ -最後のガンマン-

 「明日に向かって撃て!」のブッチ・キャシディが、実は生きていて… と言うその後の物語。スペインの作品だ。

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 1927年、ボリビア。27年前に射殺されたと思われていた強盗ブッチは、ブラックソーンと名を変え、この地で農場を営んでいた。サンダンスの息子がアメリカで健在と知り、彼と共に暮らすため、帰国することに。大金を銀行からおろし、帰宅する途中、スペイン人エドゥワルドに襲われてしまう。反撃したものの、金を積んだ馬に逃げられ、全財産を失うブラックソーン。だが、エドゥワルドは、大富豪の金を奪ったため、追われていると言う。その金を分けると言う条件で、同行させることを許したブラックソーン。次第に打ち解けるが…

 ブッチ役にサム・シェパード。エドゥワルド役にエドゥワルド・ノリエガ。

 ボリビアで細々と農場を経営して暮らしていたブッチ改め、ブラックソーン。周りの人となるべく関わらないように暮らしていたのだろうか。そこへたどり着くまでに、いろいろとあったようで、サンダンスとその彼女と共に南米を転々としていた様子も挿入されている。だが、やがて妊娠した彼女は、子どもの安全のため、単身アメリカに帰国。ブッチとサンダンスは、逃亡生活を続けていたが、サンダンスが死んでブッチは1人に。

 サンダンスの息子に会うため、帰国する決意をしたブラックソーンだったが、エドゥワルドに関わったため、財産を失い、ボリビアの農場で愛した女性を失う。それでも、エドゥワルドが悪人に追われていると信じて、一緒に逃げていたのに… と言う展開だ。

 まぁ、いろいろあったねと言う感じだろうか(^o^;。年老いてもなお、1人タフに生きている様は、格好いいと言えば格好いいが、少々気の毒な気もする。あとは、まだ見ぬ親友の息子と無事に会えて、いい余生が送れるといいねぇ…

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2012年12月 8日 (土)

[ド] Breaking Bad シーズン4

 妻スカイラーも巻き込んでのドラッグ製造。もう引くに引けない状態になっているウォルター。ジェシーとの仲も険悪に…

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 重傷を負ったハンクにリハビリが必要になり、大金がかかることに。それを知ったスカイラーは、ドラッグの金を使ってもらうため、ウォルターがギャンブル依存症だったという嘘を思いつく。さらに資金洗浄のため、洗車場を購入することを検討。強引に買収する。

 ゲイルの殺害現場から、メス製造のノートが見つかったことから、意見を求められたハンク。そこから、ゲイルが化学者であり、ガスがボスではないかと感づく。証拠を集めるため、ウォルターに運転させ、独自に捜査し始める。彼の推理は確信に近づきつつあり、ウォルターは発覚を恐れて画策する。

 ガスを殺さなければ、いつか殺されると感じたウォルターは、ジェシーを使って毒殺しようと考えるが、なかなか実行しないジェシー。

 大金を稼げるが、全く自由がないことから、自暴自棄に陥るジェシー。そんなジェシーを連れ出し、汚れ仕事専門のマイクの雑務に同行させる。そこで自信を付けるジェシー。彼を信頼できる人物と感じるガス。ジェシーを連れて、宿敵のアジトに乗り込む。そこで敵を罠にかけ、一掃。

 ジェシーがガスの信頼を得ているのに対し、厄介もの扱いされている自分は、近々殺されるとやきもきするウォルター。毒殺しようにもガスに近づくことすらできない。そこで彼が考えたのは…

 本当に巧みなストーリー展開だ。ガスを始末したいウォルターは、あの手この手を使うが、近づくことすらできない。ジェシーに毒殺させようとするが、これも進まない。挙句、壮大な計画を実行する。これは本当に目からウロコで、ウォルターの頭の良さ、したたかさが見事に描かれている。

 そして、スカイラーもだんだんすごくなっている。洗車場を買うことに決めた彼女は、オーナーに直接交渉に行くのだが、あっけなく断られる。しかも、侮辱される。怒った彼女は、汚い手を使う。かなり強引である。

 さらに、上司が帳簿をごまかし、不正していることが発覚。捜査されたら自分たちの資金洗浄までバレてしまうと懸念。ごまかすため、頭の弱い経理係を演じたりもする。なんとか滞納分を払うだけで済むのだが、今度は金がないという上司。彼に金を渡すため、未知の親族からの遺産をでっち上げる。それなのに、その金を税務署に払わず、高級車購入に充てたりしていることを知り、強引な手段で払わせる。目的のためには手段を選ばない女性である。

