« [映] セットアップ | トップページ | [映] ミッドナイト・イン・パリ »

2013年2月 5日 (火)

[映] スーパーチューズデー 正義を売った日

 こちらも大統領選のお話なのだが、候補者を支える広報官たちの駆け引きが描かれている。表向きはクリーンな候補者たちの、裏の姿が浮き彫りになる。

The_ides_of_march
 民主党の大統領予備選挙に出馬したモリス州知事。そのルックスと、優れた弁舌、さらに誠実な人柄とその政治理念から人気となり、最有力候補に。スーパーチューズデーを控え、キャンペーンマネージャーのポール、広報官のスティーブンらスタッフにも気合いが入る。そんな時、対抗馬のプルマン上院議員の選挙参謀ダフィは、スティーブンを引き抜こうとする。モリスに忠誠心を持つスティーブンは拒否。
 選挙スタッフの1人、インターンのモリーと関係を持ったスティーブンは、偶然にもモリスの意外な一面を知ってしまう。さらに、ダフィとの面会をポールに打ち明けると、クビになってしまい…

 最初の30分くらいは、どんな話なのかがまったくつかめず、面白くなさそう… と引き気味だったのだが、途中から俄然面白くなる。モリス知事に憧れ、彼を信じて働いてきたスティーブンが、モリスの裏の顔を知った瞬間だ。

 それまでは、理想に燃える青年だったスティーブンが、このときを境にしたたかな男に変わる。それまでクリーンに見えていた選挙戦が、急にどろどろしたものに見えてくるから不思議。

 スティーブン役にライアン・ゴスリング。モリス知事役にジョージ・クルーニー。ポール役にフィリップ・シーモア・ホフマン。ダフィ役にポール・ジアマッティ。モリー役にエヴァン・レイチェル・ウッド。ジャーナリストのアイダ役にマリサ・トメイ。トンプソン上院議員役にジェフリー・ライト。モリーの父役でグレゴリー・イッツェン。

 クビにされたスティーブンのその後の行動は興味深い。モリスの秘密を切り札に、相手陣営に寝返るか、モリスを操るか。または、この仕事を離れると言う選択肢もあるが、彼は一番ずる賢い方法を選んだ。そうやってのし上がる必要のある仕事なのか。

|

« [映] セットアップ | トップページ | [映] ミッドナイト・イン・パリ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [映] スーパーチューズデー 正義を売った日:

» スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ (試写会) [風に吹かれて]
狡猾でなければ務まらない公式サイト http://www.supertuesday-movie.com3月31日公開元選挙広報マンの劇作家ボー・ウィリモンが、実体験をベースに執筆した戯曲“Farrag [続きを読む]

受信: 2013年2月 6日 (水) 12:25

» 「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」 [セレンディピティ ダイアリー]
ジョージ・クルーニー監督、ライアン・ゴズリング主演の、アメリカ大統領予備選挙を題 [続きを読む]

受信: 2013年2月 7日 (木) 17:40

« [映] セットアップ | トップページ | [映] ミッドナイト・イン・パリ »