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2012年12月18日 (火)

[映] ディア・ダディ 嘘つき父さんの秘密

 劇場未公開らしいが、ブラックな笑いでなかなか良かった。「いまを生きる」では存在感のある教師を演じたロビン・ウィリアムスだが、こちらでは、こちらはずいぶんと存在感のない教師だ。

Worlds_greatest_dad
 高校教師ランスは、シングルファーザー。詩を教えているが、夢は作家。これまでいくつもの作品を仕上げたが、出版社からは見向きもされない。一人息子カイルの唯一の関心事は、「性」。ある日、ランスは、つき合っている同僚クレアとの食事に、カイルを連れて行く。だが、机の下でクレアの下着を盗撮したカイルは、その夜、それを見ながら窒息プレイをしていて、窒息死してしまう。突然の息子の死にショックを受けたランス。とっさに、彼が首つり自殺したように見せかけ、彼の遺書をねつ造するのだが…

 小さなウソが、次第に大きくなり、ウソがウソを呼んで収拾つかなくなり… と言うお話だ。

 ランスは、高校教師なのだが、なりたくてなったわけではないようだ。作家になりたくて、作品をいろいろ書いているのだが、出版社からは全く相手にされず。それでもまだ夢は捨てておらず、いつの日か、作家として食べていかれるようなることを夢見ている。

 息子カイルは、本当にしょうもない青年だ。勉強もせず、何かに打ち込むでもなく、毎日考えるのはセックスのことばかり。学校でもたびたび問題を起こす。父ランスが優しいのをいいことに、我が儘言い放題。相手の気持ちにはお構いなしだ。

 そんな息子を、どう扱っていいのかわからないランス。どんな息子でも可愛いのだろう。突然の死にショックを受けるのだが、よりによって窒息プレイで命を落とすとは。あまりに恥ずかしい出来事でもあり、とっさに偽装工作したのだろうが、ねつ造した遺書のデキが素晴らしく、みなに感動を与えてしまったために、一躍注目の的になってしまう。

 ランス役にロビン・ウィリアムス。カイル役にダリル・サバラ(スパイキッズのジュニだね)。クレア役にアレクシー・ギルモア。彼女に気がある同僚役にヘンリー・シモンズ(ペッパー・デニスのカーティス・ウィルソン)。校長役にジェフ・ピアソン。あと、ブルース・ホーンズビーが本人役で出演している。

 今まで誰からも相手にされなかった教師が、息子の死をきかっけに人気者になってしまうとは、何とも皮肉である。彼がねつ造した息子の日記は、出版までされてみんなを感動させる。つまり、彼の文章はうまいのだ。

 騒動のあと、彼がとった行動には好感持てるし、ラストシーンはなかなか素敵。劇場未公開がもったいない作品だ。

 

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