 そしてこのシーズンでは、ガスの過去も描かれている。カルテルとは因縁があるようで、トゥコの叔父であるサラマンカには、親友を目の前で殺されている。すかり大物になったガスではあるが、さすがにカルテルには逆らえない。それでも、一歩一歩手を進め、ついに決着を付ける。だが、ウォルターにやられてしまうのだ。

 しっちゃかめっちゃかなウォルター。最終回には本当にビックリだ。そして、彼の戦いはまだまだ続く。シーズン5の放送が楽しみだ。

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[ド] Breaking Bad シーズン3

 次第に深みにはまっていくウォルターとジェシー。ついに大規模なラボで大々的に製造し、大金を得ることになるが…

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 嘘がバレて離婚を迫られるウォルター。しかもスカイラーは、彼が何か犯罪に関わっていることにも感づく。やむなく真相を告白するウォルター。ドラッグ製造を内緒にする代わりに離婚に応じることに。

 仕事は軌道に乗る。ガスから大規模な秘密工場を任されることに。相棒はゲイル。彼も化学者であり、同じ化学者のウォルターを師と仰ぐ。だが、それを面白く思わないジェシーは、自分で稼ごうと考え、キャンピングカーで再びメスを製造。だが、ハンクに見つかりそうになり、ウォルターに救われる。

 トゥコの身内が、敵討ちのためにウォルターを殺しにやってくる。それに気づいたガスは、ウォルターの代わりにハンクを狙うよう仕向ける。殺し屋たちはハンクを狙うが、返り討ちにあう。だが重傷を追うハンク。

 ガスが、ウォルターの代わりにゲイルに製造させようと考えていると気づいたウォルター。このままでは殺されると感じ、危ういところでジェシーにゲイルを殺害させる。

 話はとても複雑になっている。恋人を失ったジェシーは、ドラッグ依存症のセラピーで知り合った女性と親しくなる。その幼い弟が、ガスの手下に言われて殺した相手が、友人のディーラーだと知り、ガスに憎しみを抱くジェシー。その一件で目を付けられてしまった二人は、自らの身を守るために、ゲイルを殺害してしまうのだ。

 かなり危ない橋を渡っているウォルター。だが、そんな時は、夫婦仲が改善し始める。まだ離婚届けを出していなかったスカイラーは、夫婦なら不都合な証言はしなくて済むからと、自ら資金洗浄に関わることを決意。自分たちのために体を張っているウォルターを、頼もしくさえ思う。

 このスカイラーが、なかなかすごい女性である。一度は、ウォルターと離婚するために彼を追い出し、職場の上司と関係まで持つ。だが、真相を知ってからは、彼のために積極的に動く。資金洗浄には、洗車場しかないと言い張る。ウォルターが屈辱を受けた、あの洗車場だ。今後の彼女の活躍も見どころだ。

 

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[ド] Breaking Bad シーズン2

 ドラッグ製造に手を染めた高校教師が、自らの治療をしつつ、家族には内緒でドラッグを製造する二重生活が描かれる。

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 トゥコとの取引で安泰かと思われたが、この男、自身もドラッグ中毒であり、かなりやっかいな存在であることに気づいたウォルターとジェシー。トゥコ殺害を目論むが失敗。殺されそうになる二人だったが、ドラッグの捜査で偶然やってきた義弟ハンクとトゥコが銃撃戦になり、二人はこっそり逃げることに成功。トゥコは死亡。ハンクはヒーローに。

 トゥコがいなくなったところで、手堅く仲間だけでチビチビ売ることにした二人。だが、ディーラーの一人が逮捕され、弁護費用が必要になり、怪しげな弁護士ソウルと知り合う。彼は裏ビジネスにも通じている人物で、これ以後、困ったときには彼を使うことに。だが結局、稼いでもすぐに金が必要となり、金はなかなか貯まらない。
 ディーラーの一人が殺されてしまう。友達だったためにショックを受けるジェシー。チビチビ売るには限界があると感じ、やはり大手の取引先が必要と感じたウォルターは、ソウルを通じてある人物を紹介してもらう。ガス・フリングである。表向きはフライドチキン店のオーナーで、慈善事業にも積極的に関わる善人。だが、裏では、巨大ドラッグビジネスを仕切る人物。彼との大口取引が成功。

 だが、私生活は次第に泥沼に。スカイラーは、ウォルターの行動を不審に思うようになる。手術が成功し、癌が治ったウォルターだったが、隠し携帯を持っていること、エリオットからの資金援助を受けていないことがバレ、離婚を迫られてしまう。一方、一躍ヒーローとなったハンクは昇進するが、トゥコとの銃撃戦や、新しい任地で仲間が目の前で殺害されたことなどがトラウマとなり、精神的に参ってしまう。

