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2013年2月26日 (火)

[映] 今を生きる

 1989年の名作。昔見たのだが、号泣したという知人の話を聞き、そんな話だったか?と思っていたところ。ちょうどWOWOWで放送していたので、見直してみた。当時見たときは、学生たちの年齢に近く、生徒目線だったのだが、今はすっかり学生の親の年齢に近く、親目線となった。

Dead_poets_society
 1959年バーモント州。全寮制の名門校に、新任の英語教師キーティングが赴任。厳しい学校生活の中で、唯一型破りな授業を行う。彼がこの学校の卒業生であることを知った生徒たちは、古い年鑑にキーティングが載っているのを見つける。彼が、かつて、「デッド・ポエッツ・ソサエティ」というクラブを作っていたことを知り、興味を持った生徒たちは、詩の愛好会を結成し、夢中になるが…

 厳格な全寮制の私立学校で、規則にがんじがらめの生徒たちが、型破りな先生の登場でいきいきする姿が素敵だ。洞窟に集まってワイワイやっている様子は本当に楽しそう。(でもタバコはいかんと思うぞ)

 親に進路を決められてしまうというのは、今の時代でもあることだが、当時はもっと厳しかったのだろう。自分が本当に打ち込めるものを見つけたにもかかわらず、親には認めてもらえず、死を選んでしまう青年の話だ。

 キーティング先生役にロビン・ウィリアムス。主人公ニール役にロバート・ショーン・レナード。彼のルームメイト、トッド役にイーサン・ホーク。ニールの父役で、カートウッド・スミス(70’s ショーのエリックのパパ)。そして、詩の愛好会のメンバーの一人ノックス役で、ジョッシュ・チャールズ。グッド・ワイフのウィル・ガードナーである!! 若くてなんともキュート。

 親が子供を思い通りにしたい気持ちはわかる。でもそううまくいかないものだ。なぜイヤだと言えなかったのか、なぜ親の手の中から逃げ出して自活する道を選ばずに死を選んでしまったのか。そういう選択が許されない時代だったのか。

 父の書斎で、父の銃を使っての自殺。明らかに父に対する当てつけだと思うのだが、それでもなお、学校を、ひとりの教師を責める父親。子供の人格を認めない父親の態度、銃を机に入れておく無用心さこそ、責められるべきだと、今なら思うところだが、やはりそういう時代だったということなのだろう。

 悲しいお話ではあるが、やっぱり号泣はしないなぁ。どちらかというと、怒りを覚えるよ、私は。

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