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2012年12月30日 (日)

[映] ウィンターズ・ボーン

 2011年アカデミー賞4部門ノミネートのこの作品、実はノーチェックだったのだが、なかなか見ごたえあった。

Wintersbone
 ミズーリ州南部の寒村に住む17才の少女リー。心を病んだ母親の代わりに、幼い弟妹を養っていた。ある日、警察に逮捕されていた父親が、自宅を担保に入れて保釈金を借りたものの、疾走したという連絡を受ける。このまま出廷しないと自宅を差し押さえられると言われ、父を探し始めるリーだったが…

 暗い雰囲気の作品だ。リーの力強さに惹かれる。父は逮捕され、母は心を病んで話せず、何もできない状態だ。弟妹はまだ幼く、リーが食事も洗濯も全てする。狩りの仕方を弟に教える。馬の餌も買えず、隣人に託す。収入もなく、かなり切羽詰った状況だが、なんとか頑張っている。本当にたくましい。

 そんなところへ、容赦なくやってくる保安官。父親が見つからなければ家を差し押さえるという。今でさえギリギリなのに、住む場所がなければ生きていけない。リーは父親を探し始める。だが、事情を知っていると思われる人々が、ことごとく口を閉ざす。そして次第に分かってくる真相…

 リー役にジェニファー・ローレンス。彼女は「ハンガーゲーム」の主人公そのまんまの感じで、本当にたくましい。彼女の伯父役にティア・ドロップ役にジョン・ホークス(デッドウッドのソール)。真相を知っていて、隠している人物の一人なのだが、彼女のために力になってくれる、実はいい役。父の元愛人(?)役でシェリル・リー(ツインピークスのローラ・パーマー)。保安官役にギャレット・ディラハント。ミルトンという地元のボスの手下役でデイル・ディッキー(マイ・ネーム・イズ・アールの娼婦パティ)。

 暗い雰囲気で淡々と進行するストーリーで派手さはないが、全く予測のつかない展開に衝撃的なシーンもあり、見ごたえ十分だ。何といってもジェニファー・ローレンスの骨太の演技が素晴らしい。アカデミー賞を受賞できなかったのが残念だ。

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