 おそらく元々は善良な人間であったと思われるウォルターが、すっかり犯罪者となってしまっている。目的のためには手段を選ばないのだ。トゥコ毒殺計画もそうだが、ジェシーの恋人ジェーンの死にも関わっている。ジェーンとジェシーがドラッグに溺れているさまを見たウォルターは、彼女が良い影響を与えないことを感じ、彼女が死ぬのを黙認。そのせいで、自暴自棄に陥った父ドナルドが、飛行機を墜落させるという事件まで発生。元はといえば、みんなウォルターのせいだと思うと、彼の責任は重い。

 大金と引き換えに、大切なものを失ったウォルター。だが、まだここで手を引くこともできたかも…

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[ド] Breaking Bad シーズン1

 まったく、ものすごくドラマだ。善良な高校の化学教師が、ドラッグ製造に手を染めてしまうのだ。現在、アメリカではシーズン5を放送中。日本では、フジテレビ系列でシーズン4まで放送。日本語版DVDは今のところシーズン2までらしい。

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 ドラッグ製造の道に踏み込んでしまったウォルター。とりあえず、自分の治療にかかるお金と、自分が死んだあと、家族が生活するお金(生活費と、ジュニアの学費諸々)を稼ごうと考える。だが、作ったものの、どうやって売りさばいて金にするかが問題。ジェシーのツテでディーラーと接触するものの失敗。もっと大物トゥコに売り込むことに。

 一方、彼の行動が怪しいと気づく妻スカイラー。やむなくウォルターは、肺がんであることを妻に告白。家族会議の結果、積極的に治療をすることになるが、お金が足りない。そんな折、ウォルターのかつての研究仲間で、今は成功しているエリオットに再会。彼の病状を知り、共同研究を持ちかけられるが、それが同情からであると気づいたウォルターは拒否。さらに、資金援助の申し出も断る。治療にかかった金は全てドラッグで稼いだ金を充てるが、スカイラーには言えないため、エリオットからの援助だと嘘をつく。


 このエリオットとの過去が、詳しくはわからないのだが、共同の研究と言ってもどうやらウォルターの研究であったらしく、何かの原因で彼が手を引き、エリオットだけが巨額の富を得たらしい。そのことを未だに根に持つウォルターは、彼からの資金援助を決して受けようとはしない。そこだけは譲れないようだ。

 そもそも優秀な化学者であったウォルター、研究で大金が稼げる見込みがあったらしい。プール付きの立派な家に住んでいるのはそういう理由のようで、やむなく高校の教師をしていたが、だからといって生活レベルを下げるわけにはいかない → 洗車場でバイト ということらしい。悲しいなぁ。

 癌が見つかってドラッグ製造に手を染めたウォルターだったが、まだ家庭は円満で、危ない仕事も家族のためなら頑張れるという感じ。それが次第にとんでもない展開に…

 普通の教師が、病をきっかけにスキンヘッドのワルに変わっていく様子が見ものだ。

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2012年12月 7日 (金)

[映] 127時間

 遭難する話と聞いて躊躇していたのだが、ダニー・ボイル監督作品と聞いて、見てみたくなった。実話に基づいた作品だそうで、ジェームズ・フランコのほぼ一人芝居。単調になりがちな物語だが、実に軽妙に描かれていて飽きない。
127hours

 活動的な青年アーロンは、一人でロッククライミングを楽しむため、ブルー・ジョン・キャニオンへ出かける。車を降りてマウンテンバイクに乗り換え、さらにそれも置いて徒歩で軽快に飛び回っていた時、谷底に転落。しかも、崩れた岩と壁に腕を挟まれ、身動きが取れなくなってしまう。誰にも行き先を告げずに出てきたアーロン。通りかかる人もいない場所で、救助は期待できず…

 通りかかる人もほとんどいない場所、しかも谷底にとらわれてしまったアーロン。腕を抜くことは不可能であり、脱出する方法として考えられるのは、腕を切り落とすことだけ。水とわずかな食料で127時間を生き延びたアーロン。壮絶な物語である。
 それでありながら、アーロンの回想シーンや予知夢(?)などを挿入することで、実に見ごたえのある、それでいてリアルな作品に仕上がっている。

