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2013年2月28日 (木)

[映] ヒューゴの不思議な発明

 去年のアカデミー賞で、5部門受賞した作品。マーティン・スコセッシ監督だ。少年が主人公の冒険ファンタジーか何かだと思い込んでいたのだが、全然違った。スコセッシ監督なりの、映画に対するオマージュだ。邦題には少し不満がある。ヒューゴが発明した訳ではないので、おかしいと思う。原題通り、ただ"Hugo"で良かったと思うのだが。

Hugo
 1930年代のパリ。リヨン駅の時計台の中に一人で隠れ住み、毎日時計のネジを巻く少年ヒューゴ。駅構内で食料や、おもちゃ店で万引きをして暮らしていた。ある日、おもちゃ店でネジまきのおもちゃを万引きしようとして、店主に見つかってしまったヒューゴ。彼のポケットから出てきたノートを見た店主は、衝撃を受け、それを取り上げてしまう。それは、ヒューゴが大切にしていたノート。そこには、機械仕掛けの人形について書かれていた。なんとかノートを取り戻そうとしたヒューゴは、老人の養女イザベルと親しくなり、一緒に人形の秘密を探ると…

 ある意味、冒険と言えるかもしれない。ヒューゴは父を亡くし、時計台の管理をしているおじに連れられてそこに住むようになる。が、当のおじは、彼に管理を任せて、飲んだくれているので、ヒューゴは実質一人で生活している。そんな少年が駅にいるのに、誰も気づかないというのはなんともひどい話である。

 ヒューゴ役にエイサ・バターフィールド。彼の父役にジュード・ロウ。老人役にベン・キングズレー。彼の養女イザベル役にクロエ・グレース・モレッツ。鉄道公安官役にサーシャ・バロン・コーエン。彼が恋する花屋の女性役にエミリー・モーティマー。図書館?の老人役にクリストファー・リー。映画研究家?のタバード役にマイケル・スタールバーグ(ボード・ウォーク・エンパイアのロススタイン)。カフェの婦人役にフランシス・デ・ラ・トゥーア(ハリー・ポッターシリーズのマダム・マクシーム)。彼女に好意を持つ老人役にリチャード・グリフィス(ハリー・ポッターシリーズのバーノンおじさん)。

 少々長い作品で、ゆったりと物語が進行していく。前半はどういう方向に話が進むのか全く展開が読めない。ストーリーはとても謎めいている。ヒューゴが直そうとしている機械仕掛けの人形も謎だし、なぜ老人がノートを取り上げてしまったのかも謎。だが、その謎が、少しずつ分かってくる過程が楽しい。そして最後はとても感動的だ。スコセッシ監督の、映画に対する愛情がわかる作品だ。

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コメント

セレンディピティさん
これ、イメージしていたのとだいぶ違って、とても楽しめました。もっとお子様映画かと思っていたので(^o^;。3Dで上映だったんですね、それも見たかったな。

ルーパーは、実は期待していなかったのですが、これまたちょっと意外な展開で楽しめました。

投稿: マイキー | 2013年3月 1日 (金) 15:05

幻想的で映画愛にあふれた作品でしたね。
スコセッシ監督がこういう作品を作られるなんて!
とうれしい驚きでした。

↓ 実は先月、私もルーパー見たのですが
途中で寝てしまいました…。^^;
ジョセフ・ゴードン・レヴィットよりも
ダイ・ハードのジェイ・コートニーの方が
ブルース・ウィルスに似てましたね。^^

投稿: セレンディピティ | 2013年2月28日 (木) 23:03

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