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2013年2月27日 (水)

[映] LOOPER/ルーパー

 ブルース・ウィリスのもう一つのアクション、ジョゼフ・ゴードン・レヴィットも出てるし、なんとなく面白そうと軽い気持ちで見に行ったのだが、これ、なかなか面白い。SFアクションだが、なかなか深い。荒廃した近未来が舞台だ。

Looper_2
 未来ではタイムマシンが発明され、犯罪組織が利用していた。抹殺するターゲットを過去に送り、そこではルーパーと呼ばれる殺し屋が待ち構えてすぐに射殺。死体を処分し、銀の延棒を報酬として受け取る。若く腕利きのルーパー、ジョーは、日々淡々と仕事をこなしていた。ある日、いつものように仕事をするためにその場所へ行くと、転送されてきたのは、30年後の自分自身だった… 一瞬躊躇したスキに逃走した未来のジョー。逃がしてしまうと、自分の身が危ないため、必死で彼を追う現在のジョーだったが…

 ってのが、だいたい宣伝でも散々見せているところだと思うが、実はもう少し込み入っている。ルーパーの仕事は、実は終わりがあるらしい。それは「ループを閉じる」と言われているらしく、ルーパー仲間の間では周知の事実らしい。30年後の自分が送られてきて、その報酬として、金の延棒が与えられる。つまり、金と引き換えに、余命30年と宣言される。

 同僚の間で、ループを閉じる仲間が相次ぐ。閉じられてしまったルーパーたちは、仕事を終えたあと、大金を得て自暴自棄の30年を過ごすことになるらしい。友達のセスにもそれが起こる。未来の自分を殺せず、逃がしてしまったセスは、ジョーに助けを求めてくるのだが、保身のためにセスを売ってしまうジョー。つまり、仕事に失敗するとどうなるのか、見せつけられている。そしてついに、自分の番が来たという訳だ。

 そのあと、若いジョーと年取ったジョーが仲良く逃走する話なのかと思っていたのだが、ここからまたちゃんとしたストーリーがあって面白い。タイムパラドクスもあるのだが、未来のジョーが、「そんなこたぁ、わかんないし、どうでもいい!」とぶち切れるシーンがあって笑える。いかにもブルース・ウィリスらしい。

 現在のジョー役にジョゼフ・ゴードン・レヴィット。未来のジョー役にブルース・ウィリス。この二人、全く似ていないと思う(^o^;。が、メイクだけでなく、ブルース・ウィリスの表情を真似ているね。鍵となる少年の母親サラ役にエミリー・ブラント。セス役にポール・ダノ。娼婦スージー役にパイパー・ペラーボ(コバート・アフェアのアニー・ウォーカー)。ウェートエスのベアトリクス役にトレイシー・トムズ(コールドケースのキャット)。

 それぞれの事情がわかると、どうなれば丸く収まるのかさっぱりわからなくなってくる。さて、どうまとめるんだろうと思って見ていたが、実に見事に終わる。ストーリーとしては、ターミネーターにオーメンの要素を加えたような感じだろうか。因果応報というか、復讐の連鎖は不毛というメッセージもあり、とても楽しめた。

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