 アーロン役にジェームズ・フランコ。彼の父役にトリート・ウィリアムズ(エバーウッドのアンディ・ブラウン)。母役にケイト・バートン(グレイズ・アナトミーのエリス・グレイ)。ハイキング中に出会った女性クリスティ役にケイト・マーラ、ミーガン役にアンバー・タンブリン。恋人役にクレマンス・ポエジー(ゴシップガールのエヴァ、ハリー・ポッターシリーズのフラー・デラクール)。

 よく耐えたと思う。そして、あんな粗悪なサバイバルナイフでよく脱出できたと思う。体力もさることながら、精神力もすごい。最後まであきらめなかったアーロンに拍手を贈りたい。そして、彼の得た教訓「行き先をメモに残すこと」→誰かに行き先を必ず告げることは大切だと実感。

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2012年12月 5日 (水)

[映] ザ・レッジ -12時の死刑台-

 「崖っぷちの男」と似たような感じかなと思っていたのだが、もっと哲学的!? 「愛」とは何かを問う作品なのか。
The_ledge

 高層ビルから飛び降りようとしている男ギャヴィン。通報を受け、現場に駆けつけた刑事ホリスは、彼を思いとどまらせようとするが、自分は12時までに飛び降りて死なねばならないというギャヴィン。それは一体どういうことなのか、なぜそうなったのかを語り始めるが…


 回想という形で、自分の身に起きたことを語り始めるギャヴィン。同じアパートに、魅力的な人妻シェーナがいて、たまたま彼女が自分の働くホテルで働くことになる。次第に彼女と親密になるギャヴィン。シェーナの夫ジョーは厳格なキリスト教徒であり、夫婦から食事に誘われるが、意見の相違からすぐに口論になってしまう。たしかにあんな相手とは仲良くなれそうにない。

 そんな夫に虐げられているように見えるシェーナに同情し、彼女の気をひこうとするギャヴィン。はじめはなんとなく惹かれて、軽い気持ちだったものが、次第にお互い本気になってしまったのが間違いなのか。情事を気づかれてしまったのがいけなかったのか。
 とにかく、シェーナの不倫に気づき、しかも相手がギャヴィンと知り、激怒するジョー。それからは、とてもキリスト教徒とは思えない行動を取る。切羽詰ったギャヴィンは、シェーナを救うために自らが犠牲になるというストーリーだ。

 ギャヴィンを説得する刑事ホリス自身も、問題を抱えており、それを絡めているのだが、少々弱いのが残念。

 ギャヴィン役にチャーリー・ハナム。シェーナ役にリヴ・タイラー。ジョー役にパトリック・ウィルソン。刑事ホリス役にテレンス・ハワード。ギャヴィンのルームメイト役にクリストファー・ゴーラム。

 愛するというのはどういうことなのか。それが描かれているんじゃないかとは思うが、結末は少々疑問。何もそうしなくても、もっと道はあった気がする。
 

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2012年12月 4日 (火)

[映] 永遠の僕たち

 とても悲しいお話なのだけれど、淡々と描かれていて、意外と悲壮感はない。冒頭にビートルズの曲"Two of us"が使われていて、ちょっとうれしい。

Restless
 赤の他人の葬式に参列する少年イーノック。同じく葬式巡りを趣味にしている、ちょっと変わった少女アナベルと知り合い、次第に親しくなる。両親の眠る墓にアナベルを案内し、両親が事故で他界したことを、自分も昏睡状態で臨死体験をしたことを打ち明けるイーノック。そしてアナベルは、癌で余命わずかだった…

 イーノック役にヘンリー・ホッパー。デニス・ホッパーの息子さんらしい。アナベル役にミア・ワシコウスカ。そして、イーノックにいつもくっついている、日本人特攻隊員の幽霊役で加瀬亮。

 両親を失い、自らも死にかけたイーノックは、幽霊を親友のように思っている。よくアメリカの幼児が、見えないお友達の話をするような感じなのだろうが、この幽霊はなかなかリアルで、一緒にゲームをしたり、相談事をしたりできる相手である。しかも、日本人兵士であり、特攻隊員として戦死した人物らしい。それだけ、イーノックが「死」というものを身近に感じていると言うことなのだろう。彼は、何かに取り憑かれたように葬式巡りをしている。

 そして、同じく葬式巡りを趣味としている少女アナベルと出逢う。出逢うべくして出逢った2人。アナベルは、癌に侵され、常に死を意識してきたのだろう。再発していることがわかり、死期を悟る。そんな状態であるにも関わらず、努めて明るく振る舞う。そして、今を楽しもうと心がける。彼女の、常に前向きな姿に救われる。

 イーノックは、アナベルの死を乗り越えることで、やっと両親の死を受け入れることができたように思う。とても短いけれど、とても深い愛の物語だ。

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